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00-2 未知との邂逅(物理)

まだ説明

嗚呼…………


命が……流れてく………………






その日、()の歯車は狂い


………………そして廻り出した。






夏が終わり、しかしまだまだ暑さが残る9月初頭。

その日は生憎の雨模様だったが前々から友人と約束していたカラオケやらゲームセンター巡りをしていて、自宅に帰るときには確か午後10時位だったと思う。

夜になってもまだまだ降り続ける雨を鬱陶しく思いながらも駅から歩いて帰っていた時に、




()の頭に何かが当たったらしい。




たまたま進行方向から人が歩いてきていていきなり倒れた(その人曰く吹っ飛んだらしい)()に驚きつつも直ぐに救急車を呼んでくれた。

救急隊員が駆け付けた時、現場には夥しい(おびただしい)量の血が、雨と混じりながらも文字通り血の海となって流れていたらしい。





生存は絶望的なはず…………だった。





何故か一週間程で病院内をスタスタ歩けるようになっていたが。





病院何て言う場所は特に身体に異常がない場合、途端に退屈な場所になる。

しかも3日目には主観的に身体の異常を感じられなくなった()には、残りの日数がえらく退屈に感じられた。

基本的にベッドの上に居ることを強制され、出来ることは眠ること(スマホは破片が脳天に直撃した際に壊れてた。あっても病院内では使えないが。)しかなく、たまに来る見舞いの親族や友人はタイミングが悪いのか丁度()が熟睡している時(入院中はベッドから出られないと特に睡眠時間が不規則になる)に来ることが多かったため、なおさらやることが無くなった。




そして入院から一週間後、()は夢を見た。












そこは真っ白な所だった。

何も無く、ただ真っ白い空間の中に立っていた。


ここは…………


「やぁ、○○くん」


!?、誰だ‼


「僕は君、少し前に誕生したもう一人の君だよ」


どういう事だ?


「そうだねぇ、簡単に言えば君の頭に直撃した破片かな?」


直撃……!?あの隕石か!


「本当は隕石何かじゃ無いんだけど、まぁ君たちの認識で言えばそう言うことになるね」


…………まるであれは隕石じゃ無かったみたいな言い種だな

「そうだよ?あれは僕達そのものだもん」


「あれは僕達が寄り添い集まっていただけで、君達の言う隕石とは違うよ」


あれが…………生物だと?


「そうだよ、もっとも君達の区分で言えば僕達は無機物に分類されるけどね」


「そんなことはどうでも良いんだ、もっと建設的な話をしよう」


「近々、僕達のいた星を滅ぼした奴等がこの星にやってくる」


「奴等は土着の生命体に寄生して増えていく」


「そして全てを喰らい尽くしたらまた新たな生命(エサ)を求めて旅立つんだ」


……………………


「ある程度なら対抗は出来るだろうけどこのまま行くと必ず絶滅するよ」


…………ならどうしろと?


「そこで僕等さ、僕等が力を貸してあげる」


破片がどうやって?武器にでもなってくれるのか?


「近いことなら出来るけど、溶かすのは無しね。僕等だって死にたくないし」


「僕等が出来るのは奴等と似たようなことさ、違うのは主導権は君達に有ることと自分から増えることは無いと言う位かな?」


……何故手を貸す?


「強いて言えば復讐かな?あんなに綺麗だった故郷を壊したばかりか、星その物を()()()んだもの、僕等だって怒るよ」


「まぁ、もしも奴等を殺しきったら共生するくらいは許してほしいかなとも思ってるけどね」


……………………


「今はまだ君の中に異物として残ってるけど、この契約を完了させたら僕と君は()()に一つになるよ」


「あぁ、安心して、考え方に少し僕の性格の影響が入るくらいで基本的な思考は変わらないから」


「肉体的には少し頑丈になって、疲れにくくなるよ」


「そして僕が()()()()()入れ物が、君の心の奥底で思い描いた()()()()()()()()武器になるよ」


願望?


「そう、ああいう人になりたい、自分はこうでありたい、そういう思いを形にするんだ」


「因みに思い通りにならなくてもそれは表面上の願望だからであって心の奥底では違うからだからだね」


「論より証拠、習うより慣れろってね、まずはやってみよう」


待て、俺はまだ


「あっ、ごめんね、君みたいに直接当たった人には拒否権無いんだ」


はぁ!?


「だって拒否したら君達死んじゃうよ?あんなに血を流したんだもの」


「と言うわけで作り替えるね」


おい、何か不吉…………




……………………

………………

…………

ぶっちゃけ次もほぼ説明

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