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序文

注)特定の人物、団体、国家は関係有りません。あくまで、フィクションです。


あらすじにも書いていますが、犯罪について扱っていますので、ご不快になりそうな方は避けるようお願いします。

科学技術が大きく発展した未来。

中でもVR技術により現実と変わりない世界を体験出来る様になる事で様々な変化が有った。


自宅に居ながら、学習や仕事もオンラインで可能になり、自宅警備員が激増。

自宅警備員の顕著な運動不足から一定以上の運動が義務付けられたり、VR技術と室内運動器具を連動させた商品が開発されて、大ヒットになったりとした社会の変化の一例が認められた。

勿論、アウトドア嗜好も居ない訳ではなく、現実での体験が至高という人も一定数いた。

ただ、VRでの森林浴やキャンプの方が虫、天候や気温差の不快な要素が省けるので、自宅でのアウトドアを楽しむ人が増えたのも事実。


それはさておき、

色々と便利な世の中になったが、古き良き習慣を変えるべきでは無いという人々も年配層を中心に多くいた。

昔テレビが普及した折、番組の影響の懸念で「ハレン◯学園」が悪として取り上げられたり、家庭ゲーム機が普及した時は、とある地方でゲームの規制が法制化したりした様に、VR技術の発展により他者への触れ合いが薄れ、他者への理解共感が出来なくなるとの懸念が表明された。


SA◯の世界の様に、人を害するのに忌避感が無くなる人が出るのではとの意見が、発言の結果に責任を負わなくていいコメンテーターや自称専門家から出されたりした。

犯罪発生率との因果関係の立証はなかったが、VR技術の規制が取り上げられたりした頃、とある有力者がこんな事を言い出した。(有力者だが変人の評価もあった人物)

『想像力欠如、他者への理解、共感出来ないならば、(VR技術にて)実感して貰おうではないか』と。


彼が提案したのは、犯罪加害者が行った事を、VR技術により犯罪被害者として追体験してもらうというものであった。


反対意見は多く実現は難しいと思われたが、どの様なコネや根回しを活用したのか分からないが、実験的な実施まで強引に持っていってしまった。


事前にかなりの時間と手間を掛けて確認があったのが、感覚、特に痛覚のフィードバックの加減調節技術。

長時間ダイブの影響がどれだけ有るかの検証。


VRにおいても、死亡体験は絶対に許され無い事になった。

人道的な理由もあったが、(実際には死んでないが)死んでも生き返るという錯覚を持たせない、誤認させない為でも有った。


あくまで、犯罪者に対する刑罰ではなく更生が目的。(建前だという批判もあるが)

その為、死刑確定者には適応されず。(これには賛否有り)

ただ、犯罪加害者がVRで被害の実体験をするという事で、被害者のメンタルケアの一助にもなった模様。(所謂ざまぁ?)


VR更生プログラム実施後の実績として、犯罪数において、初犯に関しては微減に留まったが、再犯率の大幅な低下があり、効果有りと認められた。

ある程度効果が出た事により、人体実験の非難も薄らぐことになった。


継続的な効果が見込めるかは今後の経過観察が必要。



継続的な効果の維持及びより一層の効果増の為、更生プログラムのコーディネーターと助手が派遣される事になる。(有力者の推薦)

「責任重大ですね」助手曰く。


注)以降の話は、コーディネーターと助手の苦労話?も交える事になる。

再度掲載

注)特定の人物、団体、国家は関係有りません。あくまで、フィクションです。


賛否有りだと思いますが、不快な思いをされた方は申し訳ございません。


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