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番外編1. 読書部メンバー勢揃い!

今回は番外編です。ひたすらギャグに走ってます。別にストーリー上、読み飛ばしても問題はありません。だから読んでくれなくても構いません。嘘です、読んでくださいお願いします。それでは主人公の水無月くんにバトンタッチです。

 どうも、水無月です。今回は俺を含める5人の読書部メンバーを紹介していくぜ!


 まずはこの俺!! 校内1のイケメンで今まで告白された回数は100回以上! 頭もスーパーいい水無月 育人だ!!


「水無月くん・・誰に向かって話してるの?」

「おう喜田。読者の皆様に自己紹介をしているんだ」

「読者?」


 こいつは喜田 里美。俺と同じAクラスの生徒だ。喜怒哀楽のうちの「喜」担当。


 喜んでいる、というよりは喜んでいるフリをしていると言ったほうが、的を得ている。


 身長は俺よりやや低め。校則ギリギリのところまで伸ばしたロングヘアーが特徴。


 クラス内ではうまく馴染んでいるように見えるが、本人曰く、気を遣いすぎて距離感があるとのこと。


 え? そんなことはどうでもいいから、スリーサイズを教えろ? まあまあ、そんなに焦らなくても教えてやるよ!


「喜田、読者の皆様がスリーサイズを知りたいって」

「え? さっきも言ったけど、読者って何?」

「いいからいいから。教えてくれよ」

「で、でも・・・・恥ずかしいよ・・・・」

「ここで教えなかったら、変な空気になるぞー? いつものように気を遣うんだ! さあ! 早く!」

「え、えっと・・・・」

「いて!?」


 突然、後頭部に衝撃が走る。


「なにやってんのよ。通報するわよ?」


 史上最強に空気が読めない女。それが彼女、赤怒田 ももだ。喜田と同じくAクラス。喜怒哀楽の「怒」担当。


 身長は俺と喜田の間くらい。ツインテールで貧乳。テンプレの中のテンプレ。


 ことあることに怒る。とにかく怒る。カルシウムが足りないんじゃないか? 牛乳を飲め。そうすればイライラもなくなるし、お前の残念な胸も少しはマシになるだろ。


「・・・・今あんたの脳内で、とんでもない暴言を言われている気がするんだけど? 殴ってもいい?」

「は? 言ってないし。被害妄想も大概にしろよ? 胸だけじゃなくて、器も小さいってか?」




 目の前がまっくらになった・・・・




「いや、死ぬよ!? やめてよ! 所持金とか落としちゃうよ!?」

「なに訳の分からないこと言ってるの!? まだまだ全然、殴り足りないわ!」

「面白そうな事やってるじゃんー。私も混ぜてよー」


 面倒な奴が来た。彼女は設楽 優。クラスはB。こいつと同じクラスにならなくて、本当に良かった。喜怒哀楽の「楽」担当。


 彼女の立ち位置は基本的に傍観者である。自分が楽しむんじゃなくて、傍から見て楽しんでいるタイプ。それだけならまだ良いのだが、たまに今みたいに首を突っ込んでくる時もある。


 髪型は喜田と似ているが、髪の色が違う。彼女は茶髪である。身長は俺とほぼ同じ。


「傍観者って酷いなーみなっち。私だって傷つくんだよー?」

「さらっと俺の脳内読み取るのやめてくれる!?」

「水無月くん・・・・そろそろ私も・・・・」

「お、そうだな哀川」


 俺はすかさず、設楽から距離を取る。


 彼女は哀川 ともみ。設楽と同じBクラス。ご愁傷様です。心よりお悔やみ申し上げます。喜怒哀楽の「哀」担当。


 泣いたり気絶したりと、とにかく臆病者である。自分のことに自信が持てないためか、いつも下を向いている。まあ最近は少しマシになってきたが。


 髪は短めのセミロング。身長は俺らの中で一番低い。それと顔が幼いのが相まって、小学生と言われても信じてしまうような見た目である。


「哀川はバストとウエストとヒップ。どれから教えてくれるんだ?」

「・・・・・・」

「待って、泣かないで!? ごめん! 謝るから!! これじゃあ俺が幼女を泣かす変態みたいに見えるから!!」

「あんたは元々、変態でしょ? 何を今更」

「いやーいい写真が撮れたよー。携帯の待ち受けにして、みんなに見せて回ろーっと」

「水無月くん。仏の顔も三度まで、っていうことわざ知ってるかな?」


 あれ? なんだか3人が怖い。赤怒田さん? カッターを手に持つの、やめてくれない? シャレにならないよ?


「急用を思い出した。みんな、また来世でな」


 俺は風のような速さで地学室を後にする。もう一生、あの部屋には近づかないぞ。


「おい、そんなに急いでどうしたんだ? 水無月」

「あ、先生」


 俺は山田先生と廊下で鉢合わせになる。


「ちょっと生命の危機に瀕していただけです」

「そうか・・・・それはそうと水無月」

「何ですか?」

「俺の紹介は無いのか?」

「尺が足りないんで、ありません」

「そんなこと言うなよぉ!! 俺とお前の仲じゃないか! 頼むよ!」

「仕方ないですね・・・・」


 彼は山田・・・・下の名前は知らない。興味もない。俺を無理やり読書部に入部させた男。


 我らがAクラスの担任にして諸悪の根源、それがこの男、山田である!!


「おい! 適当にするな! 諸悪の根源ってお前! ちょっと! 勝手に終わらせ・・」


 


 


最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。とりあえず今回のお話までで、一区切りということで。次回からは新しい人物が登場します。感想がございましたら、何でも良いので気軽に書いてください。批判等でも構いません。


また、この作品を気に入ってくれた方がいらっしゃったら、恐縮ながら、評価をお願いします。1点でも構いません。


 最後になりますが、これからも毎日投稿を目指して頑張っていきたいと思っていますので、応援よろしくお願い致します。

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