第十夜「第二次捕獲作戦」
こんばんわ。
那祢です。
皆様元気ですか?
私は仕事の時間が朝から夜になり大変です。
さて本日も泥棒退治。
なかなか止めない不法侵入。
主人公は新たな方法を考えたようです・・・・
ではまたあとがきで。
前回の捕獲作戦は大掛かりで大変だった。
しかも捕まえて警察に引き渡したのに刑も軽かった。
ならばこちらで罰を与えてやる!
・・・・・
えっと健全なやつですよ?
そう呟きながら罠を作り始めた。
ちなみに今回のは・・・・
夜になりお休み時間。
いつもどおり罠も仕掛けたし布団に入り目を閉じる。
まだ来ない。
さすがに一時間では来ないか。
もう少し待つか。
おっと!
寝てしまった!
アイツは来なかったのか?
そう思い体を起こしたときだった。
「ッ!」
窓の方から反応がある。
暗い部屋の中。
枕元にこっそり置いといた懐中電灯を明かりをつけてその方に向けたときだった。
ー ガシャン! ー
「ミャッ!?」
もうひとつの罠に引っ掛かる。
と言うことは二人捕まったことになる。
まず、先に捕まったことに方に懐中電灯を向けることにした。
「うっ!」
そこには昨日いた泥棒がいた。
アイツではなかった。
眩しかっただろうか顔を隠すように手で隠している。
俺は布団から出てソイツにむかう。
「おまえっ!くそっ!なんだこれは!?」
今回の罠は簡単なものだ。
ー ギロチンシャッター!! ー
昔、火災があったときシャッターの降りてくるのが早かった思い出がある。
それの応用で小さな空気換気用の窓に簡単な時間差で挟む罠を仕掛けたのだ。
なので・・・・・・
今上半身の半分がこちらに出たまま挟まっているのだ。
「くそっ!またこんな罠を仕掛けておいてッ!お前のせいで、警察に罰則金を払うことになったん・・・もがっ!まっ!ふー!」
五月蝿かったので口にガムテープを張った。
あと危ないので腕も縛る。
「フーッ!!」
怒った猫みたいだったのでそのまま放置することに。
というわけでもう一人は・・・・
俺が懐中電灯のライトをもう一人に向ける。
そこには・・・
「えーと、やぁ元気~?」
アイツがいた。
「ちょっと今回の罠、使い回しじゃない?私がおしり挟まった時に使ったでしょ?」
あのときは勝手に挟まっていただけなのだが。
「もっと新しい感じがいいのにな!虎ばさみとかどうかな?痛みも伴うし!ねぇ?」
だから人間を怪我させて捕まえる罠をつくっては傷害罪で捕まるだろっ!
「私、頭良いー!そうすればー!もっ!もふっ!んー!」
こちらも五月蝿かったので口にガムテープをする。
ー ペロペロペロペロ・・・・・ ー
ー ポトッ。 ー
「ガムテープ何てなめれば取れるもんねー!私を甘くみ・・・・んっ!んー!」
小賢しかったので口にハンカチを入れガムテープで閉じる。
「ふむっ!ふー!ふむふー!!」
何か言いたいようだが無視をする。
ー さて、準備しますか。 ー
アイツを置いて準備し始めた。
なんの準備かって?
それは・・・・・
ー ツンツン棒! ー
簡単に言えば箒の棒の部分だ。
叩けばそれなりに罰を与えることになれるのだが痛いのは俺としてはそういうバイオレンスはご遠慮したい。
だからといってレディーを直接触るには気が引ける。
結果が
「棒でツンツンすれば良い。」
となったのだ。
くすぐりは辛いだろう。
そう思った俺は箒の棒の部分だけ用意した。
早速挟まれているアイツの横に行く。
そして・・・・・・
ー ブスッ! ー
「ひゃふん!」
脇腹をつっついてみた。
反応がある。
よしっ!
「聞いているか!毎回毎回俺の家に盗みにきて!こちらは寝不足なんだよ!一日で捕獲用罠を検索して作るとか大変なの!だから前のおしりで挟まって抜けない奴をまた活用したの?わかる?」
ー ブスッ!ブスッ! ー
「はフンッ!ふー!ふー!」
痛い思いさせてはいけないので優しくつつく。
ジタバタしてるが構わずお説教。
ー 一時間後 ー
ー ビクンッ!ビクンッ! ー
小刻みに震えるアイツのがいた。
さすがに一時間は長かったか。
挟まれてビクンビクンッしているアイツを罠から助け出した。
案外楽しかったのでやり過ぎたようだ。
まあ、これで暫くは来ないだろう。
そう期待をした。
一応縄で体を縛り毛布をかける。
そして、朝まで置いておくことにした。
ー 今呼んでも近隣の迷惑になるし。朝、警察に渡すか。 ー
そう思い布団に戻ることにした。
あったかいな。
うとうとしていると・・・・
「ふっ・・・くずっ・・・ふっ・・・」
すすり泣く声が聞こえる。
アイツの方を見る。
アイツはまだビクビクしているが・・・・
「あっ!」
もう一人いた!
急いで懐中電灯を向ける。
そこには顔を真っ赤にしたクール系の泥棒がいた。
ー ジタバタジタバタ・・・・ ー
何か暴れている。
俺は近くに行くと・・・・・
「んふっ!んふっ!ふー!!ふっ・・・・・・フー!!!・・・・・・・・」
脂汗がすごい。
そしてジタバタしていたのが止まった。
それから泥棒の彼女は涙がいっぱい溢れていた。
例えるならぐったりした芋虫。
「ふぇっ・・・ふぇっ・・うっ・・・・・」
感情の落差が激しいので俺は警戒しながら罠から助け出した。
すると・・・・
「あっ・・・・」
下半身が湿っていた。
察した俺はすぐに行動する。
湯はりとズボンとTシャツ。
俺はそんな泥棒の彼女に無言で着替えを渡しお風呂に入るよう促すことしかできなかった。
くすぐりは継続されると辛いですよね?
あと大人になってのお○らしも。
でもこれで止めてくれるのか?
次回はお休み予定です。
またよろしくお願いします。
那祢でした。