私と知将現る‼︎
子熊と遊ぶ事になったが何をすれば良いのかわからないがとりあえずどれぐらい頭が良いか確かめる為に色々と確認する事にした。
「子熊さんは、言葉がわかるみたいだから確認するね!
まずは、立ち上がり右手を上げてみて」
と言うと子熊が立ち上がり右手を上げた。
「次は、私の周りを3周して左手を上げてみて」
と言うと子熊が3周私を周り左手を上げた。
「次は、3+4の答えを教えて」
と言うと子熊が指を7本出してきた。
どうやら子熊は、数字も理解出来ると思う。
私は、家の中からリバーシーを持って子熊の前に置きルール説明をした。
「白と黒の石があって順番の交互に置いていく
同じ色の石で挟むと間の石が挟まれた石と同じ色になる。
石の置ける場所は必ず石が挟む事が出来る所しか置いてはいけない。
理解出来た?」
と言うと子熊が頷き拳から親指を出して私に理解出来た事を告げた。
「子熊さんが先行で始まるよ!」
と言うと子熊が白の石を置いた。
それから私と子熊の戦いが始まった。
この子熊が強く気が付いた時には、子熊に私は負けていた。
もう一度勝負したが子熊に勝てない。
ニーナ姉も戦いに負けたので両親を連れてきて勝負してもらう。
父親も敗れて母親と勝負した。
母親が我が家の最強!!
もし子熊に勝てないなら後は、この村で最強な村長しかいないので村長と戦う事になる。
そして戦いには決着した僅差で子熊が勝利した。
子熊が雄叫びを上げながら立ち上がり右手を掲げた。
母親は、悔しい顔をしていた。
私はリバーシーを持って子熊と一緒に村長の所に行く。
村長は、この時間は村の宿屋の下の食堂でご飯を食べに来る時間なので食堂に向かった。
たまに村人に子熊の事を聞かれたので村長とリバーシーで戦う事を話すと村人が他の人に食堂で子熊と村長のリバーシー対決をする事を話しに行った。
食堂には、村長やほとんどの村人が集まっており食堂の女将さんが
「今から特別な対戦が始まります。
まずは、人間を代表して我が村最強の女!!
バウム村の知将という名で近隣の村や領主からも信頼と実績があるその名もシチリアーナ=カッサータ
知将シリア〜!!
対する動物界の異端児!!
知将の右腕とも名が高いカヌレ=フールを破りこのステージまで上がって来た子熊!!
世紀のバトルが今始まる!」
と叫ぶと子熊は、お辞儀をして村長の前の席に座る。
私は急いで村長と小熊の席の前のテーブルにリバーシーをセットした。
村長が子熊に話しかけた。
「まさか私が子熊とリバーシー対決をする事になるとは夢にも思わなかったよ。
もし君が私に勝てたなら村の空き家があるからそこを君に上げるよ!
後は、お金も渡すから好きに使うといいよ。
君に先行を譲るよ。」
と村長は、余裕を見せる。
子熊も頷きながら白の石を手に持った。




