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端書き

  


 人は生まれながらに物語を持って生きている。それは言葉の積み重ねであり出会いの軌跡。鬼が住むか蛇が住むか、人の心はわかりにくい。けれども、なにかのために懸命に生きるその姿は、とかく美しい。

 今は、髪も髭も真っ白になって、昔の姿を懐かしんでいる。最近は顔や手、足のシワも目立ってきた。身体にいたっては、自由に立つことさえままならない。そう、もうじき私は死ぬのだ。


 だが、記憶だけははっきりとしている。だからこの手記に、古の鬼の伝説を残したいと思い、筆を執った。


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