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転生した女性SEの異世界魔法ライフ  作者: 双月 仁介
社会人編(1年目)
154/303

154 帝国と共和国

 帝国が共和国に宣戦布告し、侵攻を開始してからもう半年になる。

 いまだに国境にある共和国側の砦は死守されているけど、兵士たちはかなり疲弊していることだろう。もちろん帝国軍兵士も。

 王国としても、常備軍の4分の3(3個師団)が国外に出ているという状況が半年も続いているのはよろしくない。

 さらにブレーン会戦における8万人の捕虜の問題もある。


 講和を仲介したくても王国も帝国に対して宣戦を布告しているので、戦争の当事者として不可能だ。

 小国の斡旋(あっせん)では力関係的に難しい。

 一番良いのは、帝国軍が撤退して、帝国のほうから講和を申し出てくることだね。

 講和条件を厳しくしなければ、この戦争は終結するだろう。共和国次第だけど。


 もう一つの手段は戦略級魔法による攻撃で帝国領内を進軍し、帝国首都ガルムンドを陥落させることかな。

 城下(じょうか)(ちかい)ってやつだね。

 まぁ、たとえ陛下に頼まれても私はやりたくないけどね。


 あと一つ、共和国の援軍として戦略級魔法を使うことで帝国軍の撤退を(うなが)すという方法がある。でもこれもやりたくない。共和国軍の見ている中で戦略級魔法を発動したくないよ。今は同盟関係だけど、潜在的な仮想敵国だからね。


 うーん、やはり帝国皇帝の賢明さにかけるしかなさそうだ。馬鹿じゃなければ、もはや勝利の目が無いってことは分かっているはずだから。


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