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誇れ!~私が社長の秘書と恋人の座を手に入れるまで~  作者: 慧依琉:えいる


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7/21

第7話:初めての課題!


このお話は主人公目線で語り口のように綴っております。




そして金山さんがその後、秘書課に入室すると皆がシーンと静まった。流石秘書課のまとめ役、課長だ。私の緊張がピークになってきた…。


「ああ、皆揃っていたんだね。ちょうどよかった。もう挨拶は済んだ?」


「はい、皆さまにとてもよくして頂いておりました。」


私がそう返事をすると



「そうか、それはよかった。春川さんには社長秘書をしてもらうことになる。暫くは私と共に行動をするから皆もよろしく頼む。」


そう言うと皆がざわついた。




「ちょっと待って下さい!いきなり社長秘書ですか?私はもう専務秘書を7年してます!」


「私も部長秘書をして5年ですわ。」


どうやら事前に説明がされていなかった上に秘書経験が長い人よりもまったく経験のない私がいきなり社長秘書になったのが気に食わないのだろう。反発が相当すごかった。



「皆さん担当秘書をしっかりとこなして下さり助かっております。今後の方針は社長にも申し上げておきますので。今回は社長直々の人事ですので、それぞれご理解下さい。」


金山がそう言うと、反発していた人たちは口をつぐんだ。そして私に対して〝キッ〟と睨んでから


「仕事に就きます!」と言って秘書課を出て行ってしまった。



私は上目遣いで金山さんを見たが、彼は〝やれやれ〟といった表情をしていた。その中にはきっと社長の急な異動が問題につながると予想していたかのようだった。はぁ~~~、私はこんな所で上手くやっていけるのかしら…。不安しかないわ。そう思っていたら


「さあ、社長の元に行きますよ。」


金山さんが私に言って秘書課を出ようとしていた。私は慌ててメモ帳を持ってあとを追いかけた。




社長室をノックする金山さん。


「どうぞ。」


社長の声だ。


金山さんがドアを開けて社長に挨拶をして入室する。


「おはようございます、社長。」


私も慌てて真似をして挨拶をする。


「おはようございます。社長。」


そして扉を閉めて部屋に入る。金山さんは手帳を取り出して


「今日の行動予定の確認を…。」


そう言ってビッシリと社長の行動予定を分単位で読み上げた。忙しい人だとは思っていたが、ここまでとは正直、驚いた。そしてこれを自分が引き継ぐのかと思うとヒヤリと汗が滲んできた…。


「では次に、取引先様より重要な案件が幾つか入っておりましたのでそちらを読み上げます。」


私は黙って金山さんが読み上げたことの要点を書き記していく。まだ手帳にはどう書いていけばいいかわからないが、グダグダと考えている暇はなさそうだ。



「ふむ、わかった。」


────え?これで内容が頭に入っているの?やっぱり凄い!


私がそう驚いていると社長から声をかけられた。




「春川、それでは今の案件の中で一番最初にすべきことは何だと思う?」


────?!なんですと?



「え…?今の3項目の中で、ですか?」


「そうだ。最終判断は俺がする事になるが、秘書として俺の代行をしなければならい時もある。そういう時のために常に〝自分ならどうするか〟を考えておくことだ。さあ、答えられるかな?」


私はない頭で必死に考える。間違っても大丈夫だろう、初めてのことなのだから。だが、出来れば正解でありたい。

一つ目はお客様の要望を再度確認が必要な件、二つ目は納期をずらして欲しいという件、三つ目は間違った商品が店頭に並んでしまうかもしれない件…。どれも重要な案件だわ…。


私は緊迫した空気の中、答えを一つに絞る…。







ご覧下さりありがとうございます。いきなりの抜擢だとやはり、やっかむ人間は少なからずいるものです。奈々はこんな環境でやっていけるのかと不安になります。

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