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弓兵はモンスターを駆る?  作者: 狭凪
第三章

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ポケモン剣盾楽しい

マリィちゃんかわ

なんでガラルデスマスの5V作ってんだろ?

アマカジの5V作ってるのなんでだろう?

ミツハニーの5V(略)

ちなみにうちの今作ボスドラゴンの名前はつるの


ぜってえミミッキュは使わんからな!


p.s.

序盤にアゴジムシ捕まえたら草、水ジムは楽勝だった

戦闘開始から四半時、各々向けられる触手から身を守っているなか伸ばされる触手やその根本の本体に向けて火属性の魔法やスキルを食らわせているが、やっぱり一向に減った様子はない。

さらに切られたり千切れたり、自切したりした一部も肉片に回収される前にこちらに攻撃してくるのが面倒なのだ。その間も触手が飛んで来るからなお面倒である。


「大次林、だいたいわかったよ」

「そうか。Dr.M。でどうだった?」

「あれ筋繊維だね。脂肪が外側でそうは見えないけど、切れた一瞬だったり裂いて広げて見ると筋繊維のような物が見える。たぶんアメーバ的な筋繊維で配置は関係ないって感じで動いてるね」

「じゃあ火の関係はなんだ?」

「人間だって火が付いたら火傷するじゃん? で、レア、ミディアム、ウェルダンって感じで火傷の進行が進んでいくから、防御の脂肪層を切り離してってのと取り込み直して生成してるみたいだね」

「なるほど。鎧に攻撃して、体を切り裂いていないからダメージが通らないと言うことか」


白衣と額帯鏡を付けたらなにやら中世ファンタジーに沿いそうで沿わない医者ルックの彼が大次林に掴んだ情報を渡してる。なるほど、あの中に犇めいているだろう筋繊維を攻撃すればダメージが通りそうなのか。それならそうとはやく言ってくれればいいのに。

まだ話している二人を後に、ダッシュスキルで加速すると、プレイヤーの間を抜けて、取り出した縄を縦横無尽に張り巡らせていく。


「よし、あとは上に巡らせてっと。それじゃ、皆さん足下と頭上に注意してくださいねっと」

「ネットだけにか?」

「意識したわけではない」

「あっ、おいまてコクーン!? それは悪手だ!」

「え?」


ぎゅっと締まって縮んで行く縄に合わせて絞り出されるおもちゃのように出てくる肉塊はSANが減りそうな光景だが、ぶちぶちと小さな塊になっていく。

ここから焼いてダメージを与えればいいのかと燃料玉を取り出していたら後ろから。


「あー……、やってしまったよ。話を最後まで聞かないから……」

「えっ? マジでプレミ?」

「それの対処を先ほど話し合っていたのだが、はぁ……」


これは本気でプレミしてしまったようだ。とりあえず目の前に来た塊を焼いておく。なんにしても1つは潰しておかないと。


「それについては私からお話ししましょう!」

「お、お前はプロフェッサー!」

「そう、私はプロフェッサー! 此度のギミックを解き明かした者です!」


眼鏡を陽光に反射させて意気揚々と現れたドラゴントレインの変な奴。集会の時にはいなかったはずのプロフェッサーがそこにいた。


「いやぁ、リアルの方が押すかと思って見送るかと思いましたが、なにやらやんごとなき理由でなくなりましたから急いで馳せ参じたと言うわけですよ」

「理由なぞ聞いてない」

「それもそうですね。必要なことはあの肉塊の肉片のギミックを説明する事でしたね」


話しかけられている間も燃料を追加してウェルダンを越えたチャコールになった状態でゲージが消えたので、蹴っ飛ばすと黒こげ肉が消えていつもの肉片がドロップした。


「まず最初に肉塊の触手が千切れても動いていたりしたのは爬虫類、蜥蜴にみられる自切行為に等しい事ですね。まあ厳密には違いますが、だいたい切れた後に動くのは一緒でしょう。あとはその自切行為から復元までの時間を数えて、Mが揃えた情報から見れば簡単でしたよ」

「ちょっと顔見知りなのはいいけど、はやく説明して。前線がてんやわんやしてるんだけど。どこかの変態途中のせいで」

「いやぁ、すまない。私はいつも言葉が多いと言われているがなかなか直すことができなくてね。では、本題といこうか」


肉の分裂からの攻撃倍増が本題ではないのか? ならそれ以上の本題とはなんぞや?


「Mの解剖結果が脂肪層があり、そのしたに筋肉層があるとの事だったが、あれほどの肉の塊が動く際の消費カロリーは私たち人間とは見るだけで確実に違うとわかるが、ここはゲームなのだから気にしなくていいと誰が確定させたと言うことになるのだが、私たちにはスタミナゲージが存在しているがそれが敵キャラにもないと誰が決めたのだろうか? いや確実に存在していると言えよう。なぜならあらゆる場所で休む動作をするモンスターを多数発見できたのだよ。まあ、無機物製のモンスターはその限りではなかったがね」

「本題に入ったとは言ってるが、まだ長いよ」

「すまないすまない。つまりはモンスターもリアルな私たち同様にこの世界では肉体を持っていると仮定ができるわけだ。それならば、人間と同様にカロリーを消費していると見える筋肉の塊が、貯蓄しているエネルギーの塊を分割され、燃やされ、失えばどうなるか」


長ったらしい説明が終わりに近づいたようだが、今まさにその説明が要らなくなった。


「エネルギーの補給活動に至るわけだ」

「そう、つまるところ君も体験した捕食活動だよ」


縦横無尽に叩きつけていた触手が開き、今度は伸縮し触れたものを絡み取りだした。その様子はまさにカメレオンやカエル等の食事風景の様だ。

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