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誇れ!~私が社長の秘書と恋人の座を手に入れるまで~  作者: 慧依琉:えいる


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第34話:待ち伏せ!元カノの執念!


このお話は主人公目線で語り口のように綴っております。



目の前で要さんが自身の過去の話をしてくれている。私は静かに聞いていた。だけど、彼の瞳はどこか悲しそうに見える…。


「要さん……………。」


「だからアイツとはもう終わっている。」


私は静かにコクンと頷いた。




「それでな、そんな時に奈々が目の前に現れたんだ。あの1日に2度もぶつかった日!あれは最高だったよ。よく漫画とかである話だが、まさか自分の身に怒るとはな!ははは!」


「ふふっ、あれは私も初めての経験でした。」


「あぁ、だろうな。そんなおっちょこちょいな奈々が実は誰からも評判のいい仕事も出来る女性だと知った時のギャップは今でも忘れられなかったさ。それから奈々の事はよく見ていたよ。困った事があっても決してめげずに頑張って進む奈々を見て俺は傷ついた気持ちが癒されて、いつの間にか君しか目に入らなくなっていたんだ。」


「そうだったんですか…。」


「あぁ。だから安心してくれていい。俺には君だけが必要だから。」


そう言って私の頬に手を伸ばしてそっと撫でた。


私は多分、真っ赤な顔をしていたと思う…。


「………………はい…。」


そう返事をした。



そして彼はニコッと笑って食事を再開した。


「ん、これ、美味しいね!」


「でしょ?私こういうの、好きなんですよ。」


そう言うと彼は笑顔で


「うん、もっと君の好きな物を知りたい!」


そう言った。






私達が食事を終えて部屋へ戻ろうとして店を出た時


「────要っ!」


さっきの元カノだ…。やっぱり待ち伏せしてたんだ!



「真理…!」


「お願いだから話を…、ちゃんと話をしたいの。」


そう言って引かない元カノ。



「俺は今日、仕事でここへ来てるんだ。プライベートは持ち込みたくない。しかももう終わってるんだ。」


「いいえ。まだよ。私達は終わってなんかいないわ…!」


「空白の4年が終わりを告げているんだ。」


「あれだけ愛し合ったじゃないの?」


「全て終わったことだ。選んだのは君の方だろ?」


「違う…!そうじゃないの!」


そしてその時、元カノと目が合った────



「そこのあなた!要の秘書でしょ?ねえ、あなたからも言って!」


その言葉に要さんは


「彼女を巻き込むな!」


そう言って元カノの手を払いのけた。



「……………かなめ?」


そして要さんは私を抱き寄せて


「俺の大切な人だ。だからお前にはもう関わっている暇はない。もうこんな風に待ち伏せしないでくれ。」


「………………あ、ぁ…、かな…要っ…………!!」



元カノはその場に崩れるようにしゃがみ込んでいった。その隙に


「行こう……………。」


そう彼が言って私達はサッサとその場を離れた。




部屋に戻ってから


「どうやって要さんがここに泊まってると知ったのかしら……………。」


「さあな、ただの偶然だろうが明日のチェックアウトまでまた会うかもしれないと思うとちょっとゾッとするな。」


「そうですね。周りの目も気にせずに大きな声で驚きました。」


「明日の朝はルームサービスに切り替えようか。」


「そうですね…。でもチェックアウトの時に会うかもしれませんが…。」


「早めにチェックアウトするようにタクシーの手配も一緒に掛け合ってみるよ。」


そう言って要さんはフロントに事情を話して、どうやら対応してもらえるとの事だった。





ご覧下さりありがとうございます。元カノは中々度胸があるのか、引き下がってくれないようです。

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