77
「君はどうして生きているのかね?」
復讐戦は引き分けに終わったあと回復し、アフロ状態から抜け出すと、俺を生け贄にした大次林から質問が飛んできた。
「さっきの状態異常で上空に飛んで乗り継ぎで地上に戻ってきただけど?」
「いや、そう言うことではなく、自爆EXTスキルで死なないことは確認済みですが、そのあと吹き飛んだでしょう」
「ああ、あれね。アフロ状態が爆発の無効をしてくれるから爆竹を間に挟んで爆破ダメージとして受けたからダメージゼロ」
さすがに斬撃とか突かれたらリスポーンしてたけどね。
ポンッとウインドウが開き討伐の証明が現れる。
『レイドモンスター【■■■■■■■】を討伐しました。
通常のドロップに加え、討伐ボーナス、ラストアタックボーナス、特別ボーナスが発生しました』
『レイドモンスターが討伐されたことにより一時的にモンスターの特性が変化します』
いまだあのモンスターの名前が判明しないが、ドロップボーナスを得たことは上々の結果だ。でも全部名称が違う肉片なのがマイナスだ。どう使えばいいんだよ。食ったら(二つの意味で)どうかしちまうよ!
「今使えないものがドロップしても倉庫に腐るだけだしなぁ……。でも使い道わからなかったら意味ないわ」
「ほう、ならば私たちが調べようか? と言ってもアイテム数が少ない今は先ほどからボロボロドロップしていた肉片の方の検証になるがね」
「ああ、それいいな。じゃあフレンド登録しておくか」
後々お世話になりそうだからフレンド登録しても問題ない気がする。いまだにフレンド登録申請を送り続けているおバカさんのメッセがウザいな。申請期限が切れる度に飛んでくるから変に意地はってるんだよな。まあ、許可は出さないけど。
「うおっ、あぶね?! 間違えて押すところだった」
「どうしたのかね?」
「いらないって言ってるのにいつまでもフレ登録送ってくるやつがいるんだけど、それを押しそうになって」
「それは辛いな。ブロックしないのか?」
「逆に面白くなってきたから遊び感覚で放置してる」
「それは……」
なにやら複雑な表情をしているが、仕方ないだろう。あれブロックすると下手したらラファローから情報得て突撃してきそうなんだから変な扱いができないんだよ。なんであいつ俺に突っかかってくるんだろう? なにか変なことしたっけ?
「そうか。まあ、個人の事情にはあまり突っ込まないよ。では私は私事があるのでこれで失敬するよ。ああ、ここのことは情報として扱わさせて貰うよ。君のとこの農場とかもね」
「変な連中に渡さなかったらいいですよ。まあ変な連中が来たら引っ越すだけなんですけど」
「そんな機能もあるのか。あれは」
「テイマーになりたいならどうやって入手したかおしえますよ」
そちらの方も複雑な表情をしながらレギオンや他の連中と一緒に近場の町まで帰っていった。
「あ、あのっ」
「おや? 君はホムンクルスを従えていた……」
「そうです。それで……」
「ああ、あの件ね。で、どおすんの?」
「ドロップした肉片の量では試行錯誤するには足りなくて、でもあのレイドモンスターが原因だったから、またドロップするようになるには時間が経ってからになりそうですし」
「なら俺のをやるよ。色々とボーナスが重なって普通の肉片も在庫余りまくりだから」
「あ、ありがとうございます! そ、それと今回で手持ちのホムンクルスの数を減らしてしまったのでお渡しできるものがなく……」
「ああ、いい。俺のファームに届けに来てくれたら……」
「そうはいきません! ですから、これをお渡しします!」
なにやら羊皮紙マルメターノを貰った。内容はホムンクルスの作成手順と書かれていた。
「ちょっと、これ錬金術師じゃない俺に渡していいものなの? 秘術とかでは?」
「いえ、これは錬金術師必須の項目ですから。ただ、メインを錬金術師にしないと錬金術師ギルドから買えないってだけですし」
初期メイン職業が前衛のこのゲームじゃそれは辛いな。弟子を取らない錬金術師が必須ってか。この世界のホムンクルスは。それじゃあありがたく貰っておこう。俺もホムンクルスの製作には興味あったし。
そのあとフレンド登録をして、彼━━ニコラ・カラメルと別れた。
うげっ、ホムンクルスの材料全然持ってないや。
ちょっとネタ詰まり。このあとのちょちょいっとしたイベントは考えてるけどそこまで行ける道を整地できてないから更なる亀にいたるでごさる。
最近読んでたのがアニメ化とかするからベクトル違いのものが書きたくなったのは秘密。
ちゃんと更新するから




