【第9話】人魔大戦勃発
前回のあらすじ
「黒き伝説の能力者組織」からカフェオレを奪還できたユキ一同。だがしかしそれにはあまりにも失ったものが大きすぎたのであった。
(詳しくは前回をチェック)
「とりまアイツらを潰すならまずは作戦を立てようか。私が先頭を行くからソウヤとユキは私の援護をお願い。」
「『伝説の能力』の使用は…?」
「『伝説の能力』は相手に作戦とか行動が読まれやすいからやめておこう。あくまで最終奥義だ。」
「わかった。」
「どうする?もう本拠地に突っ込む?」
「早い方がいいだろ?さっさと行くぞ!ユキ、カフェ!」
「そうしましょ『服従』」
「ユキ!?なんで今『伝説の能力』を使ったの!?」
「色んな人の頭を覗いて本拠地がどこか探してるだけだけど…」
「いますぐやめなさい。」
「はい…」
「とりあえず小型ドローンで本拠地を探してみる。」
「小型ドローンがもし見つかって壊されたらどうするんだよ。」
「そりゃぁもう…言いたくないね…」
「大損害よ。」
「言いたくないって言ってるくせに言ってんじゃねぇか。」
「まぁとりあえずまずは捜索からだよ。見つかり次第連絡する。それまでは各自練習とかしておいて。」
ピピピ!
ドローンが何かを見つける音がした。
「ん?なんだって?ドローン?…!?おい!!!みんな!!!ドローンがもう本拠地を見つけたぞ!!!」
「有能すぎる…」
「場所は…!!!森の中!!!」
「森っていうことは結構遠くない?」
「いや、もう行くしかない。引くにも引けないんだよ。」
「はぁ、全く…めちゃくちゃなヒトねカフェは。」
「準備はいい?行くぞ!!!」
「オー!!!(一同)」
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ー森の中ー
「ゲッホゲホ…着いたけど、ここであっているの?」
「多分ここだな…入ってみれば分かると思うがな。」
「うん?見て。上に黒い影が…」
ドオオオオオオン
「うわぁぁぁぁ!!!煙が!!!」
「ガハハハハ…!!!久しいな…『カフェオレ・ミルキィ』よ…」
「!?お前は…!?あの時の…!!!」
「ハハハハハ!そんな剣幕な顔をするでない!」
カフェオレは顔に血管が浮き出るぐらい嫌な顔をしている。そしてそれを笑う「ボス」
「ハックは死んだよ…弱すぎる。」
「ガハハハハ…!アイツが死んだか!まぁアイツh...っては?ハックが死んだだと?」
「ありえねぇか?だが事実だ。現に私が自我を持ってるしアイツは私が殺したしな。」
「面白い…お前らがそこまで強いとは…私も久しぶりに力を出すとするか。」
「望むところだ。じじい。」
「禍々しすぎる…!俺たちが近づいたら死んでしまうぞ!!!」
「アレが史上最強同士の戦いよ。人(救世主)と悪魔(悪役)が何百年に1回戦うかどうかの戦いよ。通称…」
「人魔大戦よ。」
ー人魔大戦が勃発…!?ー
*次回8月3日更新予定!*
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この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには一切関係ありません。