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転生した女性SEの異世界魔法ライフ  作者: 双月 仁介
社会人編(4年目)
255/303

255 アンチエアクラフトガンの開発①

 精密射撃装置(ライフル)がある程度有効であることは実証された。ミカ様という狙撃手(スナイパー)あってのことだけど。

 しかし、それに頼り切るのも問題だ。投下を防ぐには早い段階でかなりの数を撃墜する必要がある。3割くらいの兵力を削減することができれば、敵は投下自体を諦めるかもしれない。

 でも30秒以内に約30機を撃ち落とすのは現状では到底不可能だ。

 やはり高射砲(高角砲)を魔法陣で実現するしかないかなぁ。シップガンを改造するか。

 ちなみに、シップガンの魔法陣は以下の仕様だ。

・口径:20ミリメートル

・砲弾長:20ミリメートル

・初速:1000メートル/秒

・着弾後の爆発:オン(砲弾を構成する魔力を100%火属性に変換)

・モース硬度:8(タングステン以上)

・魔力量:800


 これを高射砲の仕様に改造する。魔法名はアンチエアクラフトガンだ。って長いな。

・口径:20ミリメートル

・砲弾長:60ミリメートル

・初速:1000メートル/秒

・定めた秒数後の爆発:オン(砲弾を構成する魔力を10%火属性に変換し、残りの90%を直径6ミリメートルの粒に分解して拡散させる)

・モース硬度:5

・爆発するタイミング:発射時に秒数をパラメータ入力する

・魔力量:600


 つまり砲弾を大きくする代わりに軟らかく(硬度を小さく)することで魔力量を抑える。砲弾を小さな粒(散弾)に分解したあと、爆発の威力を使って球状に()き散らすことで敵にダメージを与えるというものだ。

 敵に最も近づいたときに爆発するようにできればベストだけど、ちと難しい(前世のVT信管だね)。なので、秒数をパラメータ入力して一定時間後に爆発させるしかない(前世の時限信管だ)。

 魔力量600の1割を爆発力に変換するので、TNT換算では100キログラム程度の炸薬(さくやく)量になるかな。

 これなら一人でも発動できる魔力量なんだけど、拡散する散弾は100粒程度しかないのが問題だな。砲弾サイズを大きくしたいんだけど、そうすると戦略級魔法になってしまい、一人では発動できなくなるんだよね。

 まぁ、とにかくこの仕様で魔法陣を描いてみよう。効果については実戦で検証してみないと分からないからね。


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