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弓兵はモンスターを駆る?  作者: 狭凪
第三章

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 目的地に一番近い町にベラドンナ御輿Ver.2で行軍し、途中で粘着されていたので拾ったプレイヤーを町の宿に下ろした。なんか知らないけど慌ててたが、サムズアップして離れた。

 そして、ついでにお茶汲みから得たEXTスキルを習得するクエストを全員終えて街をから出た。ここからまたベラドンナ御輿Ver.2.1で行軍するのもいいが、さすがにいりくんできたので御輿は無しと結論が出て一時間。迷いました。


「ほほ、ほらやっぱり方位磁石買いましょうって言ったじゃないですか!」

「んん~? 間違えたかな」

「かか完全に間違えてますよ! もっ、目的地はあの山の麓付近で、未だに近づけてないじゃないですか」

「焦らない焦らない。一休み一休「出来ないですよ! いまっ、今モンスターに追いかけられているんですよ!」


 後ろから筋肉が肥大した熊が追ってきている状況で、ベラを背負っている俺以外が走りながら対処している。しかし、攻撃の大半が肥大した筋肉に阻まれてHPがなかなか削れないのだ。しかもこの熊三匹目である。堅い敵は時間がかかってめんどくさいでやんの


「おっ、クールタイム終わりMPも回復した。足止め頼む!」

「『ファイアウォール』」

「『ストーンウォール』」

「『ウォール』。あ、やべっ。――よし、EXTスキル『攻撃力超上昇スペリオルアタック』」


 一歩前の地面に現れた光円サークルを踏み抜くと膝まで光円と同じ光が宿る。


「うぉるあっ! ぶっ飛べ、よ!」

「ちょちょちょっと下ろしてからららっ」


 壁に挟まれた筋肉熊の首めがけ光っている足で蹴り抜くとスパーンッとぶっ飛んでいく。一応強いがザコ敵の一種なんで確殺オーバーキルができる。だがクールタイムが二十分かつMP八割消費なので連発が難しい。


「ふうっ……、あっ、なんか着いてたみたいだぞ」

「うぇぇぇ……」

「ベーラー、ベラ降りろー」


 目を回したベラを降り下ろして目的地の場所にファームを開く。入り口から三十分くらいの山の麓の湖畔、開けた場所に目指してたのだが迷って変なのに絡まれたから時間がかかってしまった。


「静かな湖畔の森の影から~♪」

「静かとは無縁そうですけど」

「もう来ちゃいかがとカッコウが鳴く~♪」

「カッコウと言うか蛮行が哭く的なことでは?」


 くるくると模型のような立体映像で地形と合わせるように配置をする。そして今回は閉鎖ではなく開放で設定して許可した以外のプレイヤーとモンスターから見えるようにした。ちょっと危険だが、周囲の地形とファームの環境が合体するので今回はこっちにした。そんでまあ、戦力的にゴリラ4、ウサギ8、カラス4くらい復元錬成してパワーレベリングを敢行する。

 まあここら辺にいる筋肉式モンスターをトレインしてきて罠かけてフルボッコするだけなんだけどね。ときどきEXTスキルのレベリングのために貯まったら打ちながら。


「なんでいきなりこんなに増やしたんですか?」

「レベル差、襲撃、弱々、You Daed! それしないために物量でやろうかと。罠嵌めながら安全マージンをとってね」

「はあ……。ところでゴリラ強いですね」

「殺伐としたフルボッコの中にゴリラが!(プレイヤー)(竜人)(ティグア)」


 通常ゴリラ(属性付)が痺れる罠にかかった筋肉式猪を四方からボッコボコにしている。そのなかでウサギとカラスも手を出しているが、一番DPSが多いのは素手のティグアだったりする。レベル差もあるが元々習得している武術がえげつないことも理由のひとつだったりもするが。

 お、もう進化できるレベルに到達した。

FGO、アズレン、グラブル、ドルフロ、魔女兵器、プリコネ

はぁはぁ……イベントが続く、続く……

仕事もしなければ……

やることが多い、多すぎる……


やりたいこととやるべきこと、やらなきゃならないことが重なるときやる気の大半が変な出口から出ていく!


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