北海道再び!鬼業困惑する?
時は12月。大晦日も、もうそこまで来ている。そろそろこの寮も閉まり、全員が帰郷する。
鬼業の部屋にもこたつが常備され、暖房器具を入れていない仲間が過ごしに来る。
今は、春風が自分で持ち込んだみかんを食べている所だ。
結局。あの怪盗ホワイト事件は、ウヤムヤの内に終わった。
東京マドンナの像は無事、美術館に戻った。しかし、ホワイト当人は捕まえられず。
鬼業ら5人には、約束通り、1日分のバイト代が支払われていた。
障害物の多い市街地にて足の早い南部と春風を振り切ったのは、最早人間ではないとさえ言える。
「あれは、お前のお仲間とかじゃないのか?伊賀とか甲賀とか」
そこまでを分かっている鬼業が、春風に問うてみる。
春風本人でも、本気を出せば出来る。と、鬼業には思える。例え鬼業が立ちはだかっても、だ。
春風は、その程度には強い。
「いえ。恐らくですが、違うはずです。怪盗ホワイトは、昨日今日の騒ぎではありません。必ず追っ手が出ています。ですが、あの時、忍びの者は誰一人として見当たりませんでした。抜け忍ではない、そして」
みかんをむきながら、平気な顔で重要な情報をくれる。更に言えば、春風は周囲を警戒していたあの時、ホワイトだけではなく、それ以外の勢力をも注意していたのか。
「忍者の受けるタイプのお仕事でもないと」
「はい。あまりにも目立ち過ぎています。こうまで注目を集めては、身分を隠す意味が無い。堂々と美術館なり博物館なりと契約してこの騒ぎを活かした方が、儲かります」
「なるほど」
身も蓋もない意見だが。流石は春風。
忍びは趣味や遊びで忍者をやっているのではない。生活の糧なのだ。
あの大捕り物、何らかのキャンペーンと同時に展開すれば、タダ働きにならず、ボーナスさえ出るだろうに。
「そして。最大の理由として、現在の忍びに、そこまでの力は有りません。私も山河流忍術免許皆伝。それなりの腕前と自負していますが、それでやっと、国家公務員になれるかどうか。有名な里の者であっても、現代社会を相手に一方的な情報戦を仕掛けるほどの実力は無い。と、思います」
「忍びの本職である春風が言うなら、そうなんだろうな」
以無の鬼業にも、分からんではない。
以無の名を以ってしても、現代社会では何の役にも立たないのだ。強いて言えば、珍しい名字ですね、と言ってもらえるのが関の山か。
まあ、この名前のおかげでスカウトも来た。無益でもないな。
こいつらに、ホワイトに会えたのだから。
「やっぱり、春風の家には、春風並みのがゴロゴロしてるのか」
「まさか。弟妹は居ますが、皆、普通の学生、児童です」
「そか。おれの弟も、以無を継ぐ気は無さそうだなあ」
どこも似たようなものだな。
一応、見るだけは見ていた教科書を投げ出し、鬼業は目を閉じる。
「出てく時、電気消してってくれ」
「こたつで寝ると、風邪引きますよ」
「それも良いさ」
完全に眠る体勢に移った鬼業。春風は、みかんを食べ終わると、歯を磨いてからテレビを見始めた。
そうして12月の夜は更けていった。
1991年、1月5日。
「あけましておめでとうございます」
寮には、久しぶりに若者達の声が響く。
皆が故郷から養成所に帰って来たのだ。
それぞれの故郷からのお土産を寮の食堂にて広げる。そこで分けてから部屋に持ち帰るのだ。調理しなければならない食材などは基本的に持って来ていない。この中では、春風ぐらいしか、まともに料理の出来る人間は居ないからな。
「テレビ見たか?」
改めて南部の部屋に集合。こたつに着いた南部が話を始めた。それにベッドに腰掛ける春風が答える。
「見ました。また怪盗ホワイトが動いているようですね」
と言う事だ。
今度は歴史資料館を「1戸」盗むらしい。純粋にバカなんだと思われる。どこに隠すんだよ・・・。
「あいつ、暇なのか?」
ベッドに寝転がってテレビを見ている鬼業にも想定外の事態。一度失敗したのだから、パターンを変えて来ると思っていた。数ヶ月開けるとか、予告状を出さない、もしくは。
おれに、声をかけるとか。
暇なら。遊びに来いよ。
そんな鬼業は置いておいて。
「今度は、バイト募集の貼り紙無いな」
「失敗しちゃったからねえ」
こたつで南部の左の瀬古の言葉に、やはり南部の右に位置する河川が答える。
あの仕事の成功条件は、怪盗ホワイトの捕縛。美術品は取り戻したが、そこまで。付け足すなら、警察から感謝状はもらった。
「何なら、野次馬として行きます?」
「いや」
鬼業に気を使った春風の提案だが。鬼業は、意外にもあっさりと否定した。
今度、自分がホワイトを見つけたなら。もう我慢しない。
誰を巻き添えにしようが、何を犠牲にしようが、ホワイトと一戦交える。
故に。ホワイトに会いに街に出るのはナシ。死人が出る。
だから、会う前に、我慢しとこう。
「あいつは結局誰も襲っていない。おれらが出るまでもないって事だな」
自分に言い聞かせるように呟く鬼業に、誰も応えられなかった。
「と言うわけで、雪合戦だ」
「どう言う事だよ」
空港に降り立った鬼業らを出迎えたのは、真っ白な世界。南部のツッコミにも、力が無い。
いよいよ、木の実の退院も近い。
故にその出迎えに、ではないが、やって来た北海道だ。
ゴウ
「寒い・・・」
「ああ・・・」
高知県の鬼業、福岡県の瀬古を筆頭に、ほとんどの人間が西日本出身の5名。唯一人、長野県の河川のみが寒さに慣れている。
改めて、1月の北海道の実力を思い知った5人。おれ達は、そもそも木の実の病院まで生きて行けるのか?そこから不安になる。
「雪合戦は、ナシだ」
誰も瀬古に異論を持たなかった。
飛行機を降りた5人は、迷わずタクシーに乗り込んだ。これで病院前まで直行だ。
そして2台のタクシーは、何とか無事に病院に到着出来た。
「走れないのが、こんなにも怖い事だとは」
「て言うか、真冬の北海道で外に出る事自体が大間違いじゃねえかな」
南部の意見には皆が同感だった。最も頼れる己が五体が通じない、冬の大地。故にこそ、次の鬼業の意見にも皆が頷いていた。
病室には、木の実は居なかった。
「リハビリ中か?」
「トイレなら、待ってた方が良いよな」
鬼業、瀬古とも好き勝手にモノを言うが。さて、木の実は何処だ。
結局、河川が受け付けまで戻って、木の実の現状を知る事に。残りは病室待機だ。
オ オ
その必要は、無かった。
「あのバカ。病院で、こんな気を」
瀬古が怒るのも当然か。今、木の実の気配が、病院中を覆った。鬼業らが思わず身構えるほどに、木の実の本気を感じた。
出処は、やはりリハビリ室か。
専門的な運動が出来るよう、広いスペースの中に様々な運動器具が備え付けられている、ちょっとしたジムより広い部屋。
確かに、そこに木の実は居た。夏休み以来の再会だ。
「よう」
「おう」
手を上げた鬼業に、元気な笑顔で木の実は応えた。
「お前よう。さっきのはヤバいだろ。手術中の医者の手元が狂ったら、どうすんだよ」
瀬古の常識的な注意。
「大丈夫大丈夫。一般人に感じ取れるわけないだろ。それに、今までも何回もやってるけど、一度も怒られた事無いんだぜ」
「お前・・・。だから、治りが遅かったんじゃないのか?無茶苦茶しやがって」
南部も呆れるしかない。
春風、河川に至っては、笑って済ませてやるしかなかった。
そして鬼業は。
「そろそろ、稽古相手が欲しくなる時期か?」
「お言葉に、甘えようかな」
鬼業の言葉に応じた木の実の顔は、とても入院患者のものではなかった。
とは言え、屋内。それも一般人の大量に居る場所で無茶は出来ない。
それに木の実も、ようやっと歩けるようになった所。
痩せたな、と鬼業は思った。130キロあった体重、筋肉も、今は110キロそこそこか。半年以上の歩けず鍛えられずの生活が、木の実から戦力の大半を奪ったのだ。今なら、80キロ程度の河川にも筋力で負けてしまうだろう。
フットワークも完全に死んでいる。時速30キロ以上で何千キロでも走れたあの足腰も。もう、無い。
だが。木の実はここに居る。そして鬼業の前に立つまでに回復させて来た。諦めず、終わらせず、毎日の苦闘を厭わず。
木の実 八の精神は、全く折れていない。むしろ、この苦境を糧に、更に強靭さを増している。
以無鬼業が相手をする価値が有る。
「今日は、刺激が欲しい。頼めるか」
「おお。任せろ」
任せろ、そう言った鬼業に、木の実は心底からの畏怖を感じた。
以無。大熊教官から、入院中に散々教わった。
おれの命を助けた者が、一体この世の何者なのか。どれほどの化け物なのか。
それはこの現在からも分かる。
やっと立てる、歩けるようになったおれと、今すぐ戦うつもりだ。
おれの戦う気を、認めてくれた。
この大馬鹿が。
オ オ オ
木の実は、完全に本気になった。
「木の実の体は、耐えられるのか。リハビリ明け、いやまだ終わってないんじゃないのか、あいつ」
南部も、普通に心配している。いくら何でも、このメンツを相手に、そんな状態では不味い。
「鬼業なら、大丈夫」
「はい」
何度も稽古で死ぬ思いをしながら、致命的なダメージを負わされた事の無い河川は、鬼業を信頼している。そして春風も。
「行くぞ」
「来い」
木の実は、その巨体に似合わぬ速度で鬼業に迫り、組み付いた。タックルは正確に決まり、鬼業の腰をガッチリ掴まえられた。
ギ・・
「良いな」
率直な鬼業の褒め言葉を、しかし素直には聞けない。
入院中、無理の無い程度に鍛えて来た上半身の力で、鬼業の腰を崩すつもりだったが。ピクリとも動かせない。鬼業は半歩もその場からズレていない。100キロ超の体の突進を、そのまま柔らかく受け止めやがった。
「これからさ」
無理をしない。そのつもりだったし、その約束だったが。
おれは今、鬼業と戦っているのだ。
おれより、大熊師匠より、強い男と。
「鬼業。もう少し、頼む」
思ったより、力が有る。これなら、そこまで手加減せずとも良いか?鬼業はそう感じた。が。
もうギリギリだろう。
鬼業の見立てによれば、戦いにおける木の実の脚力限界は、数分。本気を出した事によって、1分以内にすら縮まったか。
だが。戦いはこれからも出来る。寮に戻れば、毎日だって。
「ま。ここまでにしとけ」
優しく木の実の脇を持ち、体を抱き上げ、力を抜かせる。そしてゆっくり下ろす。足に負荷のかからないように。
まるで、ではない。完全に子供扱い。この実力差は、一体何なんだ。おれは確かに弱っている。今なら、誰にも勝てない。だが、それでも、こうまで・・。
困惑している木の実には悪いが。南部と瀬古には、ホッとする展開だ。
正直、鬼業は怪盗ホワイトの件をまだ引きずっている。それが鬼業の精神に悪影響を及ぼし、下手をすれば、手加減に失敗する。そんな展開も有り得た。
だが、それは過ぎた心配だった。
戦いに限り。鬼業は、以無。生半な怪物ではない。
常識的な心配など、無用だったな。
改めて全員で木の実との再会を祝った後は、病室まで送迎。かなり無理をしたかのように思えた木の実の足だが、実際には軽い運動程度だ。
この男も、酔狂や冗談で武力外交官見習いとして選ばれたのではない。
いかに相手が鬼業と言えど、壊れるには、まだ足りない。
今日が退院の日、ではない。その日には、恐らく、関東の養成所に来るからだ。ご家族も、何度もは北海道まで来れない。東京の現住所でお待ちのはずだ。息子の元気な帰りを。
では何故、鬼業らは今日、北海道まで来たのか。そこまで友情に厚い、男気に溢れる者達だったのか。
残念ながら、そうではない。今わの際、とかならともかく、リハビリも順調とあらば、行く必要は無い。精々、退院祝い会を催してやるぐらいか。
今回、真っ先に木の実の病院に来たのは、今後の予定が未定だからだ。
北海道でやる事が有る。そのために、虎星教官も先に北海道入りしている。
そこまでも、もちろんタクシーで向かう。地元の人間でない鬼業らでは、バスを降りた瞬間に遭難しそうだからだ。
到着。場所は、自衛隊北海道研究所。
玄関で身分チェック後、虎星教官の待つ会議室へ。
「無事に来たようだな」
「待たせたな」
「お待たせしました」
虎星教官と挨拶を交わす、鬼業に他の者達。
会議室には、虎星の他にも何人か。
「こちらは、自衛隊武装研究班の小型さんだ」
「小型です。今回は、お世話になります」
小型と名乗った男は中肉中背、特に目立った特徴もない。ひどい言い草だが、鬼業らと戦えば、1秒で殺されるだろう。この人間が、一体、何の用だ?
「よろしく」
鬼業から順に、皆で小型と握手。
そして5人には、資料が手渡された。コピー用紙数枚程度の、簡単な操作説明書だ。ただ、持ち出し厳禁とは書かれていた。
「今、お渡したものが、人型兵器、頼光のテスト機。その操作手順です」
搭乗型人型兵器、頼光。2足歩行し、人間の運動能力をそのまま再現出来るパワードスーツ。スーツと言っても、その高さは3メートルを超え、人間が乗り込む事になる。重量は約2トン。長さ、両腕2メートル、両足1メートル。ゴリラをイメージしてもらえれば分かりやすいか。いざ動く時には、片手、両足を地面に接した状態を保ち、残った片手で作業するなり、攻撃するなり。
ただ。
「あの。これ、着包み・・・」
おずおずと河川が切り出してみた。
「はい」
頼光とは。操作手段に、搭乗者の着用した専用スーツと接続されたワイヤーを経由して、機体に活を入れるシステム。その後、エンジンがパワーを増幅する。しかし、そのエンジンの出力もスポーツカー並み。そして武装は無い。
辛うじて装甲は鉄板だ。・・何の工夫も無い、ただの鉄の板。
明らかに戦車を下回る戦力だが・・・。
「このオモチャは何なんだ?」
余りにもストレート過ぎる意見だが。鬼業をたしなめる人間は、誰一人として居なかった。
デカい、が遅い。スポーツカーのパワーで、より動きにくい機構を用いて動かすのだ。当然の話である。
そして武器が無いのだから、戦力にもなり得ない。輸送用なのか?例えば、富士山、エベレスト。あるいは、南極、北極。そんな極地に対しての足。それなら、まあ。
「オモチャ、ですよね。僕もそう思います。ですが、こんなものが、この世界で最も強力な兵器になり得るんです」
なんで?
5人はおろか、虎星教官ですら疑問を禁じ得なかった。
その一同の表情から察してか、小型は語る。
「あなた方をお招きしたのは、秘密が守られるからです。ですので、お話します。これの完成形は、既に存在します」
「完成しているのに、ここに在るのは、オモチャのテスト機?」
河川にも、まるで理解出来ない。テストの意味は??
「完成させたのは。アメリカか。だから、日本も追従してこの兵器の開発を」
南部には、何となく理解出来始めた。こいつは、技術競争なのだ。その実験に、おれ達が呼ばれた。
「まあ。そう言う事です」
アメリカ、とは言い切らない。ひょっとして他国も足並みそろえての競争か。
「それで。この説明を読んでも、イマイチ分からんが。乗れば良いのか?」
とにかく、やってみなければ分からない鬼業だ。
「はい。そして万が一の際には壊して構いませんので、脱出して下さい」
そして実験は始まった。
ギイイ
「難しいな・・・」
現在、鬼業が1番機、瀬古が2番機に搭乗している。
そして2人は、壊さないように必死だった。
2人が着ている衣服、ボディスーツには神経導線が繋がっている。これは人型の両手両足の作動機関と接続される、ハンドルでありアクセルでありブレーキ。もしこの状態で不用意な動き、例えば、鼻をかく、などをすると、人型も全く同じ動きをしてしまう。そして人型の頭部は破損するだろう。操作システムは、詰まる所、超巨大な二人羽織と認識して良い。動き始めと降りる時には外部からの操作を必要とし、単独では乗り降り出来ない。
とんでもなく厄介な操縦機構だ。故に、自らの動きをコントロール可能な武術の達人、更には秘密保護の保証された人員が必要だった。
運動性能は、そこまで悪くない。関節も、ある程度持つ。
元々は、重機のアームを流用したのだろう。そこから加工した人型。故に、確実に動けはする。
だが、そこまで。
もしも鬼業らが本気で動けるなら、この人型は洒落で済まない超兵器になる。が。もちろん、そんな真似は出来ない。
今、鬼業と瀬古は、ゆっくりとした型を打っているに過ぎない。はっきり言って、大砲を担いだ歩兵の方が早く動けるだろうな。
かと言って、鬼業クラスが本気で動いたなら、その瞬間にこの人型との接続が切れる。機体との神経導線が持たないのだ。また、そんな動きについて行けるほどの運動性能も存在しない。
結果、現時点におけるこの人型は、戦場の的でしかない。
若者らに虎星教官を含めた6人がテストし終えた。そしてその感想。
「自衛隊のお祭りに出すんなら、良いんじゃないか?」
鬼業のコレが、全員の総意だ。
「ですよねえ・・・」
小型は、鬼業の明らかな挑発にも、全く乗る気がない。すごいものだな。
「アメリカは、どうやってるんです?やはり戦闘機やら戦車やらの機構を流用して」
河川が疑問に思った事を聞いてみた。いくら何でも、先が長すぎる。これを実戦利用可能なレベルに持って行くのは、何十年かの計画が必要だろう。
「それが全く分からないんです。だから、僕らも見様見真似で作ってみたんですけどね」
本当に、どうにもなりませんね。ははは。
大丈夫なのか・・・。朗らかに笑い始めた小型に、全員が不安になった。
予定は未定。集い来た6名は、即日で暇になった。
この機体は、もう数年は寝かせて研究を深めなければ、どうしようもない。
人間のテストパイロットはまだ要らない。と言う事だ。
用事を済ませた6人は、そのまま関東に帰る。残った所で、雪に埋まるのがオチだからな。
以下余談。
帰りの飛行機の窓から見えた異質物。
北海道上空の景色を眺めていた鬼業の前をゆっくり飛び行く飛行船。更に言えば、その飛行船は真下に何かの建物を吊り下げていた。
「あのバカ・・・・」
鬼業が飛行機から飛び出さなかったのは、褒めて良い。
今回、あんまり活躍出来なかった鬼業達。しかしまだまだ鬼業の冒険は続きます。
でも。それはまた、今度。