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百二十九日目のステータス

今日は129日目です。

ポイント評価ありがとうございます。

 今日の天候は晴天。


「ねぇ、ボンちゃん。」


【なんだ?】


 朝食を食べて部屋でだらりと過ごしていると、ぼそりとアイシアが語り始めた。


「北部前線と今回でかなり稼いだじゃない?」


【そうだな。】


「でも、あれってほとんど私関係ないよね?」


【今回についてはまだしも北部前線ではちゃんと評価されてただろ。】


 また気にしているのだろうか?俺の成果はアイシアのものと思ってくれていいのだが、どうにもアイシアはジャイアニズムに抵抗があるみたいだ。


「……じゃあ、今回は私関係ないよね?」


【そうだな。ただアイシアは俺の身元引受人だからなぁ……】


「そう言われても私の成果じゃないもん。……そうだ!ならボンちゃんが今回のお金の使い道を決めてよ!それが良い!そうしよう!」


【えぇ……めんどくさいな。】


「お願いだから!私にこんな大金の管理なんて無理よ!」


 アイシアの気持ちはよく分かるので俺は渋々了解した。そして、少しの間お金の使い道を考えた。


 その結果、俺たちは今王都の不動産屋と言っていいのだろうか?そこに家を買いに来た。


「これはこれは英雄様ではないですか!貴方様にぴったりの素敵な家がございますよ!」


「人違いです、ごめんなさい、出直してきます!」


 そのはずだったのだが、気付いたら不動産屋を出ていた。プライバシーって大事だよな。絶対あの人色んな人に言いふらすよってとこで家は買いたくないものだ。

 その後、二軒ほど似たような店に出くわして逃げ帰ってきてやってきた四軒目の店は、可愛い看板娘ちゃんのいるいつもの宿だった。

 というか戻ってきていた。


 リーンは看板娘ちゃんともう一人の女の子とクマと仲良くしていた。女の子はレンレンといってクマ使いのテイマーの女の子のようだ。

 魔物の王討伐後にリーンから王都で仲間探しをしてみたいと言われたので少しばかり離れていた。それで同じように一人で活動していた女の子と仲良くなったようだ。どうにもマッソーリロ夫妻からの紹介らしく、それならと俺たちも安心している。

 ただクマがいると言っても女の子二人では危ないので危険な時はいつでも頼るようにとアイシアやマッソーリロ夫妻から言われている。アイシアが言えたセリフでは無いだろう。


 さて話が逸れたが、何故この宿にいるのかというと話はとても簡単だった。


「女将さん!これでいつもの部屋の永住権を売ってください!」


 女将さんに凡そ100年分毎日泊まった場合の費用を見せてアイシアはそう告げた。女将さんは呆気にとられて笑っていた。


「そんなに出さなくても別に良いわよ?でも、もっと良い場所もあるんじゃない?それこそ貴方なら貴族街にでも家が買えそうだけど。」


「居心地が悪くてやってられません……ここが一番落ち着くんです。」


「あら、それは嬉しいわね。じゃあ、そうしましょう。ようこそいらっしゃい。違うかしら、この場合はおかえりなさい?」


「た、ただいま!」


 アイシアは嬉しそうに笑った。


 俺は【ステータス】を確認した。


ステータス

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名前:ボンちゃん

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種族:ミスリル杖、低位魔神【異邦人】

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性別:男

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年齢:16

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状態:強欲の眷属、筋肉魔神、

精霊鍛治師に鍛えられし杖、憤怒の眷属

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体力:0/0

魔力:5000/5000

筋力:100,000

知力:10

視力:10

聴力:10

運気:10

---------------

恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】

---------------

技能:【不死】、【魔力供給】、

【魔力自然回復<極>】、【念力】、

【怒りの一撃】、【威力増幅<極>】、

【並行射撃<Ⅴ>】、【対魔】、

【硬化】、【念話】、

【筋肉魔神】、【限界突破】、

【気絶耐性<特>】、【欲求変換】、

【疲労無効】、【形態変化】、

【魔力二倍】、【技能貯蔵】

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名前:アイシア・ボーンヘッジ

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種族:人族

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性別:女

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年齢:17

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状態:健康、精霊との友好

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体力:10/10

魔力:180+5000/180

筋力:6

知力:50

視力:10

聴力:50

運気:50

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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】

---------------

技能:【火<大>】、【水<特>】、

【風<中>】、【土<小>】、

【精霊視】、【魔力消費減<特>】、

【精霊同調】

---------------

お読み頂きありがとうございました。

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