百五十一日目のステータス
今日は151日目です。
今日の天候は晴天。
朝から魔の森の探索を行っているが、マンドラゴラが見つけられない。竜種は3体ほど見つけて討伐し、心臓を採取している。
「ねぇ、マンドラゴラってどこにあるのか分かる?」
「魔力が強ければ生えてると思ったんだけど、見つからないね。」
そんな会話をしていると視界にとことこと歩く根っこを見つけた。二股に割れた人参のような見た目でとことこと歩く姿はどこか滑稽だ。
【おい、アイシア。あれじゃないか?アイシアの後ろを歩いてるあれ。】
散策に疲れたアイシアは俺の言葉に驚き、振り返った。そして、歩く野菜もこちらを振り返った。
アイシアと目が合った。アイシアはすぐさま耳を塞ぎ、ユーにも耳を塞ぐよう助言した。ユーは何の疑問も抱かず即座に耳を塞いだ。
木々が震えた。けたたましい叫び声を上げてマンドラゴラが逃げ出した。聴覚はあっても耳の無い俺は壊れる器官など無く、あっさりとマンドラゴラを【念力】で捕まえた。また発狂されても困るので茎より下は地面に埋めた。
マンドラゴラの発狂のせいか森の中がざわざわと騒がしくなってきている。マンドラゴラの発狂には混乱の状態異常になる効果があるという。俺は既にかかっていて関係なく、またアイシアたちは事前にユーの作った気付け薬を服用しているので問題ないようだ。だが、暴れまわる魔の森の魔物の相手をするのも面倒なので早く逃げた方が良いだろう。
土ごと念力でマンドラゴラを持ち上げるとしよう。
「ユー、とりあえず馬車に戻りましょう。それを鉢植えに入れたら撤退しましょう。」
「あれ??なんか今おかしくなかった?気のせい?」
「ははっ、気のせいでしょ。」
アイシアは適当にごまかし、森の中間地帯へと戻った。鉢植えに移してもアイシアが心配そうにしているので俺が鉢植えに土の上から適度な【念力】を【技能貯蓄】で加えて蓋をすることにした。
俺は【ステータス】を確認した。
ステータス
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名前:ボンちゃん
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種族:ミスリル杖、低位魔神【異邦人】
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性別:男
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年齢:16
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状態:強欲の眷属、筋肉魔神、
精霊鍛治師に鍛えられし杖、憤怒の眷属、
混乱【大】、
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体力:0/0
魔力:8300/8300
筋力:100,000
知力:10
視力:10
聴力:10
運気:10
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恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】
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技能:【不死】、【魔力供給】、
【魔力自然回復<極>】、【念力】、
【怒りの一撃】、【威力増幅<極>】、
【並行射撃<Ⅴ>】、【対魔】、
【硬化】、【念話】、
【筋肉魔神】、【限界突破】、
【気絶耐性<特>】、【欲求変換】、
【疲労無効】、【形態変化】、
【魔力二倍】、【技能貯蔵】、
【調和】、【状態異常固定】
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名前:アイシア・ボーンヘッジ
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種族:人族
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性別:女
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年齢:17
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状態:健康、精霊との友好
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体力:10/10
魔力:208+8300/208
筋力:6
知力:50
視力:10
聴力:50
運気:50
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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】
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技能:【火<大>】、【水<特>】、
【風<中>】、【土<中>】、
【精霊視】、【魔力消費減<特>】、
【精霊同調】、【混乱耐性<小>】
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お読み頂きありがとうございました。