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誇れ!~私が社長の秘書と恋人の座を手に入れるまで~  作者: 慧依琉:えいる


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第4話:部署移動?!社長直々の呼び出しとは?


このお話は主人公目線で物語を語り口のように綴っております。



ここで、私の会社の社長のプロフィールを紹介しておこう。


駿河要するがかなめ28歳。私とさほど変わらない若社長だ。昨年現社長の父である会長が社長職を退任したのがきっかけで支店からこの本社へとやってきたのだ。

ルックスよし、給料良し、性格……………悪くはなさそう?な超優良物件。なのに、彼女もいないという話だ。時々前にいた支店にいるんじゃないかという憶測が飛び交うこともあるようだが、社長は特に何も言わない。自分の発言がどういう効果を持っているのか、よくわかっているからだろう。


しかし、そんな社長に一日に二度も体当たりしてしまうとは……………。ああ、もう何も考えずに、残った仕事を仕上げてこよう。このままじゃ残業確定だわ……………。私は思わずため息をついた。そして意を決して自分のデスクに戻った。



笹川がこっちをチラリと見てはニヤついていた。本当に嫌なやつだ。きっとさっきの件でも思い出していたのだろう…。



そしてようやく自分の仕事を進めることが出来ると思った矢先、どこかに出ていた部長が慌てて戻ってきた。


「春川!ちょっとこっちに来い。君、一体何をしたんだ?」


〝は?〟私は何かをした方じゃなくてされた方だと思うんですが……………。そう思いながら部長のそばに行く。



「さっき社長に呼び出されて、お前の部署移動が決まった。」


「えっ?!」


「私も驚いたさ、もちろん、我が部署で君が重要だと訴えたのだが、聞き入れてもらえなかった。」


「部署移動ですか……………?」


私は驚きつつも冷静に聞き返した。と、いうか、部長が私を重宝しているわけがない。ただ使いやすいだけだろうに……………。と思いつつ。



「そうだ。秘書課になったぞ?」


「────へ?」


私はいきなりの展開に驚いて多分、口ポカーン状態だったのじゃないだろうか……………。部長が大きな声で話するものだから部署内はざわついていた。



「とにかく、引継ぎも必要だ。今の仕事も誰かに引き継いでくれ。それから、今日中に社長室へ行ってくれ。」


「は、はい。」


こうして急いで仕事を引き継いでもらう人を探すはめになった。いや、それって部長の仕事じゃ……………。と思いつつも上司に向かって強く出ることが出来ない私、ああ……………情けないな。


その後、何とか後輩の花園ゆりかちゃんが引き受けてくれることになった。事務方なので共通の仕事があるから私だけが持っている仕事となると数回の引継ぎで完了させられそうだ。だが、二人の日程が合っている日でないと引継ぎが出来ないので今日からすぐに引き継ぐことにした。


そうしてゆりかちゃんと引き継ぎをしているとあっという間に定時になったので


「ゆりかちゃん、お疲れ様。次は…火曜日ね。それまでに今日したところでわからないこととかあったらまとめといてもらえるかな?」


「はい、わかりました。では、お先に失礼します。あ、先輩、社長室!忘れてますよ。」


「あ、そうだったわ。ありがと。お疲れ様。」


「お疲れ様でした~。」


そう言ってゆりかちゃんは帰って行った。さて、私も忘れていた社長室を訪ねてこなくちゃ。

そして私は慌てて5階にある社長室を訪ねた。





社長室の前で立ち止まって、大きく深呼吸をしてドアをノックする。


コン、コン、コン。



「────はい。」


「営業課事務の春川です。遅くなりまして申し訳ございません。」


緊張が高まる!


「入り給え。」


低いセクシーな社長の声が返ってくる。



「失礼します。」


私はそう声を掛けてからドアを開け、社長室へ入室前に再度「失礼します。」と一礼し、ドアをそっと閉めて室内へと数歩入った。


「もっと近くへ。」


そう言われて社長のデスクの前まで歩を進める。緊張がピークだ。心臓が物凄くドキドキいってる。






ご覧下さりありがとうございます。奈々はいきなり社長からの呼び出しにドキドキしながら社長室を訪れます。

次のお話から1日2話更新に変更致します。更新時間は朝は6:50ですが、夕方18:50に投稿したいと思います。よろしくお願いします。


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