百五十三日目のステータス
今日は153日目です。
ブクマ、評価ありがとうございます。
今日の天候は晴天。
昨日は散々な馬車の移動をしてしまったので、今日はゆったりと馬車を走らせている。
アイシアたちはのんびりと外を眺めたり、会話を楽しんでいた。
「アイシアってさ、好きな人とかいないの?」
【……】
「……いないわね。じっくり考えたけど、本当にいないわ。マッソーさんやレオンは好きとかそういうのとはまた別の異性だし、そもそもお相手がいらっしゃるしガルムさんは素敵だけど、結婚するには年齢が離れすぎてるしってなんだかんだでいないわ。」
「そっか、アイシアはいないのか。」
「そんな事聞くって事はユーはいるの?」
「うん!いるよ!」
「へぇ、どんな人なの?」
「私に薬草のイロハを教えてくれた人なんだけどね、さえない眼鏡のお兄さんで旅に出たばかりでふらふらして人攫いに攫われそうだった私を匿ってくれたの。それで、人との繋がりの薄いエルフは人攫いに合いやすいから人と関われだとか、エルフじゃなくて薬師として覚えられろだとか、色々と教わったんだ。」
「へえ、素敵な人なのね。それでその人とはどうなったの?」
「告白したらフラレちゃった。でもね、それでも家に置いてくれて私が強引に連れて行かれそうになった時はいっつも必死になって守ってくれたの。だから、もう一度告白してみたんだけど、彼はやっぱり私をフったの。納得いかなくってなんでかって聞いてみたら俺が年寄りになった時に迷惑はかけたくないなんて言うのよ、バッカじゃない?それでね、私が迷惑をかける分には良いのかって聞いたら駄目なら泊めるわけないだろって馬鹿にするのよ。」
「そうなの。それでその彼とはどのくらいいるの?」
「ふふっ、それがね、今ではすっかりおじいちゃんなのよ。でもね、私は今でも彼に迷惑をいっぱいかけてるわ。だから彼は今でも私を泊めてくれるのよ。」
「す、すごい話ね。というかユーって何歳なの?」
「女の年齢を聞くのはマナー違反よ、それはエルフも人間も変わらないわ。」
彼女たちの笑い声を背に、俺はのんびりと馬車を走らせた。
俺は【ステータス】を確認した。
ステータス
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名前:ボンちゃん
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種族:ミスリル杖、低位魔神【異邦人】
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性別:男
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年齢:16
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状態:強欲の眷属、筋肉魔神、
精霊鍛治師に鍛えられし杖、憤怒の眷属、
混乱【大】、
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体力:0/0
魔力:9000/9000
筋力:100,000
知力:10
視力:10
聴力:10
運気:10
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恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】
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技能:【不死】、【魔力供給】、
【魔力自然回復<極>】、【念力】、
【怒りの一撃】、【威力増幅<極>】、
【並行射撃<Ⅴ>】、【対魔】、
【硬化】、【念話】、
【筋肉魔神】、【限界突破】、
【気絶耐性<特>】、【欲求変換】、
【疲労無効】、【形態変化】、
【魔力二倍】、【技能貯蔵】、
【調和】、【状態異常固定】
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名前:アイシア・ボーンヘッジ
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種族:人族
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性別:女
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年齢:17
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状態:健康、精霊との友好
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体力:10/10
魔力:215+9000/215
筋力:6
知力:50
視力:10
聴力:50
運気:50
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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】
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技能:【火<大>】、【水<特>】、
【風<中>】、【土<中>】、
【精霊視】、【魔力消費減<特>】、
【精霊同調】、【混乱耐性<小>】
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お読み頂きありがとうございました。
年末年始に書けない日があるかもしれません。出来るだけ余裕のある時に書き溜めておくようにします。