第26話
一日で二話投稿は初めてな気がします。
っていっても、夏休みの間さぼってたんで……。
さて、気合を入れ直して頑張りますのでよろしくお願いします。
『何の用? 金烏』
風がぼそりと呟いた。
空を飛んでいた一匹の烏が風の傍まで降下する。
よく見るとその烏には脚が三本あった。
『風神。暁闇のやつ雷神を送って来る』
烏から少年の声が聞こえた。
風は小さく首を傾げた。
『どうして俺に教えた? お前は暁闇の側だろ?』
『……何でもないし』
烏は再び高度を上げて飛んでいった。
『素直じゃない奴』
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「ちょっと待ちなさいよ、風!」
「ま、待ってくださいです」
後ろの方から息を切らした普と雪が走ってきた。
『む~、遅い』
風は腰に手を当てて頬を膨らませた。
「あなたねえ、自分は飛んで行けるから楽かもしれないけれど、こっちは走らなきゃならないんだからね!」
「そ、そうですよ! と、とっても疲れました」
普と雪が不満げに風を睨むが風はきょとんとしていた。
『普~、普も飛べるよネ~? 僕が契約して力を貸してるしネ。で、雪は実体解けばいいだけじゃないかナ?』
「……あ」
「……あ」
そう言えばそうだった、と今更思い出したかのように二人揃ってふ抜けた顔をした。
「契約なんて忘れてたわよ! それになんか危なそうだし!」
『む~じゃあ練習として飛ぶ?』
風がにっこりと微笑んだ。
いや、何をしてやろうかと企む悪戯小僧の笑顔だった。
普の脳内で危険信号が鳴り響く。
「いやだからね。私絶対しない…え、何これ!?」
普の周りに風が発生しだした。
普は何も力を使おうとしていない。
風から貰った能力は意識しないと発動しないはずなのだ。
『むふふふ、最初会った時、僕が何て言ったか覚えてる?」
風の体がだんだんと実体化する。
「僕の下僕になってほしいナ」
普の額から冷汗が流れ出る。
「実はネ。契約主が遠隔操作で能力を勝手に発動させることが出来ちゃうんだよネ~」
風はにやにや笑っている。
「……そうなのね」
普は下に俯き、そしてふっと笑いをこぼした。
「なら、全部あんたにぶつけるだけよっ!!」
風が小さな竜巻となって風の顔面に直撃した。
「ぶはっ」
風の小さな体はいとも簡単に吹き飛んだ。
「……普、ヒドイヨ」
ひょっこりと倒れた体を起こして赤くなった顔を小さな手で押さえる。
「自業自得」
普は腕を組んでキッと睨んだ。
「あ、あの~、美野里先輩さんを追いかけなくていいんですか?」
雪が恐る恐るそう訊ねた。
「あ、忘れていたわ」
「む~普、痛い」
本来の目的を思い出し、再び美野里先輩を追おうとする。
すると、行く先の塀の向こうに人影が見えた。
「す、凄い。今のは……何!?」
そこにいたのは風達が後を追っていた張本人、美野里先輩だった。
「むむ、すごい偶然だネ~」
風は先ほどの事を見られていたかもしれないのにいたってのんきだ。
「ちょっとは慌てないわけ?」
「た、たたたたたいへんです!? あわわわわわわわっ!?」
「雪はちょっと落ち着こうか」
「普ちゃん、今の何! 教えて!!」
美野里先輩はキラキラと好奇の目を向けていた。
ああ、どうしましょ。
A:へいへ~い……あとがきスタート……。
B:何だその締まりのない始まりは。
A:だってよ?ただでさえネタがねえってのに二話も投稿しやがって何話せってんだ。
B:む……作者の愚痴?
A:愚痴ならさっきいろいろ言った気がすんだよなあ。
B:謎の天の声の正体を探れ!……的な。
A:おおっ!!……どうやって?
B:知らん。
A:あ、そういえばこのあとがきって本編キャラを招いて話すコーナーでもあった気がすんだけど。
B:あ、そういえばそうだった気がする。
A,B:…………次回からそうしよっか。
A:んじゃ、次回誰呼ぶ?
B:その日の作者の気分だな。
A:なんじゃそりゃ。
……続く?




