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久々すぎる此方の更新
機械の街マーシナルに着いて機械系モンスターを狩ることを主にして三日目。ティグアが駄々を捏ね出した。
「なんで拳銃程度もドロップしねぇんだよ!あそこのパーティなんて5丁もドロップしてんだぞぉ!」
「暴れるな暴れるな。ほーらよしよし。長距離銃身だぞー」
「パーツで慰められるかぁっ!!」
今までドロップしたアイテムは歯車が数えきれない程、あとはバネにゼンマイに弾倉、チャンバー、バレルとパーツばかりで銃本体がドロップしたのは一度きり。しかもデリンジャーと言う超小型の普通な奴。そのためライフルだとかショットガンだとかを求めていたティグアの機嫌が最悪だ。
それに言われた方のパーティが申し訳なさそうにしているので、気にしないでと手を振っておく。
「ならもう少し奥で狩ろうか。相手のレベルも上がればドロップする確率も上がるかもしれないからな」
「行く!!」
ホムンクルスのグレーテと引き手の馬のレベルとステータスが心配になるが、駄々を捏ねているティグアを粘り強く説得するよりは俺が頑張った方が早い。
駄々を捏ねるティグアを引きずり戦車に乗せると更に奥へ向かう。ただ、奥地の情報は秘匿しているプレイヤーが多いから不安感が強い。
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うーん……。
そこそこ銃が━━と言っても拳銃程度の者だがドロップしてきた中、法則性に気付いた気がして首を捻る。
「どうしたコクーン。腹でも下したか?」
「いや、ここに来て泥率が上がったから何故かと思ってな」
「レベルが上がったからじゃないのか」
「多分そうじゃないと思うが、お前はどうやって倒してた?」
「ん?まず遠距離武器を破壊してからモンスターを倒してたな」
やっぱりと一つ息をこぼす。今まで相手にしたモンスターは難なく倒せていたため面倒な銃器から壊して倒していた。だが、今は銃器優先にすると機動力や思考力の差で銃器破壊にかまけているとそれを囮にサブウェポンや手足、または銃器自体で攻撃してくるので本体に集中してさっさと倒している。
その事をティグアに伝えると目から鱗ばりに驚いていた。これは銃器破壊が出来たFPSゲームの弊害だな。なので改めて本体を優先的に殴って倒すと言う指針でモンスターを狩り出す。
そうしようとしたときに同じところで狩りをしていたプレイヤーと目があった。ちなみに積極的に会いたいと思ってないプレイヤーなので戦車に飛び乗る。その行動を見てティグアも続く。
『待てお前ぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええ!!』
次の瞬間大音量の衝撃が飛んで来て戦車がひっくり返った。




