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モルドの剣  作者: 馬の被り物
食材を探そう
56/67

マッスルが微笑まなかった日

「へい!ピッチャーびびってるぅぅぅ」

 

 バッターのヘルメットが爆発する

 

「おいおい。どこ投げてんだピッチャー!」

 

「やめて!お頭もう姐さんに挑発するのもうやめて!」

 

 泣きついてくるゴブリン

 

 俺は今、3塁側ベンチに座っている

 

 ルナ達を招き入れてから1ヶ月、今日は球場完成披露試合を行っているのだ。

 

 相手はPTメンバーに探索組。こちらは配下組に分かれた。

 相手ピッチャーはナタリーなのだが、これが酷い。

 

「おい!ヤル気がねーなら帰っちまえよヘボピッチャー!」

 

 カチンときたナタリーが振りかぶる。投げた球は一直線にゴブリンの頭部に命中しヘルメットが大破したのが先程の光景

 

 縋るようにベンチへ戻ってきたゴブリンに泣きつかれてしまった

 

 

 やっと3アウトになった。ヘルメットが大破した数5。デッドボールが10。とんでもないノーコンピッチャーである。

 やるやる!まだやるんだ!と駄々をこねるナタリーを降ろしウルシに交代してからは、あっという間だった。

 

 

 さてと俺の魔球でも見せますかね?

 自慢じゃないが俺は変化球をいくつか持っている

 

「ふふふ久しぶりに腕がなるぜ!」

 

 一球目は様子見のストレート。レベルが上がってるせいか日本にいた時とは比べようもない程の豪速球を投げれた。

 これめっちゃ気持ちいいじゃん!

 じゃあ次はカーブだな。

 

 急に曲がるボール。バッターはナタリー

 

「おいなんだそれ?」

 

 ビビったか?高校のクラスメイト桑田君直伝のカーブだぞ

 次はシンカー

 

「てめぇざけんな!打てる球を投げてこいよ!」

 

 ふふふ斎藤君のシンカーに恐れを為したか?

 

「ぜってー打ってやる!」

 

 そしてまた空振る

 

「投げ方変わってんじゃんか」

 

 さっきのはサイドスローだったが今度は元に戻した。そして槇原君直伝のスライダーを投げた。

 いやー優秀なクラスメイトがいて助かったよ

 後、もう1人野球部員がいたな...えーと

 あっ!そうそう元木君もいた。

 確か彼に習った球種は......いや、習ってねーな。ラーメンの作り方しか習ってねーわ

 


 

 野球経験もない素人だ。たかが知れてる(リュウも素人)

 簡単に三振を取っていく。

 と、ここで相手から物言いが入った。このままじゃ打てないから試合にならないんだとさ。

 ちっ!折角気持ちよくなってたってのによー

 しょうがなく実況席に来た。

 ノリノリでイルマが実況をしてる。

 今回両チームにはユニフォームを作った。縫製チーム渾身の出来だ。虎さんユニフォームとオレンジカラーの伝統の一戦にした。

 

 虎さんチームの監督は勿論やっさんだ

 

「いけー!真弓打つんや!」

「バースわかっとるやろな?」

 

 とキヨシの肩を叩いてる

 そのキヨシが期待に応えバックスクリーンに一発を叩き込む

 

「掛布お前もバックスクリーンや!」

 

 ウルシが、ぽかんとしてる

 

 んな事、こいつらにわかるかよー

 

「さあバースに掛布。岡田も続くのか?」

 

 イルマお前どこでそれを...

 

 

 こうなったらしゃーねー秘密兵器を出すか...

 

 

「いでよ!キャチャリン」

 

 隠しといたピッチャーをマウンドに送る

 

「ま、まさかアイツはダビデ三中のキャチャリン」

 

「ふふふ気づいたか?アイツは野球の名門ダビデ三中の、いそべぇ~ことキャチャリンだ!」

 

「お主キャチャリンを出して来たって事はわかっておるのか?」

 

「あぁわかってるさ、俺だって本当は使いたくなかったさ」



 

 キャチャリンと呼ばれた男。見た目は普通のゴブリンが一球投げただけで肩を壊してしまった

 

「やはり大人でも簡単に倒せるゴブリンじゃダメだったか...」

 

 やはりマッスルの神様は降りて来なかった

 

 

 

 結局キャチャリンが使い物にならなくなった時点で、もう配下達の登録メンバーがうごけなかった。原因はナタリーのデッドボールの影響

 

 

 とは言え観客席も埋まり大盛り上がりだった。俺主催の試合は酒飲み放題、食べ放題なので、用事がない限り村人は殆ど参加している。

 ビールに唐揚げ、ポテト〇ップス。後は枝豆とか出来れば最高なんだよな。

 

 

 街も大分発展してきた。

 

 酒場、食堂、生活雑貨、家具屋、治療院、銭湯...銭湯?

 

 

 ピキン!

 閃いた!新しいイベント閃いちゃいましたよ先生!

 

「はい、みなさーんちゅうもーく。先生ね、みなさんと楽しい思い出作りたくて思いついちゃいました。皆さんで修学旅行に行きたいと思います」

 

「しゅーがくりょこー?」

 

 ルナが聞いてきた

 

「えぇ修学旅行です。皆で移動し、街でお買い物。旅館では美味しいご飯を食べ、部屋では恋バナに枕投げ。楽しい思い出を共有しちゃいましょう」

 

「やったーまくらなげしたーい!」

 

 ルナが万歳しながら、はしゃいでる。ほっこりするなー

 問題は人数だよなー。一気には無理だから何回かに分けよう

 

「リュウ...おっちゃんも行ってええんか?こんな見た目だけど行ってええんか?」

 

「もちろん!これはやっさんの為でもあるんだ。やっさんその見た目だから外でれないだろ?俺が何とかしてやる!」

 

 

 

「リュウほんまおおきにやで。やったる!やったるで!湯けむり旅情なんちゃらやで!」

 

 やっさんそれ殺人事件だからな?

 

 

 まぁともあれ宿の手配と移動手段だな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 二つの揺れるメロンに心揺れるやっさん

 挑み続ける壁に敗れ続けるやっさん!

 天を仰ぎ、求めた救いの声に神は微笑んでくれるのか!?

 そしてそこへ現れる謎の人物

 次回湯けむりの先に!

 この次はサービス、サービスー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色々小ネタぶち込んじゃったけど、わかりますかね?加えてこれ色々大丈夫かな?と心配になりましたが、

「ええい!どうにでもなれ!」精神でupしちゃいます。最悪ゴメンなさいで削除しますね

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