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誇れ!~私が社長の秘書と恋人の座を手に入れるまで~  作者: 慧依琉:えいる


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第20話:またもやアイツが登場!


このお話は主人公目線で語り口のように綴っております。



「邪魔したな…。また明日。」


そう言って社長は私の部屋を出て行った。私は2階の廊下から階下を見下ろして社長を見送った。

社長は運転手に待たせたことをお詫びしているのだろう、そして車に乗り込んで車は発車した。私は車が見えなくなるまで見送った。



「今日の社長はかっこよかったな…。」


────そう、私が変な男たちに絡まれていた時の事だ。今思い出してもドキドキする…。


あれだけかっこいい社長だもの。きっと彼女もいるはずなのに、私の部屋になんか来てて大丈夫だったのかしら…。


私は少し不安になった。でも、それは社長が決めること。私はあまり深く考えないようにして明日の為に準備をすることにした。





翌日、私は社長に昨日助けてもらったお礼と送ってもらったお礼を述べた。


「何だ?わざわざそんな礼なぞ不要だぞ?」


そう言って笑っている。


「まあ、気にするな!さ、今日の予定を!」


「はい。それでは今日の予定を申し上げます。」


そうしていつもの朝のルーティンを行った。





「午前に野村商産へ商談へ行く。時間を作ってくれ。」


「はい。承知しました。」


私は手帳を見てスケジュールを確認し、


「それでは11時から一時間半空いておりますのでそこでどうでしょうか?」


「うむ。それでいい。」


「はい。」


私は11時に予定を入れた。




「では、9時から役員会議が始まります。」


社長は会議室へと向かった。私もついて行く。最初の頃は何もわからなかったけど、今では内容についていけるようになった。




会議が終わって社長室へと戻る時、営業課の前を通った。すると笹川が声を掛けて来た。



「おい、春川。ちょうど良かった。」


私は振り向いて


「何か用ですか?」


と答えた。




「お前、また営業に戻らないか?」


「────は?」


「お前がいないと俺、調子が悪いみたいでさ、」


笹川がそう言うが、自分の都合よく仕事を手伝う人間が欲しいだけなのだろう。噂で笹川の営業成績が落ちたと伝わって来た。確かに彼の営業提案書のベースは私がほとんど作っていたから私がいなくなったら自分で作ってるはずだ。だから私が戻ってくることを願っているのだろう。


「嫌よ。私は今、秘書課で楽しく仕事が出来ているんだもの!」


「はあ?お前は俺の仕事を手伝っていればいいんだ!」


そう言って笹川は私の腕を掴もうとした時、



「何をしている?!嫌がっているではないか!」


そう言って笹川の伸ばした手を払いのけたのは社長だった。



「────社長!?」


私も笹川も二人で驚いて言った。


「お前は営業課の!春川に自分の仕事をさせておきながら自分の手柄のようにしていたと報告を受けているぞ!?また春川を利用しようと考えているのか?」


「な…!誤解です、社長!あれは春川が申し出てくれたからであって…。」


笹川は言い訳を並べ立てていたが、社長にはお見通しだ。


「今後、二度と春川の前に現れるな!社内はもちろん、社外でも接近禁止だ!それを破ったら解雇とする!わかったな!」


社長の権幕は凄かった。笹川は悔しそうにしながらも、唇をギュッと噛んで耐えているようだ。



「解ったら自分の課へ戻れ!」


社長からのとどめの一言で彼は黙って私達の前から去った。



「社長……………。すみませんでした。」


「ん?何故お前が謝る?悪いのはあっちだろ?気にするな。ほら、行くぞ。」


そう言って社長はスタスタと社長室へと向かった。私はそのあとを早歩きでついて行く。






ご覧下さりありがとうございます。久々の笹川雄介登場です。奈々に向かって何を言い出すかと思ったら彼は自分の事しか考えていません。

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