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誇れ!~私が社長の秘書と恋人の座を手に入れるまで~  作者: 慧依琉:えいる


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第33話:突然現れた女性は誰?!


このお話は主人公目線で語り口のように綴っております。



突如現れた要さんを知る謎の女性は服装は地味な格好をしているが、その顔立ちと佇まいからはとても似合わなかった。逆に気品を感じられたのだ。


「あぁ、やっぱり要だ!」


そう言って要さんの腕に絡みついてきた!



「な…。真理?!」



要さんから女性の名前が出てきたことで彼女は要さんの知り合いということになる。



「わあ!覚えてくれていたのね!会いたかったぁー!」


女性はそう言って更にギュッと要さんの腕に抱き着いている!



しかし要さんはそんな女性の腕を払いのけた。



「え…要?」


女性は驚いているようだが…。私から見るとこの女性は自分勝手な人なんだと推測した。要さんが二人でいる所を見ているはずなのに私には一切挨拶どころか目もくれない。つまり、そういう事が出来るそういうレベルの人間ということだ。

私は黙って二人の様子を見ていた。どう見ても要さんは迷惑そうな顔をしている。



「もうあれから4年経つんだ…。俺たちはもう終わったんだと思っていたが…?」


要さんは低い声で彼女に向けて言った。そしてこの言葉で私は彼女が前に要さんが言っていた大学生の時に付き合っていた女性だと理解した。



「そうよね、そう思うのが自然よね…。だけど、私は今でもあなたのことを忘れたわけじゃないのよ。」


「だったら何故?!連絡しようと思えばこれまでに出来たはずだ!?」


「………………ごめんなさい。私はまだ母に逆らえるような歳じゃなかったのよ…。」


「もうその時点で終わってるんだ。元気だった事がわかっただけでいい。」


そう言って要さんは私の手を取って彼女に背を向けた。



「────待って!要っ!」


そう言っていたが、その声を無視して要さんはスタスタと歩いた。




「要さん……………。いいの?」


「何が?」


「あの人…。待ってって…。」


私の言葉に要さんはピリッとして


「奈々はそれでいいのか?!」


と聞いてきた。



「………………そういう意味では…。」


「だったら、どういう意味だ?」


「要さん…。」


「悪い。奈々を責めるつもりはない…。忘れてくれ。」


「はい…。」


そうだ。せっかく二人で楽しもうとしていたのに…。



「要さん、お料理、取りに行きましょう!」


そう言って明るく彼を誘うと彼も気まずそうな顔をしながら微笑んでくれた。




さっきの女性はもう店を出たのだろう……………。それとも私達が出てくるまで待っているのだろうか…。そう考えながら料理をチョイスしていた。



「奈々、さっきの事、気にしてるだろ?そんなに…。」


要さんは私の取り皿を見てそう言った。


「────あ。」


そこには食べきれるのかどうかというくらいもりもりに料理を取っていた。


「ははは!食べきれなかったら俺が食べてやるから安心しろ。」


そう言って笑っていた。彼のこういうところ、好きだな。




それから私達は着席して食べ始めた。


「食べながらでいい。聞いてくれるか?」


そう言って彼はさっきの事を説明してくれた。




「あぁ…、やっぱり元カノさんだったんですね。」


「あぁ。彼女は倉本真理と言って、あの有名なクラモトの社長令嬢だ。」


「クラモトの?!」


────大手アパレル会社だ



「そして俺たちは交際していたが、将来の話が出だした時に、彼女の母親が反対しだしたんだ。」


「……………?どうしてですか?」


「俺が駿河の令息だと明かしていなくてな、それにその時はまだわが社も大手に名乗りを上げる前だったしな。あの母親に見下されてたんだ。」


「………………そうなんですか……………。二人の問題なのに、親が口出しだなんて…。」


「ああ、それでアイツが就職した時に家を出るって話だったんだが、頓挫してそのまま。多分、親に妨害されたんだろうな。一切連絡が取れなくなってしまったんだ……………。」


「すごい親ですね……………。」


「だな。だが、さっきのように自由に出歩けるようになったんなら、俺に連絡してもよさそうなのにそれすらなかった。つまり、アイツも母親と同じ考えだったということだ。」


要さんはどこか悲しそうに話をしてくれた。







ご覧下さりありがとうございます。要の元カノの話が要の口から語られます。

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