第31話 風邪引き雪ちゃん
ほいはい、ノリで作った番外編。
え? 次の章?
何のことかナ? なはは~
2020/5/5, 2話~31話の一部改稿しました。
わ、私は【雪の妖精】雪です。
風様のお共をさせていただいております。
わ、私はしっかり風様を支えなければ!
でも、夏は嫌いです。
た、体調が悪いです……。
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「こほっこほっ。風邪を引いてしまいました」
わ、私は、風様のため、近くのアパートの一室を借り生活しています。
前に、ぎ、玉兎様がいらっしゃり、「狭い」と言われてしまいました。
確かにそうかもですが、わ、私的には十分生活できるのでいいのです。
でも……問題点があります。
え、エアコンが古くてすぐに故障してしまうんです!
冬の寒さなど、私の敵ではありません!
どんと来いです!
で、でも……暑いのは、ほ、ほんと無理でして。
保冷剤というものを人間でいえばカイロのように持ち歩いています。
せ、先生に保冷剤を持っていることを質問された時の返事を考えてます。
まだ、質問されたことはありません。
そして今日。
室温32度、暑いです。
【雪の妖精】は、いわば雪女の様なものです。
あ、暑さにはめっぽう弱いです。
こんな時にエアコンは壊れています。
窓を開けても風が入ってきません。
蒸し風呂です。
は、入ったことはないのでよく分かりませんけど……。
蒸し風呂とはどんなお風呂なのでしょうか?
頭がくらくらします。
夏バテちゅうです。
夏が乗り切れなかったらどうしましょう。
風邪なのでベッドに横になっていますが、掛け布団すら私の体温を上げてきます。
あ、涼しい風が入ってきました。
気持ちいいです……。
『雪~。お見舞い来たヨ~』
「あ、風様! す、すいません。わざわざ」
風様の風はとても気持ちがいいです。
あ~涼しい。生き返ります。
『ほい。これ』
風様がだしたのはおいしそうな林檎でした。
冷たく冷やされてました。
風様、ありがとうございます!
しばらくすると、風様は帰ってしまいました。
無料の扇風機が……がっくし。
暑いです。
夏の風邪は嫌いです。
な、なんだかもっと熱くなっている気がします。
温度計の数値がおかしいです。
『よ。見舞い来たぜ』
金烏様でしたか。
流石、太陽神。
こんなこと申し上げにくいのですが、熱いです。
早く帰っていただきたい。
口に出すわけにはいかないのが苦痛です。
泣きたい。
「あ、ありがとうございます。金烏様」
『雪のやつにはこれがいいかなってほら、巨大かき氷機にでっかい氷』
金烏様が大きな氷をかき氷機にセットして大きなかき氷を作り始めました。
ちょっと金烏様の熱で溶けているのでは?
という事はいっては駄目です。我慢です。
『ほらよ。やる』
大きなかき氷です。
とっても冷たくておいしい。
見直しました!金烏様。
『じゃあな。体に気をつけろよ』
良い人です!! 感動です!
あ、……風邪を引いている時に冷たいものっていいのでしょうか?
全部食べてしまいました。
冷たいもの大好きです。
『雪~?』
窓から今度はウサギの耳が見えました。
玉兎様ですね。
『ふふ、たまうさちゃんがお見舞い来ました~♪』
ありがたいです。
私、皆に心配されて嬉しいです。
感動です!!
『おかゆ作ってあげる』
ズガーン
暑いの嫌いです。
『はい出来たよ~!』
玉兎様の手には湯気がホカホカ出ているおかゆが……
あああああ~
風邪にはいいのかもですが、雪の妖精にそれは地獄です。
「あ、ありがとうございます……」
『あれ?もしかして食欲ないの? じゃあ、お腹すいたら食べて! たまうさちゃん特製のおかゆ! おいしいよ♪』
玉兎様はおかゆを近くのテーブルに置くと、優しく手を振って帰ってしまいました。
ああ、本当に申し訳ないです。
冷めたら絶対残さず食べます。
……暇です。
皆さんもう来ないです。
最初の方にいっぱい来てくださったからでしょうけれど、誰もいないのはちょっと寂しいです。
布団をかぶり直します。
時間は夕方です。
いつもなら学校から帰っている時間です。
はあ、早く風邪を治して学校に行きたいです。
学校はエアコンが効いてます!!
コンコンとノックの音が聞こえてきました。
誰でしょう?
ベッドから降りて鍵を開けました。
「雪! 風邪ひいたんでしょ。大丈夫?」
普さんでした。
「は、はい、でも少し良くなってきました」
「私も来ちゃった」
普さんの隣に美野里先輩さんがいらっしゃいました。
と、いう事は……
『みっちゃんのお供でちゅ!』
『共に来たでちゅ。感謝せよ』
『元気だちてね~!』
やっぱりいました。
いきなり私の部屋がにぎやかになりました。
嬉しいです。
「はい、これどうぞ」
普さんがくれたのはかわいいマグカップでした。
雪の結晶の模様がナイスです。
「何をしてあげようか迷っていたら、それを見つけたの。雪にぴったりの雪の模様でしょ」
「あ、普さんの気持ちだけでも十分です。あ、ありがとうございます」
「私からはこれ!」
美野里先輩さんのはよく分からない袋のようなものでした。
「な、なんですか?これ……」
「お? 知らないんだ。これね、氷枕。冷たいから熱とかすぐ下がっちゃうよ」
氷枕。初めて知りました。
ものすごくありがたいです!
『みっちゃんからプレゼントなんてうらやまちいでちゅ』
『みっちゃんに感謝せよ』
『変な袋~』
部屋の中で光玉達がばたばた駆け回っています。
「はいはい、落ちついた! 遊ぶ時間は終わりね。帰りましょ」
美野里先輩の声かけ一つでピタリと止まって、三人きれいに並びました。
『了解でちゅ!』
『御意』
『おうちー』
「おさわがせしたね。じゃ、バイバイ!」
美野里先輩さんは爽やかな笑顔を残して帰って行きました。
かっこいいです。
「私も帰るわね」
そして、普さんも帰るみたいです。
みんな帰ってしまいます。
でも、皆がくれた思い。すごく支えられます。
「早く元気になって、学校で会おうね」
「は、はい、また、学校で」
普さんも帰ってしまいました。
太陽が沈んでいきます。
もうそろそろ夜ごはんです。
何にしましょう。……あ、おかゆがありました。
玉兎様が作ったおかゆ。
まだテーブルの上にあります。
蓋を開けました。
もう冷めてしまっています。
パクリと一口。
……おいしいです。
さすが玉兎様特製おかゆです。
普さんから貰ったマグカップにお茶を入れます。
デザートは風様のくれた林檎。
良い一日でした。
皆から元気を分けてもらった気がします。
は、早く元気になります!
B:何だ。この話は。
A:番外編。
B:本編はどこにいったぁあああ!
A:そうそう!
B:雪がかわいいじゃねえかぁああ!
A:そうそう……は?
B:ちくしょー!
A:お、おま、何て言った?
B:雪ちゃん可愛い。
A:……お前、そんな奴だったのか。
B:別に何でもいいだろ!そういうのは!
A:ここに可愛い女子がいるだろ!
B:いやいや、全然可愛げないし。
A:グス、どうして私を見てくれないの?
B:可愛い子ぶっても無駄。
A:ちっ。なんでだ。色気がないとか?
B:男気溢れる暴力女を誰が可愛いって言うかよ。
A:ロリっ子!ロリっ子!
B:まず、これ絵が無いからロリっ子かどうかわからないし。
A:それを言ったら小説は終わりだよ!!
続く……?




