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百三十八日目のステータス

今日は138日目です。

ブクマ、感想ありがとうございます。

 今日の天候は晴天。

 朝から豪勢な食事を見せつけられてしまった。食欲は無いはずなのによだれが出てしまいそうなほど美味しそうだった。

 ユリアたちと共に連れられてガルムさんの工房を訪れるとガルムさんは工房で眠っていた。その横には布に包まれたものが2つ置かれていた。


「どうしますか、ユリア様?」


「もう少ししてから出直しましょう。ずっと頑張ってくれてますから。」


 工房から離れてユリアたちに連れられアイシアはお茶を嗜んでいた。作法をよく分かっていないことをユリアやイザベラが理解してくれているので個室を選んでくれた。

 その際にユリアの兄の使者を名乗る人物がやってきたことを告げると心当たりがあるらしく頭を抱えていた。どうにも彼は兄の信奉者で、兄のこととなると暴走する時があるようだ。普段は有能で、兄の部下には兄の信奉者も多く人望が厚いので切り捨て辛いようだ。ただ、今度同じようなことがあったら私から忠告するとユリアが言ってくれたので大丈夫だろう。

 その後も雑談を続け、暫く時間を潰してから工房へと戻った。


「おお、ちょうどお主らを待っておったところじゃ。お求めのものが完成したぞ。」


 ガルムさんは布を結んでいた紐を解いた。そこからは全てを飲み込みそんな深い闇を感じさせる真っ黒な劔と、先端が大きな半球のようになった杖だった。

 剣の方はガルムさんらしい一品だが、杖の方は何というか地味である。半球の中は綺麗な球体面になっていて技術を感じさせられるのだが、これが求めていたものなのだろうか。


「完璧ね。触ってみても良いかしら?」


「あぁ、構わんぞ。」


 ガルムさんがニヤリと笑った。そして、ユリアが杖に触れた。杖の先端の何も無い場所でぴたりと止まり、そして手を遠ざけると杖の先端の空中が白く曇ったように見える。


「本当にこの純度の水晶を作れる人がいたのね。」


 何も見えなかったが、杖の先端には水晶が付いているみたいだ。凄い技術だ。何か特殊な加工がされているのかユリアが触れた場所も既に空気に溶け込んでいて分からない。埃がくっつかないのだろうか。


「自慢の一品だ。剣には【状態異常吸収】、【状態異常付与】、【重量操作】、【暗黒波】のスキルがセットされている。杖には【魔力五倍】、【威力増幅<大>】、【魔力自然回復<大>】が付与してある。どちらもスキルはまだセット出来るので何かあれば頼ってくれて構わない。」


 とんでもない性能で俺とアイシアは勿論、依頼していたはずの2人も信じられないといった様子だ。


「流石ね。この世に貴方と同じレベルの鍛治師は片手もいないことでしょう。」


「なぁに、素材が良かったまでじゃよ。」


 その後、ユリアとエマさんは舐め回すように武器を眺め、明日一緒に狩りに出ようと約束をした。今日は訓練場で使い心地を試してくると駆け足で出て行ってしまった。私たちはガルムさんと少し話しをした後、高給宿ではなく普通の宿へと帰った。やはりこちらの方が落ち着く。


 俺は【ステータス】を確認した。


ステータス

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名前:ボンちゃん

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種族:ミスリル杖、低位魔神【異邦人】

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性別:男

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年齢:16

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状態:強欲の眷属、筋肉魔神、

精霊鍛治師に鍛えられし杖、憤怒の眷属、

混乱【大】、

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体力:0/0

魔力:5500/5500

筋力:100,000

知力:10

視力:10

聴力:10

運気:10

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恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】

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技能:【不死】、【魔力供給】、

【魔力自然回復<極>】、【念力】、

【怒りの一撃】、【威力増幅<極>】、

【並行射撃<Ⅴ>】、【対魔】、

【硬化】、【念話】、

【筋肉魔神】、【限界突破】、

【気絶耐性<特>】、【欲求変換】、

【疲労無効】、【形態変化】、

【魔力二倍】、【技能貯蔵】、

【調和】、【状態異常固定】

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名前:アイシア・ボーンヘッジ

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種族:人族

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性別:女

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年齢:17

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状態:健康、精霊との友好

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体力:10/10

魔力:185+5500/185

筋力:6

知力:50

視力:10

聴力:50

運気:50

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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】

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技能:【火<大>】、【水<特>】、

【風<中>】、【土<小>】、

【精霊視】、【魔力消費減<特>】、

【精霊同調】

---------------

お読み頂きありがとうございました。

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