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【過去編】Sleep〜世界の終末〜  作者: 未来 花降香
【第一章】カフェオレ ミルキィ〜プロローグ編〜
4/17

【第4話】全回復と脅迫

前回のあらすじ

なぜか動かなかった体が動き、街を救ったカフェオレ。

だがしかし、それが原因でカフェオレは黒き伝説の能力者組織(ブラックリベリオン)の手のの中に…!?

(詳しくは前回をチェック)

それから約1ヶ月が経った。不思議な事ながら黒き伝説の能力者組織(ブラックリベリオン)の出現、目撃情報は一切無かった。

「カフェ、やっと怪我が治ったのね…」

「いやー、伝説の能力者(チーター)に撃ち抜かれた時はどうなるかとおもったぜ…」

「そんな、みんな大袈裟なぁ!」

「でもこうして今も元気に生きてることを嬉しく思わないかい?」

病室はもはや宴会のごとく騒がしい。

その時…

「貴様らうるさいぞ!隣にヒトがいるってのが分からないのか!ったく…最近の若者は…」

「見て、空気が読めない老害だ」

「ホントだ空気が読めないクソジジイだな」

「みんなシー!聞こえてるかもしれないよ?」

突然隣のおじいさんが空気を壊してきた。最悪だ。そりゃおじいさんにヘイトが溜まっても仕方がない。

そんなアクシデントがあったが、私は退院した。もちろん。ニュースでも私が退院したことが全面的に放送された。私は記念でみんなと居酒屋に行き、どんちゃん騒ぎをした。



ー◇ー◇ー◇ー



「あー、疲れたぁ」

「騒ぎすぎちまったな…」

「迷惑になってないよね…?」

「大丈夫だって!!!周りもお酒が回っててんなこと絶対気にしてないって!」

「んじゃ、カフェ退院おめでとう祭りはおしまい!ということで解散!」

「ウェーーーイ!(一同)」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



私はそれから家に帰ろうと帰路を歩いていた。自分の家には行ったことが無かったがなぜか場所が分かった。自分の家が駅近くのタワマンという記憶だ。やっぱりこの体の持ち主の記憶がちゃんと受け継がれてるんだなと身に染みた。

「えっ?」

私のマンションの前に黒い服と髪型とサングラスを付けたイカつい人とその召使いっぽい人がいた。

まるで私を撃ち抜いて来た人や、町で暴れていた人に姿が似ている…

「だ、誰!?」

「私たちはそんな対した者ではございません。ただ私はアナタによく似た『カフェオレ・ミルキィ』という人を探しているのですよ…

まさかですが、アナタではないでしょうね…?w」

気味の悪い声で召使いっぽい人が笑う。

近づいて耳で囁いて来たせいかマトモな生活をしてなさそうなものスゴく臭い匂いが鼻を走る。

(クッセェ…)

「アナタたちもしや黒き伝説の能力者組織(ブラックリベリオン)!?」

「フフフ…勘のいいガキですね。もう隠しておく必要はない。その通り私たちは『黒き伝説の能力者組織(ブラックリベリオン)』アナタを探していたのですよ!!!」

「クソッなぜ分かった!?」

「当たり前ですよ…『カフェオレ・ミルキィ』さん。なぜなら動揺が隠せてないじゃないですか!!!肩は小刻みに震え、目は必要以上に潤っていて、足はガタガタなっている!そんな状態の人が動揺してないだなんてありえないじゃないですか!」

普通に恐怖を感じててもそうなるとは思う。だがしかし引っかかるところがある。なぜコイツらは私の家とフルネームを知ってる…?

するとその時槍のようなもので右腕を刺されかけた。

「あっぶね!!!」

恐ろしく早い動きで避けた。

「素晴らしい反射神経!やはりアナタは『カフェオレ・ミルキィ』さんで間違いありませんね!!!」

するともう1発また攻撃が

(クソッ早い…!いつまで続くんだ…!さすがにそのうち体力が持たなくなるぞ…!)

「おい、やめろ」

ドスの聞いた声が響き渡る。

「ボス、どうしました?」

目標(ターゲット)に必要以上の攻撃をするな。傷が付いたらどうなるか、何されるか分からないだろ」

まるで私を危険人物扱いしている…

当たり前だ。私はレートバトルで最上位ランカー…その中で3位の人だ。

そんな野郎になんかされたら流石の黒き伝説の能力者組織(ブラックリベリオン)もタダでは済まないだろう。

「分かりましたボス。では目標(ターゲット)を捕獲に入ります。」

何か小声でやりとりしている。私には聞こえなかった。

すると前から網が来た。

「砕け散れ!爆弾アタック!!!」

私は爆弾を投げ込んでみた。

すると周りが爆発した。

「ゲッホゲホ…相当な強さですね…捕獲するのも一苦労。では1つ提案をしましょう。」

「ん?なんだ?それは?」

「アナタは私たちの組織黒き伝説の能力者組織(ブラックリベリオン)に来ませんか?来ないなら…()()()()()()()()()()()()()。」

「こ、殺す…?どうせ嘘だろ!そんなの信じる訳…!」

「ほほう。そうですか。ちなみにアナタの仲間たちには呪いがかけられていますが?」

「呪い…?」

「だから見えないのですよ。ちなみにかけたのはアナタの仲間の内の1人です。簡単に言えば裏切り者ですね。」

「裏切り…者…?」

「そうです。裏切り者です。はぁ、分かりました。まだ決断が下らないのであれば基地で監禁しておきますので、決まったら教えて下さいね。『時 空 間 移(アルファディメンシ) (ョン)』」

「えっ何!?」

すると地面に穴が空いてその穴に吸い込まれそうになった。

「なんとかよじ登れ…!!!なんか物に捕まれ…!!!」

「随分しぶといですね。」

「足で手でも踏めばなんとかなる。」

「では遠慮なく♪」

「いったぁぁぁ!!!でも離れないぞおおおおおお!!!」

「しつこい黙れ『誘惑(テンプション)』」

「まってまって!掴めない!なんで!!!落ちるうううううううぅぅぅぅぅ…」

「ふぅ、やっと片付きましたよ。」

「随分めんどくさいヤツだな。」

「ですが、仲間にできたらかなり大きな収穫ですよ。」

「それならいいのだが…」



ーーーーーーーーーーーーー



〜???〜

「イテテテ…ここ何処だよ…暗いし、地面はコンクリートみたいに硬いし…なんと言ってもクソ臭い…さっきのヤツらと同じ匂いがぷんぷん香るぜ…」

その時前から人が来たような感じがした。

「さて、実験を始めようか…」

「!?」


ー穴に落ちたカフェオレは一体どうなるのか…!?ー



*次回7月6日更新予定!*


この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには一切関係ありません。

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