羅生門に響く鬼の笛
※十訓抄『鬼の笛』の本文は載せていません。
運営さんに訊ねたところ、この作品は作品として存在しててオーケーなようです!(なんか他の作品の方がヤバいですから後で改稿します!)
※豆知識。
古典でも、翻訳者が居たら著作権はその人にあるので、気を付けよう!約束ですよ!
◇(『鬼の笛』の私流解釈)
朱雀門の南の羅生門に
優雅な笛の音が響きたり
月の夜ごとに博雅の三位に憑く者あり
かれとは誰かしるものなし
笛を奏でた三位笛を取り換え
吹き憑かれて失せにけり
幾歳を経て浄蔵の奏でる笛の音三位に似たり
羅生門の楼城に鬼の笛とぞ帝に知ろし召す
葉二の天下一品の笛とぞ呼ばれけり
◇(魔改造1)
化け物が出ると噂の羅生門の近くで笛の音が鳴る。
影は一つ。音色は二つ。
不思議なメロディは大変すばらしく聴こえた。
三位が亡くなった後、
影と彼が交換した笛。
彼らの音色は誰にも奏でられない。
浄蔵を除いては。
羅城門の楼上でこの世には無いほど素晴らしい音が鳴る。
三位のような不思議な音色。
これは鬼の笛に違いない。
鬼は三位を連れ去ってしまったのだろうか。
赤と青の葉一枚ずつ描かれた葉二の、
天下一品の笛がその答えを知っている。
◇(魔改造2)
羅城門に影有りて
三位は彼と笛を吹く
めでたき音は月の夜ごとに響きたり
彼から貰った笛を吹きてはやみ失せた三位の笛の音
奏すもの浄蔵とぞいう
楼上に響くはかのめでたき笛の音
楽才ありし者奏でれば魂失われけりかな
浄蔵の魂短かりけり
その常知るは葉二の鬼の笛のみ
◇あんま意味わかんないから、ざっくりと現代風にしてみる。
ここから物語の意味がざっくりと大きく変わるので注意!
『羅生門に響く鬼の笛』
鬼の笛は優美であやしげだ
憑かれた博雅の三位は死ぬまで
夜通し彼と笛を吹き合った
ぴゅ~ひゅー羅生門の楼上に吹く風の如く
時勢が変わり
幾つもの人が鬼の笛で奏でる
笛は吹く者を選ぶのであろうか
かれの様な音色は誰も奏でられない
浄蔵が楼上で鬼の笛を吹いたとき、
かれはにこりと笑う三位と共に笑う
二人の影が浄蔵の魂を抜いたのか
今も羅城門に彼らの魂は宿り笛を吹く
◇◆◇
こんな感じで詩を造ってみました。
解釈間違ってる可能性多いですから、参考にはしないでください! あくまで十訓抄の『鬼の笛』をモチーフにした詩が書きたかっただけなのです(まず原文を載せていないから物語の解釈には気を付けて!)。
読んでくれてありがとうございます!
平安時代は月が大きくて綺麗だったとか。
★★★★★もきっとひときわ大きく輝いていたことでしょう。平安時代に思いを馳せて、あなたも★を輝かせてみませんか?
あら、ちょうど下の方に空っぽの☆☆☆☆☆が……。