第4話 新たな武器
手紙を読み終わった僕は封印を解く鍵を手にしていた。
これを使うのはまだ先かな。
じいさんの遺した遺産は生活費を除き、3等分して修行やその他諸々に使うことにした。
CTFS運営の中学校の入学試験まであと5ヶ月ほどだ。
時間がある訳では無い。
この2日後、僕達はとある場所に訪れていた。
じいさんが武器を作って貰っていたという鍛冶師の家だ。
しかも、ただの鍛冶師ではない国から鍛治職人の称号を得た人だ。
「ここで合ってるか?」
「合ってるわよ。じいさんの遺した地図によれば。」
「入るよ。2人とも。」
入ると奥に威圧感を感じる。
「すいません。刀を打ってもらいたいのですが?」
そう言うと奥から髪の長い人が出てきた。
さっき感じた威圧感はこの人だな。
「はぁ…なんで俺がお前らみたいな子どもの刀を打たなきゃなんねーんだよ。」
「これを見てください。」
僕はじいさんがここに来た時見せろと言っていたものを見せた。
「なんだこれ…ってあのじじいの。仕方ねぇな。特別に打ってやる!今回だけだからな。」
「1ヶ月ありゃ出来る。1ヶ月後に取りに来い。わかったな!金はその時だ。」
こうして僕達は新たな武器を確保することが出来た。
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