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モルドの剣  作者: 馬の被り物
そうだ!村を作ろう
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人口増加

 奴隷を買い取る際

 1.主人及びその周りの情報や秘密は他言無用

 2.同族や他種族を見下さない

 3.喧嘩は行わない。仲良くする事

 4.常に清潔を保つ事

 

 上記の設定を登録したのだが、やはりテイムの秘密は絶対もらして欲しくない。仮にバレたらかなりの騒ぎになるしな。

 ゴブリン達もある意味他種族だから仲良くやって欲しい。

 

 それにしても...3人はなんというか、かなり汚いな。

 多分何日も水浴びもしないでいたのだろう。馬車に積んであった小樽に水を入れ布切れで全身を洗ってもらう。何回も水を変え全身が綺麗になったから今度は服だ。

 

 奴隷になってずっと同じ服を来ていたのだろう。ボロボロでかなり汚れている。

 向こうに行ったら働いてもらうので動きやすい服を何着か選んでもらう。

 もう少しちゃんとした服は金に余裕できたら買おう。それまでは辛抱だ。

 

 服を選び終わったら今度は昼食だ。

 

「とりあえず今日は顔合わせだ!まだまだ新天地は住人が少なく(人間だけなら)この5人だけだ!しかし今後の発展によってはどんどん増える予定だ!(増えるのは確定だけどね)まずはしっかり食べてしっかり飲んで欲しい。ただこの後買い出しに行かないといけないから飲みすぎは厳禁だ!」

 

 

 そんな事を言ってるとシェフのロペスが突然

 

「うぅぅこんなに待遇良くしてもらえるなんて...グスングスン俺は...俺は...奴隷に落ちてもうダメだと...」

 

 テーブルにうっぷせながらウォンウォン泣いている...なんだコイツもう酔っ払ったのか?さっき飲みすぎは厳禁だ!と言ったのに...

 あれ?水だけしか飲んでない...

 

 

 

 

 

 昼食後、必要な買い出しをする。

 

 大工の2人には今後家がかなり増える事、倉庫や色々な施設を作るので余分に道具を揃えてもらう。その為にキヨシに金を渡し付き添うように伝える。

 

 

 今度はロペスだ

 

「実は新天地でかなり肉の消費が多く調味料や香辛料を大量に買う必要がある事。それに併せて調理器具が必要。肉は沢山あるが、それ以外がないので食材も沢山必要」

 

 という事を伝え使いやすい物を買ってもらう。

 

 

 

 数時間後、大量の物資を載せ宿屋に着く。金に余裕できたら始めに馬車を買わないとだな。宿屋で3人分の部屋をとり全員に小遣いを渡す

 

 好きな物を買う事を伝えるとまた泣き出してしまう。

 なんでもこのまま後は貧しく死んでいくだけだと覚悟していたそうた。

 この世界の奴隷の待遇ってすごいな。まぁ地球も昔はそんな感じだったかも...

 

 でも俺の村の住人なんだ。飢える事無く笑って暮らしてくれればいいさ。そして最終的には俺を楽にさせてくれ!

 

 

 

 

 翌日拠点に向かう。何事もなく夕方に到着する。

 

 

 

「あ、頭ぁ!待ってましたぜ!すぐに焼いてくれ!」

 

 わらわらとあちこちからゴブリン達が集まってくる

 

 3人をみると固まってる

 

「今まで黙っててスマン。驚いただろ?でもコイツらに害はないから安心してくれ」

 

「ゴブリンがしゃべってる?」

 

「そうなんだよ!でも悪い奴らじゃないし......えっ?喋ってる?もしかして声聴こえてるの?」

 

 

「あ...はい。1m以上のゴブリンだけですけど...それ以外はゴブゴブとしか聴こえないですが...」

 

 まじか...他にも聴こえるようになったのか...

 でも意志の疎通ができるのはいい事だ..と思う...多分。でも世の中には知らない方が良かったって事もあるし...

 まぁそこは慣れてもらうしかないな。それにしても聴こえる条件ってなんだろ?背の高さ?知識とか頭脳とかの一定水準?

 う~ん。判断がわからないけど、そのうちわかるでしょ。まだゴブリンしかテイムしてないしね。

 

 

「とりあえずゴブリン達は荷物下ろすの手伝ってくれ」

 

 全部の荷物を降ろすとゴブリン達を五人一組にする。いわゆる「伍」である。四組作り

 1:拠点防衛

 2:狩り

 3:俺とキヨシの護衛

 4:+1匹で拠点内の雑用係

 

 明日にはもっと数を増やしてゴブリンだけでも50匹にはしたい。

 そして「伍」のそれぞれに槍2、ロングソード2、弓を配布し、狩りのメンバーにはゴブリンではなく他の獲物を狩るように伝える。

 そしてなるべく素材は綺麗な状態で持ってくるようにと。

 

 大工にはゴブリン達が狩りの時に素材を載せとくリアカーを始めに作ってもらうように話す。

 

 夕方以降は基本2部隊で防衛を任せ。残りはのんびり過ごすように言った。もし暇過ぎるなら「伍」で話し合っての狩りは許可を出した。

 説明を終えると1匹のゴブリンに引っ張られてついて行く

 

 目の前には倉庫があった...というか倉庫もどきだが...どこでそんな知識を...

 思いっきり棍棒で叩けば壊れるかもしれないが、ちゃんと屋根まである...

 そこにはオークの死体が大量にある...(こいつらどんだけ食い意地が張ってるんだ...)

 

 とりあえず半分は燻製用に残しておき半分は消費用に取っておこう。大工には燻製小屋も作ってもらうように話す。

 

 

 こうして明日も忙しくなると思いながら寝る事にした。

 

 

 

 その後、2日間はテイムさせ合計50匹では足りないと思い最終的に70匹まで増やした。まだ半人前?のゴブリン達は先輩ゴブリン達に連れられてレベル上げに勤しんだ。

 

 拠点も倉庫を拡張し大工からは人手が欲しいとの事で今後1週間でやる事をまとめ、再度編成をする事になった。

 

 

 言葉が伝わるゴブリン30匹を大工や料理の手伝いに回す。

 

 街で買った本に載ってる薬草や木の実、畑で栽培出来る芋類を採取に10匹。これは比較的知能があるゴブリンをリーダーに据え選り分けてもらう役である。

 というか最近普通に人間より知能がある感じがするんだよな...

 その内この村で品種改良とかやりかねないな...いつかは研究棟でも作ろうかしら?

 

 拠点防衛に10匹。少し少ないのは何か起こったら拠点内にいる全ゴブリンが戦闘に参加できるからである。

 

 

 そして5匹は俺達の護衛で

 

 残り15匹は狩り部隊である。狩りが少数かもしれないが、気づいた。

 どうやらゴブリン達は夜中は暇を持て余しているらしく結構な数が参加しているらしい。逆に夜中の防衛の当番は何も起こらない事が多くストレスが溜まるらしい。だから発散で当番じゃなければ行くらしい。

 

 狩りも独特で弓なんかは木の上を飛び回り斥候役で弓を放ち落とし穴がある所まで誘導なんかもおこなってる...

 

 怖い...このゴブリン達はどこを目指しているのだろうか...?俺達の庭で好き勝手やらせないぜ!ぐふふふふとか言ってるし...

 

 とりあえずこれで1週間やってみよう。もしうまく行かなければ編成し直せばいいし。

 

 ......

 

 ....

 

 ..

 

 とんでもない成果だった。

 まずは狩り班

 ホワイトバイソンとかいう牛みたいな大きいのを10頭仕留めた。3匹ぐらい仕留めた時点で焦りだしてすぐさま馬車に詰め込み街へ売却に行く事になった。他にも様々な商品を満載にした為かなりお金には余裕ができた。

 その際馬車を3台買った。全部で4台なので馬車を改造し前を2頭で引っ張り後ろに2台分牽引できるようにした。それが2セットになる。

 ついでに奴隷を新しく買った。

 今回は元農家5人に大工を2人。街での売買(商い)の為に学がある若者を2人。合計8人。前回同様食事、服を与え買い出しも行った。

 

 そして翌日すぐに拠点へ戻った。

 

 狩りの続きだが猪に似たレッドボアも数匹。鳥も撃ち落としてた...

 バレットイーグルと言って土魔法系統の石を作り出し攻撃してくる。

 

 やはりオークは大量だった...

 完全に供給過多である。

 

 

 

 

 

ゴブリン達が強すぎて主人公まだ全然強くありません。何せまたゴブリンしか倒してないですからねw

最初から俺TUEEEEみたいのは書きたくなかったのでのんびり強くしていくつもりですが、途中でご都合主義で強くなるかもしれません...といっても圧倒的ではなくギリギリです。強敵に対してはいつもボロボロ死にかけで倒すかも?


それと沢山の方、見てくれてありがとうございます。拙い文章ですが、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

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