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エセ仙術使い  作者: 墨人
後書きです。本編ではありません。
81/81

後書きです。

 本編読了ありがとうございます。

 中断時期も挟んで完結までに約二年間もかかってしまい、リアルタイムで追って下さった方々申し訳ありませんでした。


 本作は前作となる『近接戦では剣士タイプの方が強いですよ?』の変則的な続編となります。なろう小説テンプレの一つ、異世界トリップ・転生を私なりに書いてみたものです。(トリップも転生もしていませんが)

 途中危ない場面もありましたが、どうにか完結させることが出来ました。


 その危ない場面ですが……。

 他でもない、「ヒノベとの対決シーンが書けない」というものでした。

 仮にもファンタジーのジャンルで小説を書いておいて、ラスボスとの対決で決まり手がパイズリって普通無いです。書き始めの頃はもちろんやるつもりでした。オウカの言葉を借りれば「暴力的な“お礼”」、つまりはラストバトルを。


 作中にてオウカが暴力による“お礼”を断念した理由は説明できたと思います。

 こちらでは作者である私がオウカvsヒノベの戦闘シーンを諦めた理由を説明します。


 まず、作者である私は書き溜めを一切していません。

 予め決めてあるのは物語の筋と結末、結末に至るための大雑把なチェックポイントだけ。四千字程度目安にして一話分を書いたら投稿するというパターンです。これが原因でオウカvsヒノベは書けなくなりました。


 当初考えていた案は二つ。

 正面決戦と奇襲戦です。

 天音流剣術を修め、ロンフェンでは本当の似非仙導力を知り、低品質ながらも仙術武器を得る。パワーパップイベントを経て戦闘力を上げたオウカとヒノベが正面から戦うのが一つ目の候補。所々で「ヒノベは強い」と臭わせて期待値を上げていき、最後に派手なバトルで締める。正面決戦ならそんな感じです。

二つ目の奇襲戦は「魔術だけを使っている状態では導士の気配察知に引っかからない」という設定が鍵です。バトル展開自体がボツになったため作中には記していませんが、「導士を殺せるのは導士だけ」「導士に不意討ちは効かない」というこの世界における通念があります。導士と一般人の身体能力の差は絶望的なまでに大きく、例え不意討ちをしても一般人が勝つのはまず不可能。その裏返しとして導士は無意識のうちに他の導士を警戒しています。後ろ暗いところがあれば尚更です。対導士の気配察知もあり、導士が導士を不意討ちするのもまた不可能。

 ここにオウカの「魔術だけを使っている状態では導士の気配察知に引っかからない」が絡みます。作中、初めての野営の際にこの事実を知ったウラヤが「マジュツも秘密にしておけ」や「問題なのは、気配が……」等言っているのは、魔術によって常人以上の身体能力を持ちながら導士の気配察知に反応しないオウカは不意討ちや暗殺に特化すれば導士の天敵になり得るからでした。貴族なんかが導士で占められている央国でそれが知られると身分制度を揺るがしてしまう云々とは別の理由で潰されてしまうので。


 前述のとおり書き溜めもしてなければチェックポイント以外はその場で考えながら書いています。オウカvsヒノベを前述二つのどちらでやるかはその時に考えれば良いかと、そこに至るまでの話の流れで自然と決まるだろうと、そんな感じで保留にしつつ、どちらになっても良いように種だけ撒いているような状態だった訳です。

 ウーハン編を書き始めて、そろそろどっちにするか決めないと、と本気で考え始めた頃、気付いてしまいました。作中のウラヤが気付いていなかったのと同様、作者もウーハンに着くまで気付いていなかったのです。傭兵組合を絡ませてしまったら暴力による“お礼”ができない事に。

 思い返せばお爺さんの書状を出した時点で失敗していたのかもしれません。ヒノベ追跡を可能とするための“入り”と“発ち”、それを引き出すためのアイテムとしては理に適っていると思うのですが。


 そんな訳で、取り巻きABCDは仙腎検査、ヒノベはパイズリ、となりました。

 あの状況でバトルを強行するのはオウカのキャラ的にあり得ません。強行していればオウカだけでなく人格元である天音桜のキャラ崩壊にも繋がります。当初は止む無く考えた展開ではありますが、書き終えた今になってみると、あれはあれで良かったのではないかと思います。復讐の手段がパイズリ、というのはちょっとした意外性もあるでしょうし。


 そこらもひっくるめてこの作品は如何でしたでしょうか。

 できましたら評価をお願いいたします。


 *********************************


 ついでに今後の予定を。


 『近接戦では~』と『夏休みのアルバイト』に続く『上級専門校編』を考えています。が、現状では冒頭と結末、大きなイベントがいくつかくらいしか決まっていません。途中でエタるのは本意ではないので、いけそうな感じに詰められたら書こうかと思います。(何時になるかは未定です)

 その際ですが。

 上級専門校編が書けるなら『近接戦では~』の後ろに『夏休みのアルバイト』を移植、その続きとして書く予定です。上級専門校編まで一続きとなり、その方が良さそうなので。

 気になる方は『近接戦では~』にブクマお願いします。移植作業の連続更新が上級専門校編開始の合図です。


 本文だけでなく後書きまで最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

 これにて当作品を完結いたします。

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