プロローグ
※この物語は元々エロゲーのシナリオなので一部修正しましたが書き方がゲームです。
プロローグ
ほぉぉぉおおお!
俺は今東京の街中を歩いている!!
世の中のコンクリートにはこんなにたくさんのおっぱいが転がっているのか!!
あっちからあんなにたくさんのおっぱいが歩いてくる!!!
俺は知らなかった!!!
世の中にはこんなにたくさんのおっぱいで溢れているなんて!!
そしてさすが東京!!
田舎なんかよりもおっぱいの数がまるで違う!!
そしてでかい!!
レベル高い!!
おっぱい最高!!!
「おっぱいさいっこぉぉおおお!!!!」
思わず叫んでしまった。
ゆん「・・・」
「おっぱいさいっこぉぉおおお!!!!」
ゆん「にぃさん・・・」
「おっぱ・・・」
どすっっ!!
素晴らしい音だ・・・。
俺の腹が・・・
さっきの音は妹が俺のお腹を殴った音である。
ゆん「にぃ・・・さん・・・おはようございます!!!」
「お腹痛い」
ゆん「いくら夢とはいえそんなハレンチな夢みないでよ!!!」
目が覚めると楽園のようなコンクリート…ではなく、見慣れた俺の家だった。
俺を起こすために跨いでいるのだろう。
榊裕一郎、19歳。
この歳になって妹なんかに興奮しません!!
しません!!
しませ・・・
むにっ。
「あ、おっぱい」
目の前にチラリする膨らみに自然に手が行く。
ゆん「・・・」
むにっ
ゆん「・・・・・・」
むにむにっ
ゆん「・・・・・・・・」
「ひっ」
ゆん「うぎゃぁぁぁぁああああああ!!!!!」
「♠♡♢♣♤♥♦♧」
・・・ここからの記憶はございません。
プロローグ(本物)
ゆん「ということで読者の皆様、おはようございますこんにちはこんばんわおはようございます」
「おはよう二回言ったぞ」
ゆん「パッケージを開いてディスクをインストール、スタートボタンを押してさぁやるぞと意気込んでいたプレーヤーの皆様、スタート早々主人公が死ぬというデッドエンドを見てさぞガッカリしていることでしょう」
「生きてるわ!殺したのは誰だよ!!!・・・つか誰に話してんの!」
ゆん「あぁぁ!待って!ガッカリしないで!!ちゃんと兄さんの代わりに私が主人公務めますから!終了ボタン押さないで!」
「なんでやねん!」
ゆん「全部プレイしたらアンストでも転売でもなんでもやっていいからさ!!」
(警告音)このゲームはより多くの皆様にプレイしていただけるよう転売推進ゲームです。
ゆん「買っちゃえよ。みんなもやってるからさぁ」
「悪魔の囁きにしか聞こえん・・・」
ゆん「とゆうことで兄さん、目に見えない全国の皆様にこの状況を説明してください」
「俺かよ!!」
ゆん「うんうん」
あぁ、眩しい笑顔。
「えっと、とりあえずいも・・・」
ゆん「可愛くて美人で華麗な俺の妹に清々しい朝の訪れを教えて貰っていた」
もうそういうことでいいです・・・。
ゆん「てか、お兄ちゃんいつまで睡眠チャレンジしてるの。学校行こうよ」
「いつぞや流行った水バ〇ツではないからな?」
ゆん「水パンツ?」
「もういい・・・」
ゆん「・・・」
「・・・なにしてんだ?」
なぜかこっちを見て固まっている我が妹。
ゆん「いや、兄さんが着替えてるとこみてようかなって思って」
「出てけ!!!」
ブーブー嫌がる妹をドアの外まで追い出す。
「いいですよー!あたしがいるとネタバレになっちゃうから、物語の鍵的存在は早々にさりますよー!」
ドアをバタンッ!と閉めると妹は階段を降りて行った。
「…。」
妹1人いないだけでこんなに静かなんだなあと思う。
別に毎朝これが定番という訳では無い。
普段はもっと静かに起こしてくれる。
あぁ見えてあいつは優しいから。
だけどたまに今日みたいにテンションがおかしい時がある。
たとえば・・・
たとえば・・・・・・
たと・・・えば・・・・・・
嫌な予感がする。
スマホを取り出してカレンダーを起動する。
「…。」
今日の日付のところに書いてあった。
「ゲームスタァァトォォォオオオオオオオオオ!!!!!!」
ゆん「うっせぇぇ!!!」
階下から響く妹の罵声から始まる朝。
終わりはある・・・んだろうか?
妹に殴られた朝。
死んだ。
これは予知夢だったんだろうか?
夢の中で夢なんて見るのだろうか。
「・・・」