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更生プログラムコーディネーター就任について

コーディネーターA氏について。


実は更生プログラムを推進した変人有力者の親戚の友人の孫の従兄弟。(赤の他人ともいう)

ただ、幼い頃に偶々面識があり、「共感出来ないなら、実感するしかないよね〜」との発言は、この子がした。

それは偶々、ネットで海外の授業プログラムの動画を見たからで、そこではイジメを無くす為にイジメ加害者?に授業でイジメられる体験をさせようというものであった。

小学生のA君のクラスではなかったが、友人がイジメによる不登校になっており、何とかしてやれないかとネットで検索した結果見つけたものである。

A君の目から鱗がポロポロ落ちたのだが、自分の学校では実施は不可能であった。

大人からすれば仕方がないとも言えるが、子供にはその理屈は解らない。

その愚痴を、偶々出会った知らない大人に披露した迄であった。

ついでに、イジメ体験学習を実現及び効果を上げる為の方法を妄想して色々話していた。


ただその時はそれで終わったが、十数年後、(本人も憶えていない)発言の責任を取らされる事になる。


(技術者は別に居るので)VR技術に詳しい訳ではない。心理学を専門に学んだ訳でもない。

彼に求められたのは発想力である。

後、KY(空気読めない)であること。(本人は天然と主張)

でなければ、小学校のクラス担任に、イジメ加害者にイジメられる体験をさせましょうと直談判はしない。(その後問題児としてマークされる)


その後、問題児として色々あったりしたが、比較的大きな問題を起こす事も無く(本人評価)成人。

とある会社の営業として就職、低迷している店舗の立て直しで色々な発想を出し、偶然と周りの人材に恵まれて大成功する。(ちなみに低迷店舗を担当する事になった理由は自身のKY発言の所為である)

そこで調子に乗って、凹まされ退職。

ニートな所でスカウトされる。

正直なところ、ヤバい仕事だと思ったが、一応公務員扱いで、前職と違って週休2日、福利厚生もしっかりしていて、社会貢献をする仕事と説得された。


【暴行犯への追体験においての注意点】

犯罪者を襲う役の顔貌は本人のもの、もしくはそれを加工したもの。

一から作っても、誰かに似てしまう恐れがあるため。醜悪な顔をした自分に襲われるというのも効果ある?

ただ、人によってはショックが大きい為、顔を見えない様にするケースも多い。犯罪の悪質さや本人の資質を鑑みて調整。


加害者がイケメンで自分に襲われる事に動じない、もしくは喜ぶ性癖の相手には、コーディネーターの顔を加工したものが使われる。

「身体張ってますねー」助手曰く。

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