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1、出会い

20XX年、ついにJ国にもカジノが開設される運びとなった。

今まで娯楽としての賭博はあったが、話題性や1夜で動く金額の大きさから人々はカジノへ足繁く通う様になった。


カジノ開設から数十年後、カジノはすっかり生活の一部として定着し、大都市にもなればカジノが数十軒連なる事も珍しくなくなった。カジノが生み出す経済効果により、J国自体の景気は上向いたが、金の流れは富める者をさらに肥やし、貧しい者をさらに貧しくした。

中でも若者が夢見てカジノへ向かい、全財産を失う事が社会問題となっているが、J国の主要政権はカジノ業界との結びつきが強く、効果的な対策は打たれていない。


そして、ここにもまた一人、カジノに夢をかける若者がいた。


エイジ「今、大切な10万円が手元にある。これで一攫千金を狙って僕も勝ち組の仲間入りをするんだ。」


エイジは地方出身の18歳になったばかりの青年である。

豊かではないが、貧しくもない家庭で生まれたが、5歳の時に父親がカジノにはまり借金を負い、夜逃げ、母親もそのショックで体調を悪くし、翌年他界してしまった。

18歳になるまで叔父のルーメン宅に身を寄せた。

しかし、ルーメンもギャンブル中毒者であり、エイジをコキ使い、バイト代をピンハネし、カジノでお金を湯水のように使っていた。


エイジ「もうあの家には戻りたくない。今日絶対勝たなければいけないんだ!」

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