第十二夜 「誰だ?お前?」
おはようございます。
那祢です。
雨がすごく髪の毛がモジャモジャ・・・・
ではなく本日の内容は・・・・
夢です。
どんな事があったのか?
またあとがきで。
俺は珍しく夢を見た。
父親と母親。
そして、その間にいる女の子。
・・・・姉?
そう。
姉だ。
姉のように慕っていた近所の女性だ。
夜ご飯を一緒に食べたり家族ぐるみで遊びに行ったりもした。
「・・・・○○お姉ちゃん。」
「んっ?いきなりどうした?」
小さい俺は引っ張りやすい服の裾を引っ張り姉を呼ぶ。
振り返り覗き込む姉。
そんな優しい姉に甘える俺。
いつも呼ぶとすぐに来てくれる。
困ったら助けてくれる。
大好きな大好きな姉。
だがそんな日は長くは続かなかった。
子どもの力ではどうにもならない事。
それは・・・・
ひっこしだ。
「ねぇ?」
「なーに?お姉ちゃん。」
「君はさみしくないの?」
さみしい?
その意味がまだその時は理解はしていなかった。
「だいじょうぶだよ。また会えるから。」
「・・・・・うん。そうだよね。じゃあまた君に会えたら何をして貰おうかな?」
「えー。むずかいしのはやだよ?」
「簡単簡単!それはね・・・・・・」
そして俺は目覚めた。
この約束は今だ達成されていない。
理由は会えていないから。
そして彼女のことをしっかり覚えていないからだ。
しっかりした俺より五つ上の女の子。
ちびっこ探検隊では基地・・・・・という名の屋根つきの側溝に入れないが隊員だった。
怪我したときは絆創膏で手当てもしてくれた。
多分、初恋だったんだろう。
ん?
だった?
俺は最近記憶が曖昧なのだ。
頭でもぶつけたのだろう。
でも毎日日記をつけているから振り返られる。
さて、支度をして起きるか。
そろそろ・・・・・
ー ・・・・・・ガチャリ ー
静かに扉を開けられた。
ー トン・・・・トン・・・・・ ー
ゆっくり足音が近づいてくる。
そーっと背中の布団が開けられる。
ー ギシッ・・・・・ギシッ・・・・・・ ー
布団に入ってきた。
全くあの執事はー!
これはやはり脅かすしかないな。
布団がしっかり閉じた瞬間・・・・・・
「いい加減にしろっ!」
「きゃっ!」
ー むにゅっ! ー
「えっ!なっ!」
そこにいたのはメイドだった
しかも振り返り押しだすつもりが・・・・・胸を握る事に。
うん。
素晴らしい柔らかさ。
ー むにゅっむにゅっ!! ー
包みたいより包まれたい。
こんな罠は?
ああっ・・・・・・
柔らか・・・・・
「・・・・・あっ。」
「・・なっ・・・・・・やっ!!!」
顔を真っ赤にしたメイドに・・・・
ー スパンっ! ー
俺の頬は平手で良い音で叩かれるのであった。
ラッキースケベ。
良い響きですが一度も現実で見たことがありません。
さて、話の内容は・・・・・
夢であった女性は何なのか?
メイドがなぜ布団に入ってきたのか?
次回の罠は?
の三本だてでした。
また次回もよろしくお願いいたします。
那祢でした。