表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
誇れ!~私が社長の秘書と恋人の座を手に入れるまで~  作者: 慧依琉:えいる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/35

第21話:考え事をしていたら目の前に美形がアップで見えた……!


このお話は主人公目線で語り口のように綴っております。



私は社長室の中の控えの机に座って書類のチェックをしていたのだけど、時々ボーッとしていた。


〝最近、社長に助けられてばかりだ…。〟


そう思って手を止めていた。


そしてその時の社長を思い返してみると…。あ、やっぱりカッコイイ!




「春川?」


────!?ドキッ‼



社長の声で我に返ったのだが、


「しゃっ、……………!」


目の前に美形な社長の顔が…‼




「驚いたよ、何か悩みでも?何度呼んでも返事がないから…………。」



ドキドキドキ……………。



「す、すみません。っちょっと考え込んでましたっ!」


私は緊張で声が裏返っていた。



「ん?考え事?そんなに何考えてたんだ?」


そう言う社長はまだ私の目の前でその美形な顔を〝これでもか!〟って位見せつけてくる。


「しゃ、社長……………、まずはちょっと…離れ、離れて下さいっ。」


私が必死にそう言うと


「ん?ああ…、すまん。」


そう言ってサッと私から距離を取ってくれた。



「それで?何をそんなに必死に考え込んでいたんだ?」


────ドキッ!


ま…まさか本人を目の前に〝あなたのことを考えてました〟なんて言えない…。どうしよ…。



「まさか、またアイツか?」


「え?」


「アイツだよ。お前に付きまとっていた営業の…。」


私はポカンとしていたが


「あ、笹川くん?」


「ああ、アイツだ。また嫌がらせか付きまといか?」


社長が真剣にそう聞いてきた。




「いえ、すみません。彼は関係ありません。」


「そうか?何かあったらちゃんと言うんだぞ?」


「………………はい。」


こんなに心配してくれてるんだ…。誰よ、鬼のように厳しいって言ってたの…。全然そんなんじゃなくて逆に…逆に優しいじゃないの…。

こんなの、惚れちゃうかもしれないじゃない…。ダメダメ。私の上司なのよ?変な気持ちを持ち込むと仕事に差し支えてしまうじゃない!私は自分の中の自分と闘っていた。そんな時、社長が照れくさそうに言葉を発した。



「あー、春川。今夜、空いてるか?」


「え…?……………はい、何も予定ありませんが……………。」



私は接待か何か入ったのかなと思って返事をした。


「だったら食事に付き合え。」


「あ…はい。……………あ、取引先様と一緒ですか?」


私はまさか二人っきりなんてあり得ないだろうし、急な接待なんだと思って聞いてみた。



「いや。お前と二人だ。」


「………………えっ?」


仕事の一環ではないの?え?面談?あぁ…そうか、面談か。それなら納得だわ。そう思って社長の方を見ると社長は窓際に立っていて外を見ていた。


〝うぅっ……………。後ろ姿も素敵だわ……………。〟


私は気持ちを切り替えて仕事を続けた。



私はその時、窓に向かっていた社長が目尻を下げてほほ笑んでいた事に気付いていなかった。





終業時間が来た。


「春川、ちょっと準備だけしてこのままここで待っていてくれるか。」


「はい。では一旦秘書課へ行って片付けてからこちらに戻って参ります。」


「ああ、そうしてくれ。その間に俺も準備をしておこう。」


私は社長にお辞儀をしてから社長室をあとにした。







ご覧下さりありがとうございます。奈々の中で社長の存在が大きくなってきているようです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ