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乙女ゲームのフラグ折ります!!  作者: 生タマゴ
1/3

絶対に恋なんてしない


チュンチュンと小鳥の囀り音が聞こえる。

もう朝なんだ、目を覚まさないとお母さんがまた怒鳴りに来る。

起きないと、いやあともう少し…。

重たい瞼を開く気が起きずふかふかの布団を頭まで被り直し再び寝始める。


「お嬢様、朝ですよ!!お嬢様!!」


誰よお嬢様って、うるさいなぁ。

夢か、夢なのね。

きっとそうよ、うん。


「いい加減にしてくださいお嬢様!!」


怒鳴り声と共に布団が剥ぎ取られる。


「分かったよ起きるよお母さん!!」


勢いよく起き上がるとそこに広がっていたのは見たことない景色。

何ここ、どこ?

あれ、まだ夢なの?

辺りを見回すとキラキラ輝くシャンデリアが目に入る。

なにこれ…?


「お嬢様早くしないと学校に遅れますよ!!」

「学校…?」

「いつまで寝惚けているんですか!!早く準備してください!!」

「はっ、はい!!」


慌ててベッドから飛び起き部屋にある洗面台で顔を洗う。

正面の鏡を見るとどこかで見た事ある様な可愛らしい顔が見えた。

あら、可愛い顔ね。

頬をふにふに触って横を向いたり上を向いたりしてみる。

髪の毛は金髪でサラサラしている。

うん、見たことあるぞぉ〜この顔。

にっこりと鏡に微笑む。

私の大好きなこの笑顔。

うん、乙女ゲームの世界じゃないこれ〜!?


私は慌てて本棚を見た。

何か、何か手がかりはないの!?

なんで私ここに!?


その時、ふと思い出した。

そいえば昨日私は学校の帰り道ーーー。

さぁぁ、と血の気が引いていく。

そうだそうだそうだ、私は学校の帰り道に車に引かれたんだ。

そしてそのまま死んだ…ってこと??

てことはこれ、今流行りの異世界転生って事!?

ありえないよ!!



使用人?の人に早くしろと怒られ、制服に着替えさせられ車で学校まで送ってもらった。

確か私のクラスは…うーん、ゲームが始まったのは2年生からだったからゲーム通りなら私は2年A組なハズ。

試しに自分のクラスと思う所へ行ってみると教室がざわつき始めた。

うーん、クラス間違えたのかなぁ。


「おい、邪魔」

「あ、ごめんなさい!!」


後ろから声を掛けられ慌てて道を開けると声の主と目が合った。

あ…この人は…。

綺麗な黒髪に赤い瞳…。

私をちらりと見るとその人は自分の席へ着いた。


乙女ゲームの第1主人公、アルベルト様…。

アルベルト様は容姿端麗スポーツ万能、だけど冷酷で女性を寄せ付けないキャラクターだった。

そして確か…先輩だったはず。

てことは私…1年生ってこと?


あれぇ〜?クラス分からないぞ〜??

うんんんん、誰か助けてぇ〜〜〜〜!!!


「あれ〜、エミリーちゃん?どしたの〜?」


ぴょこっと後ろから顔を覗き込んでくる栗色の青い瞳の男の子。

この彼は、確か幼なじみのキース。


「あの、クラスに迷ってしまって…」

「ああ、だから僕のとこ来たの?全く君は僕なしじゃ生きられないんだから」


え、いやそういう訳じゃないんだけどな。

勝手に勘違いをして嬉しそうに前を歩くキースに何も言えなくなってしまった。



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