表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おばちゃん(?)聖女、我が道を行く~聖女として召喚されたけど、お城にはとどまりません~  作者: 実川えむ
第2章 おばちゃん、目を覚ます

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/420

第10話

 ナビゲーションシステム曰く。

 呼び出しはそのまま『なびげーしょん』と呼べばいいらしい。

 この画面、呼び出した本人にしか見えない。だから、そばに誰かがいても呼び出し可能。迷った時の『なびげーしょん』様だ。

 そして、その機能としては、ステータス情報、この世界の一般常識、地図情報の三点が得られるらしい。

 あくまでナビゲーション。

 情報は貰えても、判断をするのは自分、ということ。ありがたいけど、厳しいなぁ。


「じゃあ、ステータスは」


 私の言葉に急に画面が変わる。


『遠藤美佐江 / 47歳

 種族/人間

 性別/女性

 職業 :聖女・アルム神の愛し子


 体力:80/80

 魔力:29990/30000

 (ナビゲーション利用に10使用)


 スキル

 ・浄化(異世界からの転移時のみの付与)

 ・翻訳

 ・鑑定

 ・隠蔽


 魔法

 ・生活魔法

 ・火魔法

 ・風魔法

 ・水魔法

 ・土魔法 

 ・光魔法

 ・闇魔法

 ・空間魔法


 加護

 ・アルムの加護


 装備

 ・変化のリスト


 所謂、一般的な数値っていうのがわからないだけに、なんともいえないけど、体力の数値に比べて大量の魔力にビビる。

 召喚されたから『聖女』というのがついたのも理解はできる。納得はしないけど。

 それに『アルム神の愛し子』って何。

 そして、なんか予想してたのよりも、色々ついていないか?

 アルム様は、確か召喚では浄化しかついてないって言ってたはずだけど、翻訳や鑑定、それに隠蔽なんていうスキルがついてる。

 さっき、メイドさんの言葉がわかったのは翻訳のスキルがあったおかげなのね。

 それに鑑定と隠蔽っていうのはどんなスキルなんだろう。

 不思議に思って、『鑑定』という文字を指先で触れてみると、その下に文字が現れた。


『鑑定:すべての人・物に対しての情報を調べることができる』


「お、おおお。何、これって触れると意味が出てくるの。じゃあ、『隠蔽』は……」


『隠蔽:スキル所有者の情報・存在を隠すことができる』


「な、なんと。もしかして、これでここから逃げられたりする?」


 次に魔法のリスト。なんか色々ありすぎて、ワクワクしてくる。

 魔法の文字をタッチすると、同じように色んな魔法の名前が現れた。

 例えば、生活魔法を選ぶと、『ライト、洗浄クリーン、ウォーター』というように。

 だけど、魔法によっては、薄い文字の魔法の名前もいくつかある。これは、使えないってことだろうか。

 そもそも、魔法ってどうやって使うんだろう。


 気になるのは『アルムの加護』だけど、あの神様だけに、どんな加護がついてるのか、少しだけ、不安になった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】
2022年4月8日
モンスターコミックスfより発売


おばちゃん聖女コミックス

ミキマサハル先生

【書籍化】
ツギクルブックスより発売中

おばちゃん聖女

イラストレーター:那流様

小説家になろう 勝手にランキング

cont_access.php?citi_cont_id=791464659&s
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ