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俺の望むもの  作者: マチャピン改三
第3章「命がけの救出作戦(ゲーム)」
39/53

第30.5話「性質と属性」

 その後、元の姿に戻れて喜んでる成実を殴ったら華麗に回避されたという、しょうもない事件はさておき、この酒場のニ階に宿泊できるらしかったので、そこに今晩は泊まることにした。


「しかし、なんでお前は戻れて俺が戻れねえんだよ」

 今回の部屋割は、阿倍とグレアムさんがそれぞれ一人部屋。俺と成実、それに風音さんで一部屋で、フラーモとサフランさんでもう一部屋の態勢が敷かれた。

「そんなこと言ったって、精霊にはそれぞれ性質があって、それに応じた力が使えるんだって、さっきも言ったじゃない。私だけじゃなく、アイリスちゃんからも」

 成実が返答してくる。今の姿は、もちろんもとの姿。

 自由に切り替えられることをいいことにさっきまで男の姿になって阿倍と二人でなにかやっていた。内容など、知りたくもないが。

「まあ、成実ちゃんの精霊の性質が「変化」何だから仕方ないんじゃないの?」

「いや、風音さん。そうは言っても納得いかないところが……。ところで、風音さんの精霊の性質ってなんですか?」

 風音さんの精霊の性質を聞いてから判断しよう。俺の精霊アイリスがどのくらいあれなのかを。

「ん? ブローヴォの性質は「流れ」。風が大気を流れるように、そんな精霊だよ。もっとも、私は契約しなくてももとから魔法が使える人だったから。でも、ブローヴォのおかげでこんないいこともあったんだし。さあ、出ておいで。ブローヴォ」

 そういうなり、室内に心地いい風が吹いた。

 すると、今まで誰もいなかったところに、一人の少女が立っていた。

「はじめまして。お初にお目にかかります、ブローヴォと申すものです。今後とも、よろしくお願いいたします」

 深々と礼をしたその精霊は、顔をあげるなり、そのエメラルドのような目をこちらへと向ける。まるで、俺の心の中を見ているように……。

「すみませんが、アイリスさまとリッカさまにお会いさせていただけませんか」

 と、ブローヴォは俺から視線を外し、そう言った。

「別に私たちは構わないよ」

 俺が呼ぶ間もなく、二人の精霊は実体化した。

「それでは、ブローヴォ殿。少し席をはずそうではないか」

 そう言って、三体の精霊は室内から出て行った。


どうも、マチャピンです。

今回は.5となってしまいました。

前回も短かったのですが、来る五月三日は阿部とかいう人物の誕生日なので、その時に、本編と番外編を同時更新します。

さいごに、

 こ、この誤字を見つけても、第二第三の誤字、が……ドサッ……

                ----たぶん心やさしい方が見つけてくれても、こんな感じになります……       

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