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『婚約破棄』された俺だけど2度目の人生で〈底辺貴族から成り上がり〉悪役令嬢に復習をします

作者: カイト

俺の名前はベルクライシス貴族の家の息子だ。


貴族とはいっても底辺貴族だが。


まさか2度目の人生でも貴族の家に生まれるとは思わなかった。


というのも俺は 生まれ変わる前の記憶を持っている。


いわゆる転生者というやつだ。


そんな俺が今何をしているかと言うと今イルド王女との婚約をするかどうかの話し合いが始まろうとしている。


俺がしばらく待っていると。


「すいませんお待たせしました」


そう言いながら王女が席に着く。


「いえいえ いろいろと大変な中王女様の国に読んでいただいてありがとうございました」


「まだ王女じゃありませんよ」


楽しそうに笑いながら俺にそう言葉を返してきた。


「私自身今日ベルさんとこうして話すことを楽しみにしていました」


「そうですかそれなら良かったです」


「どうでしょうか2人はもう何度か顔を合わせていますが婚約をするかどうかの話し合いをするにあたり、もう一度自己紹介をしてみるというのは?」


俺の隣に座っているお父さんが そう提案をしてきた。


「いいですねそれ」


お父さんのその言葉に王女は笑顔でそう答えた。


「それでは私から」


「私の名前はイルドケーナですよろしくお願いします」


「僕の名前はベルクライシスです」


俺は少し緊張しながらそう自己紹介をする。


俺には好きなやつがいる、だからこの話がうまくいってもうまくいかなくても断るつもりだ。


そいつは俺と同じ転生者で転生する前の世界で 一緒に過ごすことが多くてその頃から好きだった。



それからしばらくして話し合いが終わり最後にケーナさんに挨拶をしようと部屋に向かう。


俺が部屋をノックしようとすると 中からケーナさんの話し声が聞こえてきた。


聞いちゃいけないとわかってはいたが中から気になる話が聞こえてきて、俺はドアの前に耳を近づけた。




「それにしてもあの王子本気で私と婚約できると思ってるのかしら」


「もしそうだとしたら爆笑だわ」


その言葉をドアの外で聞いていた俺は何が何だかわからなかった。


(どういうことだケーナさんは最初っから俺と婚約する気なんてなかったってことか!)


俺は信じたくないと思いながらも そう思うしかなかった。


それにさっきまで喋っていた明るい口調とはまるで違う。



「それにあいつの顔転生前に私が拷問して殺したやつとそっくりだわ」


俺はその言葉を聞いておくに封じ込めていた転生前の記憶を思い出した。


転生前。



俺は椅子にがんじがらめにされて動けなくされていた。



「お前はこんなことをして何がしたいんだ!」



俺は激しく声をあげるが 目の前に立っている王女は何も言わずに 。


俺と同じようにがんじがらめにされて座っているそいつの頭に魔法の杖を突きつける。


「やめろーーー!!!」


俺がそう叫ぶと その王女は 頭からゆっくりと 魔法の杖をどける。


「そうねそれじゃ何をしてもらおうかしら…」


そう言って考えるふりをする。



「そうだ私の拷問に耐え切ることができたらこの子を解放してあげる」


「分かった初めてくれ」



俺の一本一本の指の爪を剥がしていく。


「うああああああああああああああああああぁぁーーー!!!」


俺は激しい叫び声を上げる。


「まだ2、3本しかやってないよ このままじゃ 愛する人を助けられないよ」


顔に笑みを浮かべながら俺にそう言ってくる。


俺に対する拷問は激しさを増していった。



「やめた 反応がワンパターンでつまらない」


「ちょっと待ってくれ俺はまだ耐えられる だからそいつはそいつだけは、殺さないでくれ!」


王女は顔に笑みを浮かべて俺の言葉にこう返してきた。


「やだ」


そう言って再び頭に魔法の杖を突きつける。


「いや殺さないで いやいやいやいや!!!」


「やめろーーー!!!」


その瞬間 静かな部屋に 大きな爆発音が響いた。


それと同時に首が吹き飛んだ。


「うああああああああああああああああああぁぁーーー!!!」


その後俺は殺された。



現在。


(もしかしてあの時の王女も この世界に転生してきたのか!)


(いやまだそうと決まったわけじゃない とりあえず探りを入れてみるか)


俺はノックをして 話を聞いていたことがばれないように何も知らないふりをしながら部屋の中に入る。


「ベルさんどうしたんですか?」


ケーナさんはまるで何もなかったかのようにさっきの明るい口調に戻っている。


「ケーナさんて転生者なんですか?」


「すごいまだそのことは公表してないのに何で分かったんですか?」


「いえなんとなく15歳にしては頭が良すぎるなと思ったので」


「その婚約についての話なんですけど…」


「ちょうど良かった 私もそのことについて話そうと思っていたんです」


「ベルさん私との婚約を破棄していただけませんか?」


「え!」


予想していなかったその意外な言葉に俺は一瞬反応できなかった。


ケーナさんは一呼吸した後俺にこう言ってきた。


「私があなたと結婚しても何のメリットもないし」


「何よりあなた剣の腕はあるみたいだけど、どうせその腕も大したことないんでしょう」


その言葉を聞いた俺はびっくりはしたがそのおかげで悩んでいたことが確信に変わった。



そのケーナの口調と雰囲気は俺を拷問して殺した王女と全く一緒だった。


「ほらなんとか言ってみなさいよ!」



そう言いながら、容赦なく膝で俺のみぞおちを蹴ってくる。



「ははは本当に私と結婚できると思ってた?」


俺を馬鹿にする口調でそう言ってくる。



「そんなわけないでしょう!」


そう言いながら俺の紙を強い力で無理やり引っ張る。



「まあいいわもうあなたに用事はないから」


そう言って俺の髪を掴んでいた手を離す。


お父さんは国でトラブルがあって先に戻ったとケーナのお父様から聞かされた。



俺も急いで国に戻った。


すると一部の村からだんだんと炎が燃え移っている光景が広がっていた。


そしてフードをかぶった何人かの魔法使いが逃げていくのが見えた。


町の人達は急いで逃げようとしてパニックになっている。


俺は急いで辺りを見渡してお父さんとお母さんの姿を探した。



炎が燃え広がっていく中 少し遠くの方で、倒れているお父さんとお母さんの姿を見つけた。



「お父さんお母さん!」


急いで2人に駆け寄る。


「ベル」

「ベル」


お父さんとお母さんは弱々しい声で僕の名前を呼んだ。


「ベル これを!」


そう言ってお父さんがポケットの中から取り出したのはひとつの鍵だった。


「お父さんこの鍵は?」


「王国の地下室の鍵だよ」


「こんな形になってすまない」


「べルこれからはお前が この国を守っていってくれ」

「ベルこれからはあなたがこの国を 守っていってね」


お父さんとお母さんはぎこちない笑顔を顔に浮かべながら僕の顔の形を確かめるように触った。


「くそーーー!!!」


俺はただただ悔し涙を流しながら叫ぶことしかできなかった。



しばらくして 燃え広がっていた炎は消えて 目の前にあった建物は最初からそこに何もなかったかのように亡くなっていた。


(俺は誓うこんなことをしたやつを必ず見つけ出して、必ず復習をする)



面白かった!」




「続きが気になる、読みたい!」




「今後一体どうなるのっ……!?」




と思ったら




下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。




面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!




ブックマークもいただけると本当にうれしいです。




何卒よろしくお願いいたします。


このお話は人気があれば続きを書こうと思っています

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[気になる点] タイトルが復習になってますね
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