百四十二日目のステータス
今日は142日目です。
評価ありがとうございます。
今日の天候は雨天。
いつもなら家でダラダラするところだが、今日はアイシアが特訓がしたいと意気込んでいたので街の外に出ている。街の移動中はいつも通り水を支配下におく特訓をアイシアがしていたので俺は濡れていない。
【んで、今日は何の特訓をするんだ?】
人気の無い場所までやってきてアイシアが立ち止まったので、ここが目的地かと思い俺は尋ねた。
「今日は土属性と水属性の複合魔法を練習したいの。」
水と土の複合というと泥だろうか。
水と炎で熱湯、もしくは蒸気。水と風で威力や切断力の向上だろう。
アイシアは俺に魔力を通して地面に魔力を流した。雨と地面が混じって溶け合い地面から泥が溢れ出していく。
泥を操って鞭のように叩きつけたり、濁流の破壊力などを確かめたり、何度も複合魔法を使用した。
水だけの時よりも重量や物体としての形があるからか威力が強くなっている。
暫く続けた後、アイシアは水と土の複合魔法に風を乗せて三種の複合魔法を作り出そうとした。けれど、それは水と土を攪拌してばらけさせてしまうばかりでむしろ威力が下がっていた。
何度か繰り返したが、水と土と風の複合は相性が悪いのか諦め、水と土と火の複合を試した。
泥がグツグツと煮えたぎり、蒸発して消えていこうとする水分を抑えつけ、膨れ上がる体積を収縮させたそれは、今にも爆発しそうな熱量の塊へと変わっていく。ただの蒸気の塊ではなく、異物が複雑に混ざり合ったそれは非常に凶悪な破壊力を秘めていることを感じさせられる。
アイシアは少しの間、それを制御した後、誰もいない遠方へと放ち、解放した。
【制御を誤ったら自爆しそうな技だな。】
「そう、だね。これは封印かなぁ。複合魔法は2つの組み合わせでやめておこうかな。」
その後、複合魔法をいくつか試した後訓練を終了した。
俺は【ステータス】を確認した。
ステータス
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名前:ボンちゃん
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種族:ミスリル杖、低位魔神【異邦人】
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性別:男
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年齢:16
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状態:強欲の眷属、筋肉魔神、
精霊鍛治師に鍛えられし杖、憤怒の眷属、
混乱【大】、
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体力:0/0
魔力:5000/6000
筋力:100,000
知力:10
視力:10
聴力:10
運気:10
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恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】
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技能:【不死】、【魔力供給】、
【魔力自然回復<極>】、【念力】、
【怒りの一撃】、【威力増幅<極>】、
【並行射撃<Ⅴ>】、【対魔】、
【硬化】、【念話】、
【筋肉魔神】、【限界突破】、
【気絶耐性<特>】、【欲求変換】、
【疲労無効】、【形態変化】、
【魔力二倍】、【技能貯蔵】、
【調和】、【状態異常固定】
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名前:アイシア・ボーンヘッジ
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種族:人族
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性別:女
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年齢:17
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状態:健康、精霊との友好
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体力:10/10
魔力:190+5000/190
筋力:6
知力:50
視力:10
聴力:50
運気:50
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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】
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技能:【火<大>】、【水<特>】、
【風<中>】、【土<中>】、
【精霊視】、【魔力消費減<特>】、
【精霊同調】
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お読み頂きありがとうございました。