百二十四日目のステータス
今日は124日目です。ギリギリですみません。
評価ありがとうございます。
今日の天候は雨天。
外出したくない気分だったが、烈火の獅子からの連絡があるかもしれないのでそういうわけには行かず、ギルドへと向かった。
今日はリーンもいるので表皮に雨を弾く特性を持つ魔物の皮で作られた雨合羽を着ている。小さなリーンに似合うことはもちろん、アイシアにも意外と似合っている。
雨に塗られながら十数分歩いてギルドへ到着した。
「アイシア様!お待ちしてました!」
アイシアの顔を見るなり受付嬢は受付から抜け出してきた。仕事をしなさいと普段なら言うとこだろうが焦りを感じさせる態度に真剣な雰囲気になる。
こちらへと、アイシアは中へと連れられていく。リーンはどうすれば良いかと聞くと信頼出来る人物なら御一緒でも構いませんとの事だったので連れてきた。
「現在、オーク、オーガ、リザードマン、ゴブリンの大量発生が確認されています。王宮より大氾濫の発表が内々にされました。」
「大氾濫、ですか?」
「はい、大氾濫です。初期に複数の魔物が別々に大量発生し、中期で魔物の王が誕生、最終的には魔物の王により複数の大量発生した魔物達の大行進が行われます。現在は初期から中期だと考えられています。そこでB級以上の冒険者10人以上と王立騎士団による大討伐が企画されています。指揮をとるのは王立騎士団長にして王都冒険者ギルドサブマスターを兼任するアーガイル殿です。その大討伐にアイシア様も参加してもらいたいのです。」
まくしたてるように話す受付嬢。
緊急事態だと言うことを否が応でも感じさせられる。
「烈火の獅子からの連絡は来たんですか?彼らも参加するんでしょうか?」
「彼らは団長と共に王立騎士団と冒険者ギルドとの仲立ちをしてくださるようで今は王立騎士団と居ます。他のB級以上の冒険者にも声をかけているので2日後に大討伐が行われます。現在冒険者では20人程が参加予定です。明日、団長と烈火の獅子が大討伐の説明来るのでその時に会えると思いますよ。」
「結構集まってるんですね。」
「大氾濫は国の一大事ですからね。他所の国で冒険者を続けることも出来るでしょうけど、そんな冒険者は信頼されないでしょうから割と参加してくれるものですよ。」
まあそんなものか。
俺は納得したが、そんなノリで大丈夫なのかとモチベーションには不安が残る。
アイシアは参加する予定だ。受付嬢さんから他の冒険者の話を少し聞いた。
龍を討伐した冒険者や一つのダンジョンを制覇した冒険者、魔法大学からの落ちこぼれなど様々なB級以上の冒険者が参加するようだ。最後の人物は魔法大学に合わないだけで野生では最強!!みたいな者なのだろうか。
一通り話を済ますと今日は宿へ帰還した。リーンちゃんとメシカちゃんのやり取りを温かい目で眺めながら夜を迎えた。
俺は【ステータス】を確認した。
ステータス
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名前:ボンちゃん
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種族:ミスリル杖、低位魔神【異邦人】
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性別:男
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年齢:16
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状態:強欲の眷属、筋肉魔神、
精霊鍛治師に鍛えられし杖、憤怒の眷属
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体力:0/0
魔力:3400/3400
筋力:100,000
知力:10
視力:10
聴力:10
運気:10
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恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】
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技能:【不死】、【魔力供給】、
【魔力自然回復<極>】、【念力】、
【怒りの一撃】、【威力増幅<極>】、
【並行射撃<Ⅴ>】、【対魔】、
【硬化】、【念話】、
【筋肉魔神】、【限界突破】、
【気絶耐性<特>】、【欲求変換】、
【疲労無効】、【形態変化】、
【魔力二倍】、【技能貯蔵】
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名前:アイシア・ボーンヘッジ
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種族:人族
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性別:女
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年齢:17
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状態:健康、精霊との友好
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体力:10/10
魔力:178+3400/178
筋力:6
知力:50
視力:10
聴力:50
運気:50
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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】
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技能:【火<大>】、【水<特>】、
【風<中>】、【土<小>】、
【精霊視】、【魔力消費減<特>】、
【精霊同調】
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お読みくださりありがとうございました。
なんとか投稿を早くしたい。冬童話を書きたい。そして二作目をなにか考えたい。