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ぷろろーぐ2

ありきたりかもしれませんが、どうぞ暇つぶしに読んでいってください。

 壊斗が1階に下りてそのままリビングに入ると、そこには二人の美少女が待っていた。すると、壊斗が 起きてたのが目に入ったのか行儀よく座っていた少女が

「おはよう壊斗くん。やっと起きたんだね?今日は試験日なのにすごい余裕だね?お姉ちゃんビックりだよ」

「うっせーな。だいたい姉貴たちこそ、俺を置いてさっさと学校いけば良いじゃねえかよ。くそっ俺の計算じゃあ、あと少しは寝れたのに……」

 壊斗が未練がましくいうとさっき2階でヒナと呼ばれていた少女が、

「何を言ってるんですか! お姉ちゃんが言いましたが、今日は試験日なんですよ。それも結界魔法と同じくらい難しい攻撃魔法の! ただでさえ、にいさんは普段授業をサボっているんですから試験くらいはまともに受けてください。それににいさんは攻撃魔法得意じゃないですか? 自分の得意分野の試験があるんですからまじめに受けてください!」

 と、やや長い説教をしてくる妹に、

「攻撃魔法ねえ? 俺の魔術は魔法であって魔法では無いんだが。あんな魔法の系統を一点集中で極めたようなピーキーな性能すぎるアレを果たして魔法といって良いんだか。俺は疑問に思うぞ?」

「その疑問に思う魔法を使うのはにいさんじゃないですか! それにいいじゃないですか。たとえ一種類か魔法が使えずその魔法がどれだけふざけた性能でも。世の中には魔法が使えないからという理由だけで就職できない人もいるんですから。その点、にいさんは魔法管理局に入れば引っ張りだこ間違いなしの”魔術”が使えるんですから」

 そんなことを言うヒナに壊斗は面倒くさそうに、

「ふうん? 姉貴とそろって高レベルの魔法をほぼ全部使えるわれらが私立魔法専門学校の期待のエース様ののお言葉は違いますなあ?」

「うっそれは……」

 その言葉にヒナは言い返せないのか、言葉につまる。すると、

「まあまあ二人とも、朝から言い争いは無しだよ?そろそろ行かないと学校に遅れるし朝ごはん食べて学校行こう? ね!」

 それまで二人の会話に口をはさまなかった少女が二人を仲裁する。年齢は14歳から15歳くらい。  ヒナに良く似た顔立ちだが、その顔は落ち着いていて柔和な笑顔がを浮かべている。髪はヒナと違い穢れを知らないような眩いばかりの白銀で、それを腰まで伸ばしたストレートにしている。

 目の色は月のような金色に輝いている。

 姉貴やお姉ちゃんと呼ばれたからにはこの少女が綾瀬家の長女なのだろう。

 姉の仲裁に二人は、

「まあ……姉貴がいうなら」

「ルナお姉ちゃんに言われたら仕方が無いですね。すいませんでしたにいさん、すぐに朝ご飯を食べましょう」

「――――そうだな。そうすっか」

 そういっておとなしく朝食を食べる。どうやらルナと呼ばれた少女は現在この家においてとてつもない 信頼を置かれているようだ。

「さて。朝ごはんも食べたし、学校に行こう? 壊斗くん。ヒナちゃん」

ルナの言葉に壊斗が

「へいへい、わーったよ。行きゃいいんだろうが、学校によ」

ヒナが

「わかりました。じゃあ行きましょうか、にいさん?」

「おう」

 そういいながら三人は家を出て学校に向かった。

 後で壊斗は後悔するだろう。やっぱ学校行かなきゃ良かったと。


次回もがんばって投稿しますのでよろしくお願いします。

では!

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