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誇れ!~私が社長の秘書と恋人の座を手に入れるまで~  作者: 慧依琉:えいる


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第31話:え?トラブル発生!いきなりスイート?!


このお話は主人公目線で語り口のように綴っております。



私と社長は木ノ内社長に深くお辞儀をして応接室を退出した。そして木ノ内社長は一緒に玄関まで見送りに来てくれたのだ。玄関で私達は最後の挨拶をする。


「木ノ内社長、この度は本当にありがとうございました。」


「ああ、これからもよろしく頼むよ。」


そう言って社長同士が握手をしたあと、私達は木ノ内商事を後にした。




タクシーに乗り込んだあと、


「社長、本当にどうなるかと思いました。」


私は緊張が一気に解けてようやく安心した。



「ああ、俺も本心では緊張していたさ。」


「え?あれでですか?」


「ん?あれで…とは何だ?俺も普通に人間だぞ?」


「ふふっ、見えませんでしたけどね。」


私達が仲良く会話をしていると運転手さんが


「良いご関係のようですね。共にとても信頼しているようにお見受け致しました。」


そう笑顔で話かけてくれた。

社長もお詫びからの緊張が解けた所にこの言葉が嬉しかったのか上機嫌だ。


「そのように見えていたなら嬉しい限りです。何事も同じですがやはり互いに信頼がないと成り立ちませんね。」


そう答えていた。運転手さんはうんうんと頷いていた。そして予約していたホテルへと送って頂いた。



「ありがとうございました。道中、楽しかったです。」


そう言うと運転手さんは笑顔を返してくれた。





さて、ここからは明日の出発まで自由時間となる。とりあえず荷物もあるので私達は受付にチェックインの手続きをしに向かった。この付近にビジネスホテルがなかったのでこのホテルを予約したが、ロビーもそれなりに豪華な造りになっている。床は大理石なのだろうか…。大きな窓を採用していてとても広々とした空間になっている。


そしてそこで問題が生じたのだ!



私達が受付カウンターで手続きをしている隣で無理難題を言うお客がいたのだ。係の人間が説明をしているが、お客はそれを聞かずに暴れているようだ。



「どうかされたんですか?」


私が小声で自分たちの係の人に事情を聞くと


「シングル二部屋を譲って欲しいと言われているんです。ですが、もう今は満室でして…。あとはスイートかダブルしか…。」


変わってあげたいけど、そうなると私達が今度は困る番になる……………。

私は要さんの顔を見た。要さんも困惑した表情をしていた。この状況を放っておけなかったのだろう。お客の方も必死な様子を見ると何か深い事情がありそうに思えたからだ。要さんは静かに口を開いた。



「では、私達の部屋を譲ってあげて下さい。」


「え?それでしたらお客様たちはどうされるので…。」


「スイートを用意してもらえますか?」


「はい?スイートですか?」


驚く係員に対して要さんは静かにコクンと頷いた。



「はい、手配出来ますが…。」


「では、お支払いはスイートの価格でしますが、領収書は従来のシングル二部屋でお願い出来ますか?」


「申し訳ございません。お支払い額と領収書の金額を別にするというそのようにすることは…。」


確かにホテル側は問題だろうな……………。私はどう決着をつけるのか、ジッと見ていた。すると要さんが提案をした。



「では、もう一枚領収書を私個人名で書いて二枚で金額を合わせて下さい。流石に会社の経費でスイートは落とせませんから…。」


「────!それでしたら可能です。大変申し訳ございません。お気遣い頂きましてありがとうございます。」


こうして何とか無事に解決したようだ。良かった!これで一安心!流石要さんだわ!






────ってか、



え?スイート???


え?要さんと同じ部屋に泊まるの?!



────待って!待って!待って!!



こ、…心の準備が…!!





「か…、要さんっ?!」


私が動揺していると要さんが不敵な笑みを浮かべていた────!




私達がドギマギしながら要さんと部屋へと案内を受けて行くとき、




「────要?」


隣から私達へと視線が注がれていた事に気付かないほど、私達は浮かれていた。





ご覧下さりありがとうございます。飛び入りの困っているお客の為に部屋を譲ったまではよかったが、何も考えていなかった奈々は後からそれがどういうことかを実感していた。

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