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弓兵はモンスターを駆る?  作者: 狭凪
第二章

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 仕事の合間合間に鍛冶をしてたんだが、鍛冶と彫金で思い出したので久しぶりに工芸の街、ベニテン……? ほにゃららにやって来て放置してたクエストの結果を確認しに来た。

 最近は冒険に出る余裕がないからダッシュスキルで遊んでたらできたフロントステップの使用とキャンセルを絶妙なタイミングで連打すると出来る地味にちょっとだけ早い奇妙な動きでギルドに入る。


「ドゥドゥドゥドゥドゥ」

「うわっ、気持ち悪ッ」

「知ってる。で、あれからどうなったの?」

「経過は良好です。詳細は彼女たち本人に聞けばいいでしょう」

「え~、面倒だし君に聞いた方が」


「やあ、久しぶりだね旅人くん」

「またあったな変な奴」


「ははっ、どちら様でしょうか? 私ちょっとこれから用事がありまして」

「なに、直ぐに用件は終わるさ」

「お前が何もしなかったらな」

「…………てへっ」


 両肩に手を置かれて掴まれたが周囲にベニヤ板を落ちて来るように出現させると二人は反射的に手を引いた。そして後ろの他、前横にも出し、上から蓋を落とすと丁度箱が組上がった。


「あっ、おい! そんなとこに籠るんじゃねえ! 出てきやがれ!」

「そうだ。囲まれているのだからおとなしく出てこい!」


 二人が箱を触ろうとした瞬間パカッと箱が開いた。

 テッテレー

 と軽快な音楽が鳴ると共に周囲に広がるリボンやハトのエフェクトにライトアップされたテッテレーと書かれた看板が立っていた。


「ああっ、逃げられた!?」

「くそっ、あいつにゃ聞かんとならんことがあるってのに!」

「君は東から探せ。私は西に行く。そんなに遠くに行っていないはずだ」

「ああ!」


 ドタドタと走る音が遠くなりドアが開閉する音を最後に騒がしさが一段落する。ギルドの騒がしさもいつものようになると受付嬢がとある場所に話しかける。


「もうそこから出てきたらどうですか? あの二人と関わりたくないのならちゃんと話しますから」


 そしてギルドに備え付けてある掃除用具入れが開く。


「テーレッテー」

「…………」

「あれ? 不評?」


 ジョインジョインとSEが付きそうな構えで用具入れから出るが冷めた目で見られた。あまりウケが良くないネタのようだ。NPCにはやらないようにしよう。


「それであれからどうなりました?」

「多分あなたの予想通りですね。仲違いはなくなりました。と言うより派閥が消えたと言う感じでしょうか?」

「ん? 付与と鍛造の関係でもわかったのか?」

「いえ、あなたが二人(・・)にあげたヒントが互いに理解外が有ったために話し合い、協議、試行錯誤をしていた後に和解をしました。そのため前鍛冶師、前彫金師派閥から新たに現鍛冶師、彫金師合同派閥が出来て第三勢力の誕生です」

「だいたい思った通りになったな。最悪上の奴らからプレッシャーかけられるかそれらが消えるかを考えてたんだが、最善のルートになってよかった。面倒だし適当にやったやつだからどう転ぶかわかんなかったんだよね~」

「はあ……、なんですかそれ。ただテキトーに対応したから街が上から下への大騒ぎですか」


 んまあ、そうなるよね。適当に対応してあとは知りません。わかりませんじゃ通らないよね~。はあ~、面倒なクエストだなぁ……。


「あ! ここに居やがった!」

「あ、やべバレた。逃げよ」


 すぐさま用具入れに飛び込み『密室から密室へクローズトゥクローズ』を使って先程と同じように何処かに逃げることにする。あっちから投げ込まれた面倒事だからこれくらいはいいよな?

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