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第十一夜 「恥じらい」

おはようございます。

那祢です。

今回は前回の続き。

少し汚い話ですが。

お楽しみいただけたら嬉しいです。

またあとがきで。

湯はりとズボンとTシャツを着たクール系泥棒。


「ひっぐっ・・・・・」


まだ泣いている。

あれからずっと・・・・・

あの後、なかなかお風呂入らなかった。

伝えても首を横に降るのみ。

なので頭にきた俺は・・・・・


「きたねーままでいてほしくねぇからさ!さっさと風呂入ってこい!」


と怒鳴って着替えを渡し風呂に案内した。

まあ、本音はこう言わないと納得しないだろうと思ったからだ。

さて、風呂に入ってる間に全自動洗濯機に服をいれまわしとくか。

湯船に入ってることを確認して作業する。

着替えもおいて・・・・・

長くいると狼になっちゃうからっ!

颯爽と部屋に戻りいつもの泥棒を注意する。


「お前は休みはないのかっ!」

「泥棒に休みはありません!」

「自慢するなっ!」

「自慢ではありませんっ!事実ですから!」


そんな言い争いをしていると・・・・・


「た、ただいま。」


なんと、クール泥棒がバスタオル一枚の姿でやって来たのだ。


「な、何でその姿なんだよ!着替えは!!!」

「む、胸が合わないので・・・」


思春期の男性の前にタオル一枚で座っている彼女。

しかも、正座してるから見えそうだよっ!


「あと、お風呂、貸してくれてありがとう。」


お風呂に入ったことへの感謝がきた。

そんなっ!

頭下げると違うものが見えちゃうでしょっ!

男のロマンより確実を!


まあこちらも申し訳ないことをしたし。

ちなみにあの後逃げようとして・・・・・


ギロチンシャッターから抜けたクール泥棒は泣きながらそのまま逃げようとしたのだ。

俺はすかさず彼女が逃げようとした所のギロチンシャッターを起動!

忍者のごとく滑り込もうとしたその時だった!


ー ガラガラ・・・・・ガッシャン! ー

「あうっ!」


見事挟まれた。

足とおしりしか見えないがこれで身動きは出来ないはず・・・・

そんな時だった!


「ふふーっ!ふふーっん!ふふへつっ!あぁぁ!!!」


彼女が悶絶しながら暴れていたのだが。

しばらくするとそのまま動かなくなった。

そしてまたブルブル震えて・・・・・


そして水溜まりが大きく広がった。


俺はもう一度解除ボタンを押して彼女を助けだしたが彼女は正気は失われていた。


そして今に至っているわけだ。



「この服大きいな!」


ようやく泣き止んだか。

サイズが会わなかったので俺より大きい父親の服を着てもらうことにした。

まあ、しばらく帰ってきてないようだし良いだろう。

それから俺は服が乾くまで励ましや鼓舞、ついでになぜここに来るのか等聞いてみた。

泥棒に入るのではなく誰かを探しているようなのだが顔はわからないらしい。

家にそんな奴いたかな?

メイドと・・・・・・母親しかいないのだが。


ー ピキッ! ー

「いだっ!頭がっ!」


いきなり頭痛がした。

何かいけないことでも考えたのだろうか?

・・・・・・いけないこと?

俺は頭を抱えこんだ。


「だいじょーぶー?」


何時もの泥棒に心配される。


「あ、ああ。」


すると・・・・・


ー バタンッ! ー


「洗濯物が乾きましたぞ!」


いきなり執事がやって来た!


「ノックぐらいしろっ!」

「いえ、ぼっちゃん。頼まれた仕事を最優先にしたためノックしなかっただけです!」


くそっ!

すぐ言い訳をする。

そう思い服を受けとると


「早く着替えて帰れ。あと、ここには母とメイド一人しかいない。だから目的の人はいないからもう来るなっ!」

「えっ?」


クール泥棒・・・・いや、「クール系人探し」に服を渡して帰るように促した。

衝撃的な事を言われして驚いていた固まっていた。

がすぐさま部屋のすみにあるウォークインクローゼットで最初に着ていた服に着替えてきた。

脱いだ服は綺麗に畳まれている。


「わかったわ。ありがとう・・・・・あと・・・・た・」


最後の方は小さい声だった。

そして瞬く間に窓から風のようにすり抜け闇夜に消えていった。

一段落。

そして布団に腰かけると


「ねぇ?あ・・・・あのー私は?ほどいてくれない?もう痛くてさー。」


にゅっと布団の下から顔を出す。

いつものアイツだった!

あーそういえばもう一人いたか!

忘れてた!

俺はすかさず縄をほどく。

すると彼女も風のように走り抜ける。


「あーもれるー!トイレトイレっ!」


トイレに向かってだが・・・・・

俺は頭を抱えて溜め息をした。

先程の頭痛は。

父親、母親・・・・・

何かを忘れている。

俺は考え込んでいると・・・・


「あー間に合ったよー!危なかった!ギリギリでもーやばくて・・・・・・」


騒がしいのがきたので考えるのを止め無言で追い出すことにした。

そして追い出しが終わると・・・・・

俺は疲れで布団に倒れ、そのまま朝までぐっすりと眠る。

何かの夢を見ながら・・・・・・・・・

今回は少し臭い話になりました。

えっ?

内容ですが・・・・なにか?

考え込むと痛みや感じる主人公。

いるはずの無い奴を探す泥棒。

なにがあるのか?

次回はお休みします。

またお願いします。

那祢でした。

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