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暴言集

お前が望むのなら、俺は何度だって愛してやるって言ってやるけど。

作者: 蓮火

俺はお前が好きだった。 それは真実。



「愛してる」 俺はお前に、何度も そう言った。


だけど、お前から俺に対しての言葉(それ)は一度もない。



別に、だから“どうしよう”っていうわけじゃない。


言葉で示さなくたって、伝わっていればそれで良いと思うから。




だけど、お前から注がれる愛は、ほんの一瞬もなかった。




俺は、この関係に嫌気がさしたよ。



俺の好きという想いに、ただ付き合う相手がいないから。


今はたまたまフリー(・・・)だから付き合ってあげる。



そんな上から目線に嫌気がさしたよ。





でも、それでも最初は良いと思っていたんだ。




それは、お前を夢中にさせる自信があったから。



その時はまだ、俺は本気だったから。 惚れていたから。






だけど、お前は始めから俺の方など、見てはいなかった。






それは まるで、「愛している」と吠えるだけの飼い犬。



俺という人間(・・)の存在意義を、見いだせなくなった。







だから、俺にお前は愛せない。 それでもお前がペットを望むなら、


俺は何度だって吠えてやる。 お前に向かって、意味のないアイシテルを。












俺はお前に興味がなくなった。 けど、別れは選ばない。

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― 新着の感想 ―
[一言] 読ませていただきました。 それでも別れないんですね。 意地なんでしょうか… でもこの先、何があるかわからないし、とんでもない どんでん返し的なことがあるかも知れないとか… いろいろ考え…
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