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第07話 「アイスティー飲む?」

 前話までのあらすじ!!


 ざまぁサレ役に転生した俺は何故か魔王になって勇者にホモ疑惑をかけられ誘拐された! 女勇者はホモと化した、以上! 日本語壊れた!!



 現実の性犯罪者は欲にまみれた畜生である。

 わざわざアイスティ〜に睡眠薬を入れて飲ませるなどと言う回りくどいことなどしない、力で追い詰め己の欲のまま貪るのである。



 今の竜子の様に。



「くっくっくっくっ! レージぃ〜ここなら余計な邪魔などはいらんぞ〜?」


「やめて下さい竜子さん!! 貴女は本当は女の子が好きなんです! 異性など邪悪です!」



 どこだかわからない薄暗がりの廃屋に連れ込まれ、なぜか大きなシーツを被せてある代理ベッドの様な物が既に準備されていて俺は後ろ手に荒縄で縛られて、今大事なものを失ってしまう5秒前である。


「ちょ、待ってください! 竜子さん! なんか違う色々間違ってる!」


「さぁ脱げ!! 脱がぬなら脱がすぞ! 縛られてるから脱げぬだろうがなうひゃヒェヒェヒェ!!」


 もう既にYシャツを脱がされ肌着一枚にされてこれ以上何を脱げと言うのか?イキリ散らして『金、暴力、セッ◯ス』なゲスのホモになったつもりの竜子さんの姿はさながら物語をつくろうの小説の海に無数に散らばるクズ主人公の様と同等のものであった。


 まぁ俺のクソ小説の女主人公なんだけど。


「落ち着け!!」


 ぼこん!


 必死の抵抗、窮鼠猫を噛む。


 襲い掛かられたがその勢いを利用して頭突き。

 見事に鼻に命中しカウンターをかましてやった。

 鼻血出してやがる、ざまぁ!勇者。



 一応俺、礼司は全人類を代表できるステータスを持ってはいる。

 そして後ろ手に縛られててもこの荒縄を引きちぎる程度の力はある。


 ぶちぶちぶち!!!


「おおう、逞しいな礼司♡」


 鼻血を出しながら笑う女勇者は凄く、絵になる。流石勇者。


「お前は勇者だろ!! なんでこんな酷いことをした! それに、その、俺が魔王なのは知ってるだろう? 殺さないのか?」


「殺さない! 好きだから!!」


 即答! やだこの子男らしい!


「そしてお前を愛している! 私の子を孕め」


 またまた最低な告白! 騙されないぞ! お前はレズだ! ホモじゃない。


「落ち着け!!」


 ボォン


「ぬお! 二度も頭突きが当たると思ったら大間違いだ! 可愛いなぁレージはぁ♡」


 からぶって逆に俺が脳震盪を起こしそうなくらいにダメージを喰らった。


 攻撃の空振りは衝撃を吸収する先がない、その衝撃力は本人に跳ね返る、つまりはカウンターを失敗し自分の脳を揺らしてしまったのだ、ちょっとくらくらする。

 頭突きって意外と難しいな。


「落ち着い、てくれ、お前は勘違いしている。俺はその……」


 お前の知ってる礼司じゃない、そう言おうしたが流石に言えない。

 正直に竜子に言いたい衝動があるが抑えている。

 どんな不都合が生じるか全然予想がつかない。


 作者にもだ。


「ふふふ♡ 分かってるぞ、レーちゃんは恥ずかしいんだよなぁ? 私がリードしてやるから安心しろ」


「いや、お前処女やろ、俺一応童貞じゃないし、そしてレーちゃん言うのやめろ!」


「ぬぐ、すまん。てかもう童貞じゃないのか」


 しまった! 余計なことを言ってしまった! 病んで殺されたら嫌だ!!

 竜子さんの顔が明らかに残念そうだ、でも竜子さんの処女は俺が意地でも守る! 百合に割って入る男は自分であろうと抹殺対象だ!


「…………ではレーちゃんの処女は今ぶち破ってやろう♡」


「へ?」


 そう言いながらリューコさんは手をうねらせながらその長くて細い綺麗な指を魅せつけてくる。


「優〜しく挿入してやるから、ホントホント! 先っぽだけだから♡」


 鼻血を拭かずに歪み笑い、綺麗すぎる!


「嘘だ!! 絶対先っぽだけじゃ済まないだろそれ!! 落ち着いてください! なんでも話しますから!」


「ほう? なんでもしてくれるのか? じゃあボロン」


 スカートをまくるな、はしたない。

 ってか何がボロンだ。


「なんでも“教える”ですよ、全く」


「……なぁ礼司、さっきからなんで敬語なんだ?」


 おふざけなし、親指で鼻血を拭って細目で俺を睨む。



 しまった、迂闊だった。

 確かに教室の件はあったけど敬語は流石に(へりくだ)りすぎたか?


 別人だと疑われてる。


 そう言う勇者スキルもある設定だからな。

 ツクローッパ安定スキル『鑑定』説明不要!

 看破付きで誤魔化すことも不可能!

 でも完全には疑われていない。

 だって俺は洗脳も何も受けてない俺自身だからな。ある意味別人じゃないし嘘でもないから看破されても平気だ。


 ヒロインのかぼちゃ、じゃなくて陽菜ちゃんみたいに悪の気配を感じたり洗脳スキルでも有れば竜子にバレてたかもしれないが、流石にそこまでチートにはしてない。

 将来的には出来る様になるが今は不可能だ。



 今の竜子に出来ることは精々人類皆殺し程度だ。



「俺は弱い、それを自覚しただけだ。何かの運命の悪戯(いたずら)で魔王の王席を得たがそれでもお前には敵わない。むしろその差が正確に分かった分さらに絶望した」



「嘘だな」


「へ?」


「私とお前は幼馴染みだ、お前の嘘は顔を見ればわかる。お前は嘘をつく時優しい顔になるんだよ」


 あれ?そんな設定あったっけ?

 幼馴染ってそんなもんなのかな? 前世の俺にそんな友達はいないけど。

 うーん一応本当のことも織り交ぜて言ってるけど表情なんてそう変えられないから竜子に嘘は通用しないって事か? チート過ぎるやろ特に俺に対して!


 だったら一切の嘘も誤魔化しもなく言うしか無いじゃないか。


「わかったよ、嘘だと疑わないのなら逆に好都合だ。本当の事をそのまま言って惑わしてやる」


「悪い子だなぁレーちゃんは」


「魔王だからな、あとレーちゃんやめろ」


 事実を誤魔化しなく言ってしまえば、最低でも俺が嘘をついてない顔で信じられないことを言ってるとわかるはずだ。

 それで信じてもらえないのならもう詰みだ。


 どっちにしろ俺はリューコに協力してもらわなければならない。

 これからの長い二度目の人生、幼馴染に嘘をつき続けるなんてきっと無理だ。


 俺はその後ことの顛末を俺の知りようのない観点から話し始めた。

 自白剤入りのアイスティ〜など飲むまでもなく、全てを正直に話す。


 俺の考えたクソ小説の最初から最後までを。


 その全貌を。


次回! 作者が幼少の頃に作っていた「僕のかんがえたさいきょうの主人公」が白日の元に晒される!!



第08話 「このクソみたいな小説にざまぁ」




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