【第10話】最強VS最強
前回のあらすじ
数百年に1度起こるとされる人魔対戦を勃発させてしまったカフェオレ一同。果たして戦いの結果は...!?
(詳しくは前回をチェック)
「面白い…お前らがそこまで強いとは…私も久しぶりに力を出すとするか。」
「望むところだ。じじい。」
「禍々しすぎる…!俺たちが近づいたら死んでしまうぞ!!!」
「アレが史上最強同士の戦いよ。人(救世主)と悪魔(悪役)が何百年に1回戦うかどうかの戦いよ。通称…」
「人魔大戦よ。」
「じ、蕁麻疹対戦!?それは大変だ!痒すぎて死んでしまうぞ!!!」
「違う!違う!そうじゃなくて!!!゛人魔対戦゛!!!」
「あー、人魔対戦か。でもアレっておとぎ話とか神話のヤツじゃなかったっけか?」
「ううん、でも今こうやって人魔対戦が勃発しているんだからおとぎ話ではないんだよ。」
「じじい!!!まずはお前からかかってこい!その゛久しぶりの力゛とやらを見せてくれよ!!!」
「望むところだ小娘ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!」
「スペシャルスキル!アーマー!!!スペシャルスキル!ミサイルラッシュ!!!スペシャルスキル!追跡爆弾ラッシュ!!!」
「まて!小娘!まつんじゃ!小娘!」
「どしたじじい?」
「お主ワシから攻撃していいと言っただろう?なぜ小娘が先に攻撃してるのだ!!!」
「あぁ、すまんなじじい。お前に対する恨みが強すぎて」
「まぁいいのだが。気を取り直してワシの最大出力攻撃を喰らうがよい!!!」
「いまだ!電磁砲!!!」
ズドドドドドドーン
地面を軽くと言うよりかごっそり削る音がした。辺り一面は燃え、地面からは悲鳴が聞こえるデストピアとなっていた。
「ひぇぇぇぇ!!!ソウヤ、よかったね、カフェを敵に回さなくて!」
「そうだな…あの時奪還出来なかったらかと思うと…」
「ひええええええ!(2人共)」
「ところでなんでカフェはあんな一気にスベシャルスキルを使えるの?なんか知らないヤツもあるし…」
「あーなんか決戦前にあの武器屋の武器マニアから試供品とか連続発射用の箱を貰ってきたらしい…」
「カフェ…一体どこまで用意周到なのよ…」
「おい!小娘!ワシのターンは一体いつなんだ!!!これじゃリアル無限に俺のターンじゃねぇか!」
「そもそもお前のターンなんてねぇよ!!!トドメだ!!!グレネード!!!」
「小娘ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!」
ドオオオオオオン
辺り一面に爆弾が爆発する音と木々の悲鳴が聞こえてきた。そこにはもう、黒き伝説の能力者組織の本拠地はなく、ただただ大きなクレーターだけがあった。
「おぉ、今の攻撃を生身で受け止めるとはな。やるなじじい。」
「たのむ、これ以上は何もしないでくれ...」
「どうした?もう降参か?弱っちぃな!!!」
「少し言いたいことがあってな...」
ーボスの言いたいこととは...!?ー
*次回8月10日更新予定!*
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには一切関係ありません。




