【第3話】カフェオレと不思議な日
前回のあらすじ
カフェオレを負傷させたのは黒き伝説の能力者組織だと知ったカフェオレ一行。だがしかし、カフェオレの身の回りに゛ヤツら゛の手はもう迫っている…!?
(詳しくは前回をチェック)
それから1週間が経った。まだ私の傷は完治していなかった。医者によると全治1ヶ月だそうだ。ちなみに足がほぼ動かなく、腕は不自由だ。
ふとテレビを付けてニュースでも付けてみた。
《大変です!ババンバ街で人が爆弾を投げたり、火をつけたりして暴れております!》
「嘘だろ…?聞き間違えじゃないよね…?」
どうやらババンバ街で人が暴れているらしい。だがあいにく私は体がまだ治っていない。だがしかし…
(助けたい…)
そんな気持ちでいっぱいだった。
(この足が動けば…!腕がもっと自由に動けば…!)
だが願いは儚く。叶わなかった。奇跡はそう簡単には起きないようだった。
私はただ中継を見ることしか出来なかった。
(動け!動け!動けぇぇぇぇ!)
そう願った。
ピクッ
足が動いた…!!!今まで動かなかった足が動いた!
私は人を助けたいという思いが優先してしまった。
点滴を外して、服を整えて、水鉄砲のような銃を持ってババンバ街に向かった。
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ババンバ街に到着したら中継通り人が暴れていた。5人ほどだ。
(まったく…警察は何をやっているんだ…)
私はそう思った。私は心を研ぎ澄まして相手の腕を1本ずつ撃ち抜いた。
(体が軽い…前世とは違って動きと肉体が体に染み付く…!動きやすい…!!!)
1人打った瞬間全員が後ろを向いた。
「いってぇ!!!何すんだお前!!!」
(ヤバい…!気づかれた…!)
その瞬間スナイパーの弾が飛んできた。
モノスゴイ反射神経で避け、その瞬間に全員の腕を吹き飛ばした。
「クソ…!なんて強いヤツなんだ!お前ら!俺を囲め!!!」
リーダーみたいなヤツがそう言った。
取り巻きがリーダを囲む前にリーダーを胴体に撃った。
(やっぱりなぜだかこの体だと動きやすい!)
「ヒェェェェ!!!もう降参です!!!命だけは勘弁を…!!!」
と、ソイツらは勘弁した。
ー◇ー◇ー◇ー
その後来た警察に5人は連れていかれたそうだ。
警察によるとソイツらは黒き伝説の能力者組織だったそうだ。
私はその後勝手に病院から抜け出したことを説教された。
だがしかし、今まで動かなかった腕と足が思うように動いたのはスゴイと思う。
その後、腕と足は前みたいに動かなくなった。とても不思議な日だった。
ー◇ー◇ー◇ー
「フフフ…カフェオレ…か…なんと奇妙な存在だな…」
「情報によるとヤツはバトル最上位ランクZのようです。しかもトップランカーだと…」
「それは随分やっかいだな…そんなヤツを敵に回すとは…ククク…どうにかして味方につけたいもんだな…」
ー黒き伝説の能力者組織に目をつけられてしまったカフェオレ…!(次回へ続く)ー
*次回6月22日更新予定!*
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには一切関係ありません。